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歯痛の時に自分で痛みを早く軽減させる6つの方法と歯医者で行う治療法

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歯痛で早く痛みを取りたいけど、なかなか歯医者に行く時間が取れない方も多いのではないでしょうか。歯の痛みは我慢しようにもできないものですよね。歯医者に行くまでの間、どうにか自分で歯痛を軽減させる方法をお伝えします。もちろん長期間放置しておけば、歯だけではなく鼻や顎の骨に細菌が入り込むこともありますので注意が必要です。また、歯医者で行う歯痛の治療法や歯痛を取った後の治療法もお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。

1.歯痛の時に早く痛みを軽減させる6つの方法

1-1.「ロキソニンS」を薬局で購入する

DSC_0695歯痛の時は我慢せずに痛み止めをのむことをお勧めします。 第一三共ヘルスケアの「ロキソニンS」は歯科で出される痛み止めの成分とほぼ同じ成分です。薬剤師のいる薬局で購入できます。注意事項を確認の上、のんでください。痛み止めをのむと一時的に歯痛は止まります。そして痛み止めをのみ続けると歯の痛み自体が一時的に収まることがあります。しかし、そのまま放置しておくと歯痛の原因になった細菌が歯だけでなく骨や鼻の方に入り、より症状が悪化してしまうことがあります。詳しくは「ロキソニンやロキソニンSで歯痛を効果的に止める方法と注意すべき副作用」を参考にしてください。

1-2.冷えピタで痛い歯を冷やす

冷えピタ等の冷却材を張って、頬側から冷やすと歯痛が軽減します。また、冷水や氷などを口に含み歯を直接冷やすと、より歯痛は止まります。歯痛は、歯の中で血液が多くなり神経を圧迫することによって起こります。冷やすことによって、血液の流れが一時的に抑えられ、神経への刺激を少なくすることができます。

1-3.詰まっている食べカスを取る

歯に穴が空いていると食べカスが歯の神経を圧迫して痛みが引き起こされることがあります。子供や若い方の場合、神経が出ていても痛みが少ない場合もあります。しかし、そこに食べカスが入り、神経を刺激すると歯痛が強く出ます。歯や歯茎に食い込んでいる食べカスは歯ブラシなどできれいにすることによって痛みが軽減します。

1-4.正露丸を詰める?

大幸薬品の正露丸の効能の中には「正露丸の主成分の日局木(もく)クレオソートが、歯の鎮痛鎮静や根管の消毒用として使用されているからです。この場合、正露丸は内服するのではなく、痛みのある虫歯に適量を詰めてお使いください。ただし、一時的な歯痛止めであって、虫歯そのものを治療する効果はありませんので、歯科医で適切な虫歯治療を行ってください。」と記入されています。

1-5.軟らかいものを食べる

歯痛が強い時は歯を安静にし、軟らかいものを食べるようにしてください。歯痛の原因の細菌が歯の周りに広がると噛んだ時に痛みが出てきます。できるだけ歯痛の部分で噛まないようにし、食事は反対側の歯で行うようにしてください。高カロリーのゼリーなどは痛みも少なく、体力を回復するには効果的です。

1-6.夜間・休日救急センターを利用する

かかりつけの歯医者に連絡してください。また、夜間や休日にどうしても痛みが強い場合には、地域の夜間・休日救急センターを利用して下さい。 横浜の場合:横浜市歯科保健センター 横浜市中区相生町6-107 電話045-201-7737

2.歯痛の時にやってはいけないこと

2-1.痛い歯をいじる

歯の周りの汚れを取ることはいいのですが、歯を揺さぶったり、たたいたりしても痛みは変わりません。刺激が加わり痛みが強くなるだけなので、痛い歯は安静にしてください。

2-2.アルコールを飲む

中枢が麻痺し、一時的には痛みを忘れることができますが、血液の循環が良くなるために、その後強い痛みに襲われます。

2-3.熱い風呂に入ったり、激しい運動をする

血圧が上がるようなことは避けて下さい。血圧が上がると痛みがある歯の血液の循環が良くなり、血流で神経を圧迫し、痛みが強くなります。また、体を温めると同様に痛みが増します。

3.歯痛の原因と治療法

3-1.冷たいものがしみるとき

図5知覚過敏の可能性があります。歯茎が下がったり、歯の根元が削れることによって、歯の根の表面の象牙質が露出することで、冷たいものに対して敏感に反応する時があります。

