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最新歯科用CTレントゲン/治らない歯の痛みを解決する!

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歯が痛いけどどこが痛いのかわからない、歯の治療を続けているがいつまでも変わらない、このように先の見えない治療に不安を感じている方も多いのではないでしょうか。近年、歯科用CTレントゲンが少しずつ普及し、今まで歯科医師の経験と予想で診断していた痛みの原因が、3次元のCTレントゲンによってわかるようになっています。もちろん全ての原因がわかるわけではありませんが、今までの診断や治療より格段に精度は向上しています。今回は歯科用CTレントゲンでわかる歯の痛みの原因と歯科用CTを撮影することによってより安全にできる治療についてお伝えします。ぜひ参考にしてください。

1.歯科用CTでないと分からない歯の痛みの原因

1−1.副鼻腔に膿が溜まる上顎洞炎(じょうがくどうえん)

上顎洞炎(副鼻腔炎)とは副鼻腔に膿が溜まり、頭痛や歯痛などが引き起こされることです。副鼻腔は上顎の歯の根の近くにあり、上顎洞炎を起こすと、上顎の歯に痛みが出ます。通常の歯科用レントゲンでははっきりと確認することが難しく、歯科用CTを撮影すれば確実に診断することができます。詳しくは「歯性上顎洞炎になる7つの原因と治療法/激痛や頭痛も引き起こす」を参考にしてください。

1−2.根の先に膿が溜まる歯根嚢胞(しこんのうほう)

歯根嚢胞とは歯の根の先に溜まる膿の袋のことです。膿の袋が大きくなったり、急性化すると歯茎が腫れたり、歯に強い痛みが出ます。下顎の歯根嚢胞は通常のレントゲンでも診断しやすいのですが、上顎の歯根嚢胞は多くの骨に囲まれているため分かりにくくなります。そのため歯科用CTで確認する必要があります。詳しくは「歯の根の先に膿が溜まる歯根嚢胞/8つの症状と治療法」を参考にしてください。

1−3.歯が割れる歯根破折(しこんはせつ)

歯根破折とは歯に亀裂が入り、ヒビや完全に割れてしまうことです。歯根破折が起こると冷たいものがしみたり、噛んで痛みが出たり、激痛になることもあります。歯が横に割れる歯根破折は通常のレントゲンでも確認できますが、縦に割れている歯根破折は歯科用CTでないと確認することができないのです。詳しくは「歯が割れた!歯根破折の原因と治療法」を参考にしてください。

2.歯科用CTで確認後、治療した方が安全なもの

2−1.インプラント

インプラントとは歯を失った顎の骨にインプラント(人工歯根)を入れて、新たに歯を作ることです。インプラントを顎の骨に入れる場合は顎の高さや厚み、神経までの距離など正確に確認する必要があります。歯科用CTで確認して、インプラントの長さや太さを決定し、正確に顎に入れる必要があります。詳しくは「インプラントの失敗と安全ガイド」を参考にしてください。

2−2.親知らずの抜歯

親知らずの抜歯の際、最も注意しなくてはいけないのが、下の親知らずの近くにある下顎菅(かがくかん)という大きな神経や血管が入っている空洞です。下顎菅を抜歯の際、大きく傷ついてしまうと、唇の痺れが残ったり、出血が止まり難かったりします。そのため、通常の歯科用レントゲンで確認後、親知らずの根が下顎菅に近いようであれば、歯科用CTで確認し、抜歯が可能かどうか判断します。詳しくは「親知らず抜歯のすべて/抜歯の決断から治療終了までのステップを全て公開」を参考にしてください。

2−3.歯周病の骨の再生

歯周病は歯の周りの骨が溶けていく病気です。溶けてしまった骨を再生させるのが歯周組織再生療法(ししゅうそしきさいせいりょうほう)です。この再生療法を行う前に、歯の周りの骨がどのようになくなっているのか、人工の骨や再生させる薬(エムドゲイン)をどの部分に入れれば再生しやすいかなどを歯科用CTレントゲンで確認しておく必要があります。詳しくは「下がった歯茎や骨を再生させる方法」を参考にしてください。

2−4.根管治療

根管治療は歯の神経が入っていた空洞をきれいにして薬を詰め、感染しないようにする治療です。歯の根の数は1本〜4本程度、形も丸いものから半円形に大きく広がっているものもあります。この根の中を全てきれいにして、薬を詰めるには経験や感覚だけでは見落としが出てしまいます。歯科用CTレントゲンで根の形を確認しながら、根管治療を行うことによって成功率の高い根管治療が行うことができます。詳しくは「歯の寿命はこれで決まる!歯の根の治療の根管治療と全情報を大公開」を参考にしてください。

2−5.歯列矯正

歯列矯正治療の前にはもともと正面、横顔など2次元のレントゲンを3次元化して診断を行ってきました。歯科用CTレントゲンによってより歯列矯正前の診断がわかりやすくなっています。詳しくは「大人の歯の歯列矯正!歯並びを治す5つの方法と費用と期間」を参考にしてください。

2−6.過剰歯(かじょうし)の抜歯

過剰歯は余分に歯があることです。多くの場合抜歯処置が必要になります。歯茎の中にある過剰歯を抜歯する場合は歯科用CTレントゲンで正確な位置を確認し、できるだけ切開する範囲を小さくして抜歯を行います。詳しくは「過剰歯がお子さんに見つかった時は抜歯したほうがいい」を参考にしてください。

3.通常の歯科用レントゲンとCTレントゲンの違い

3−1.通常のデンタルレントゲン

大きな虫歯や、歯と歯の間の虫歯、下の歯の歯根嚢胞などが観察できます。

3−2.通常のパノラマレントゲン

全体的な歯や親知らずなどの関係が確認できます。

3−3.最新のCTレントゲン

副鼻腔の状態、歯の根と副鼻腔の関係、神経やインプラントの関係などが確認できます。色々な方向から観察できるために治療の精度や安全性が向上します。

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おかざき歯科クリニックの歯科用CTレントゲン

おかざき歯科クリニックでは精度の高い治療や安全な治療を行うために、必要に応じて歯科用CTレントゲンを撮らせていただきます。X線の被曝量はCTレントゲンの中で最も低いシロナ社製の装置を使用しており、費用は保険診療3割負担の方で3千円程度になります。

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まとめ

全ての歯の痛みの原因が歯科用CTレントゲンでわかるわけではありません。しかし、CTレントゲンを撮影することにより多くの情報が得られ、治療の精度や安全性が向上します。小さな虫歯や初期の歯周病には必要はありませんが、痛みの原因がわからなかったり、治療が長引いているようであれば一度歯科用CTレントゲンで確認してみてはいかがでしょうか。

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