治療法

知覚過敏用の歯磨き粉のシュミテクトの使用やフッ素を塗って、象牙質表面の神経の細かい穴を封鎖していきます。それでも改善しない場合は歯医者で知覚過敏用の薬を何度か塗っていきます。また、知覚過敏の部分にプラスチックを詰めることもあります。詳しくは「知覚過敏/自宅でできる5つの改善法と歯医者で行う8つの治療法」を参考にしてください。

3-2.冷たいものや甘いものがしみるとき

虫歯が深くなっている可能性があります。虫歯が表面のエナメル質から象牙質に入ってくると、象牙質には神経とつながる管が走っているため、冷たいものや甘いものなどの刺激で痛みを感じます。この時点ではまだ一時的な痛みですぐに痛みは引きます。治療も神経を残せる可能性が高いです。

治療法

初期の虫歯であれば口の中の環境を虫歯ができないような状態にして自然治癒をはかります。虫歯が進行形であれば、できるだけ小さく削ってプラスチックを詰めます。詳しくは「これって虫歯?削らない初期虫歯とキレイに治す虫歯治療」を参考にしてください。

3-3.温かいものがしみるとき

虫歯が神経の近くまで来ています。虫歯が象牙質の深いところまで入ってくると温かいものがしみるようになります。虫歯菌が神経に近いか、神経まで達しています。神経を残せるかぎりぎりのところです。できるだけ早めに治療し、神経を残すような治療をしてみます。

治療法

神経が残せれば金属の詰め物やセラミックの詰め物をします。ほとんどの場合、歯と歯の間から虫歯が広がっていることが多い為、強度のある詰め物が必要です。詳しくは「セラミックの歯/彼らが銀歯にしない6つの理由」を参考にしてください。

3-4.歯に激痛があるとき

shutterstock_143839873虫歯が神経まで達し、歯の中で神経が腫れて膨れ上がると歯に激痛がでます。神経を取る処置が必要ですが、歯の中で血液があふれかえっているため麻酔が効きにくく、治療にも痛みを伴います。

治療法

神経を取る処置の抜髄(ばつずい)という処置をします。歯の神経が入っている管は歯によって数が異なり、すべての神経の管を消毒し、細菌が入り込まないように薬を詰めます。その後、土台を入れ、被せる処置をします。詳しくは「激痛の時の治療法/歯の神経を抜く抜髄(ばつずい)とは」を参考にしてください。

神経があるときは歯をできるだけ残すことが重要です。しかし、神経が無くなってしまった歯は、もろくなってしまうため、歯が割れないようにすることが目的となります。特に奥歯では土台で補強し、被せることによって歯の割れを防ぎます。

3-5.夜寝ているときにズキズキするとき

虫歯が神経の一部を腐らせてしまうと、部分的に神経が残っているため体が温まった時に痛みを感じます。虫歯菌が根の先から出てしまう前に根の消毒をする必要があります。

治療法

歯の神経を取る処置を行います。虫歯菌は神経全体に広がっており、神経を取った後も噛んだ時の痛みや、治療中の痛みが出ることがあります。痛みは徐々に落ち着いてくることが多いので神経の空洞の歯髄腔(しずいくう)が綺麗になったら一度薬を詰めて経過を見ます。最終的には土台を立てて、かぶせる処置をします。

3-6.噛んだ時にいたいとき

3-6-1.虫歯が原因のもの

虫歯菌が歯の周りの膜の歯根膜(しこんまく)まで入ると噛んだ時に痛みが出ます。この膜は噛んだ時に硬い、軟らかいなどを判別する膜で、この膜に痛みが出始めると根の治療をしても痛みが取れるのに時間がかかります。

治療法

歯の神経は死んでしまっているか、一部分神経が残っている場合もあります。神経が入っている空洞をきれいにし、歯根膜の痛みが改善するのを待ちます。歯根膜の改善には半年以上時間がかかることもあります。詳しくは「噛むと痛い歯根膜炎は歯の異常のサイン」を参考にしてください。

3-6-2.歯周病が原因のもの

0367011003歯周病が進行すると歯の周りの骨がやせてしまい、周りの骨が歯を支えきれずに噛んだ時に痛みが出ます。早期に治療を行わないと徐々に骨は溶けてしまい、自然に抜けてしまうことがあります。

治療法

歯の周りの骨が一部分溶けてしまった場合は骨を再生させるエムドゲインという薬を使います。エムドゲインは歯の周りの骨や歯茎を早く再生させることのできる薬です。詳しくは「下がった歯茎や骨を再生させる方法」を参考にしてください。

3-6-3.歯ぎしりが原因のもの

歯ぎしりによって歯が揺さぶられて噛んだ時に痛みが出ます。歯ぎしりは他にも歯をすり減らしたり、歯にひびが入ったりして歯の痛みの原因となります。

治療法

日中は自分で硬いものを噛まないことや歯を食いしばらない様に意識します。就寝時は無意識に力が入ってしまうためにマウスピースを作製し、歯の負担を軽減します。詳しくは「歯ぎしりによって起こる怖い出来事/マウスピースがあなたの歯を守ってくれる」を参考にしてください。

3-6-4.歯が割れているもの

歯にひびが入ったり、割れていると噛んだ時に痛みが出ます。部分的に割れている場合はかぶせ物で補うことができますが、根元まで割れていると抜歯する必要があります。

治療法

部分的に割れている場合は割れている部分を歯科用の接着剤で歯を固定し、ファイバーの土台とセラミックの被せ物で歯を一体化させ、亀裂か広がらないようにします。詳しくは「歯が割れた!歯根破折の原因と治療法」を参考にしてください。

3-7.歯が原因で歯茎が痛いとき

3-7-1.虫歯が原因のもの

0167075001根の先の骨の中に虫歯菌が入ると、骨の中に膿を溜めて、大きく歯ぐきが腫れ、痛みがでます。歯茎を切って膿を出す必要があります。また、自然に破れることもあり、何度も腫れを繰り返します。

治療法

神経が入っていた根の中の消毒を行います。何度か消毒しても改善しない場合は根の先の袋を取り除く歯根端切除術(しこんたんせつじょじゅつ)を行います。詳しくは「歯の寿命はこれで決まる!歯の根の治療の根管治療と全情報を大公開」を参考にしてください。

3-7-2.歯周病が原因のもの

歯周病によって歯茎の中に膿がたまり痛みが出ます。大きく腫れる場合もあり、その場合は歯茎を切って膿を出す必要があります。痛みは繰り返しますので早期の治療が必要です。

治療法

急性症状がある場合は歯茎を切って膿を出します。腫れが引いてから歯茎の中の汚れや歯石を取り除き、歯茎の周りを綺麗にする治療をします。それでも改善しない場合はエムドゲインという薬を使って歯茎の周りの骨を再生させる治療を行います。詳しくは「歯周病で溶けた骨を治療するエムドゲイン再生療法とは!」を参考にしてください。

3-7-3.食べカスによるもの

歯と歯の間に食べカスが詰まると歯茎を圧迫(食片圧入・しょくへんあつにゅう)して、痛みが出ます。食べカスが詰まらないようにデンタルフロスや歯間ブラシを使って歯と歯の間の汚れをきれいにしておく必要があります。

治療法

歯と歯の間に虫歯ができるとものが詰まりやすくなります。プラスチック等で治療をし、詰まりにくくします。また、歯周病で歯が動いてくると歯と歯の間が開いてきます。その場合は、前後の歯をつなげる場合もあります。詳しくは「一日で白く治せるコンポジットレジン/虫歯も欠けてしまった歯もその日のうちに元通り!」を参考にしてください。

3-7-4.親知らずによるもの

親知らずは横や斜めに生えていることが多く、細菌のすみかになり歯茎が腫れて、痛みが出ることが多い場所です。必要であれば早期に抜歯をしたほうがいいでしょう。

治療法

親知らずの上下の歯が真直ぐに生えている場合や、親知らずの前の歯の神経が抜いてある場合はできるだけ親知らずを残したほうがいいです。親知らずの前の歯が親知らずによって虫歯や歯周病になってしまうようであれば抜歯をしたほうがいいです。詳しくは「親知らず抜歯のすべて/抜歯の決断から治療終了までのステップを全て公開」を参考にしてください。

3-8.歯が原因で頭痛があるとき

上顎の根の先から鼻につながる空洞に虫歯菌が入ると上顎洞(副鼻腔)に膿が溜まり(蓄膿症)頭痛がします。鼻の病気から同じ症状が出るときもあるので診断が必要です。

治療法

頭痛などの急性症状がある場合は痛み止めと抗生物質を1カ月程度のんで、上顎洞に溜まった膿を出します。その後原因の歯の根の治療をして細菌が入り込まないようにしていきます。詳しくは「虫歯じゃないのに歯が痛い上顎洞炎で起こる8つの症状と最適な治療法」を参考にしてください。

4.歯の治療後の歯痛

4-1.虫歯治療の後にしみる痛み

虫歯の治療をした後にしみが続くことがあります。神経が過敏になっているためです。ほとんどの場合2,3日で落ち着いてきます。場合によっては長く続くこともありますが、強い痛みでなければ神経の処置はしないようにします。詳しくは「治療したのに銀歯がしみる!原因と対処法」を参考にしてください。

4-2.神経を残す治療をした後の痛み

神経をギリギリで残す治療をすると、その後に痛みが出る場合があります。これは神経の一部に細菌が入ってしまっているからです。一時的な痛みであれ鎮痛剤をのみ様子をみます。痛みが続くようであれば、残念ながら神経を取ります。詳しくは「歯の神経を抜く前に知っておきたかった7つのことと最新治療法」を参考にしてください。

4-3.神経を取った後の痛み

shutterstock_217891645神経を取った後に強い痛みが出てしまうことがあります。この場合は鎮痛剤を飲んでもらいます。4,5日で治ることが多いのですが、人によっては治療の度に痛みが出てしまう方もいます。何度も根の中をいじってしまうとかえって痛みが続きますので、根の中がキレイであれば薬を詰めてもらい様子を見ます。半年から1年くらい噛んだ時の痛みや、違和感が残る方がいます。

4-4.被せものをした後の痛み

被せものをした後に、かむと痛いと感じることがあります。これは今まで強く噛めなかったために周りの骨が緩んできているためです。噛む力を与えていくと周りの歯になじんで徐々に痛みはなくなってきます。ただし、痛みが続くようであれば神経を取る処置をしたり、歯にひびが入っていたり、割れていたりすれば抜歯をしなければいけない場合もあります。

5.歯が原因ではない痛み

5-1.副鼻腔炎で歯が痛い

鼻の病気から来る副鼻腔炎で歯が痛くなることがあります。副鼻腔は上の歯の奥歯の根に接しているため、副鼻腔炎になると歯が痛くなることがあります。鑑別診断を行って抗生物質で治ります。詳しくは「副鼻腔炎によって起こる歯痛の症状/原因と虫歯との違い」を参考にしてください。

5-2.咀嚼筋(そしゃくきん)の痛みによる歯痛

噛む力を発揮する筋肉を咀嚼筋(そしゃくきん)と言います。この中で歯に近い咬筋(こうきん)や側頭筋(そくとうきん)の痛みから歯が痛くなることがあります。筋肉の緊張をほぐすマッサージなどで改善を図ります。

5-3.帯状疱疹(たいじょうほうしん)で歯が痛い

水ぼうそうを起こすウイルスが原因の急性の神経の炎症です。虫歯の痛みと同じような強い痛みが出ます。歯に何の異常もなく、激痛が出た場合はこの病気を疑います。皮膚科との連携を要します。

5-4.三叉(さんさ)神経痛で歯が痛い

顔の感覚をつかさどる三叉神経が、血管の圧迫により三叉神経に異常を起こし疼痛の原因になると考えられています。歯にピリッとした痛みが長期的に起こっていることが多く、耳鼻科との連携が必要となります。

5-5.偏頭痛、脳腫瘍などで歯が痛い

偏頭痛や脳腫瘍など脳神経が原因による痛みで歯が痛くなることがあります。頭が重かったり、頭痛を伴ったりしていて、歯に痛みがある場合は脳神経外科との連携が必要になります。

5-6.狭心症、心筋梗塞などで歯が痛い

狭心症や心筋梗塞が原因で歯が痛くなることがあります。息苦しくなったり、疲れやすかったりしていて、歯に痛みがある場合は循環器科との連携が必要になります。

5-7.うつ病などの心因性による歯痛

うつ病などの心因性の疾患で歯が痛くなることがあります。歯科的には何の兆候がなくても痛みが出ることが多く、精神科との連携を要します。

まとめ

 歯痛は急に来ることが多く、我慢できないものです。とりあえずは自宅で一時的に痛みを抑え、歯医者に連絡してください。治療をしてもすぐに歯痛が治らないこともあるので、治療後にも痛み止めをのむと歯痛が軽減しやすくなります。

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