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虫歯じゃないのに歯が痛い上顎洞炎で起こる8つの症状と最適な治療法

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頭も痛いし、歯も痛い自分でもどこが痛いのかわからない。また、風邪をひいたときに歯が痛くなる。こんな時ありますよね。それは上顎洞炎かもしれません。上顎洞炎は虫歯や歯周病が原因で起こることもあります。このページでは上顎洞炎の時に起こる症状と原因別の治療法を詳しくお話しします。参考にしてみてください。

1.上顎洞炎とは

上顎洞は頬骨の奥、鼻の横、目の下辺りに広がる空洞です。上顎洞炎は上顎洞の粘膜が腫れて、膿や鼻水が溜まっていることです。一般的には蓄膿症と呼ばれています。原因はアレルギー性鼻炎、風邪など、鼻の症状から起こることが多いですが、虫歯や歯周病で上顎洞炎になることもあります。CTで診断したうえで、抗生物質や歯の治療を行うことで改善します。

鼻のあたりを輪切りにしたレントゲンです。左には膿が溜まり上顎洞炎のためグレーになっています。右は正常なため空気があり、黒く見えます。

上顎洞炎2

溜まった膿は上顎の歯の根元に接しています。上顎洞炎の炎症や圧が上顎の歯の根に影響し、痛みが出ます。

上顎洞炎

上顎洞に膿がない場合は黒く見えます。

上顎洞炎対象

 

2.上顎洞炎で起こる8つの症状

2-1.頭痛

上顎洞の周りの骨は上あごや目の周り、頭の骨まで繋がっているので、上顎洞炎になって膿みがたまってしまうと、周りの神経や血管を圧迫してしまうので頭痛を起こすことがあります。

2-2.目の奥の違和感

上顎洞は目の下まで広がっているため、上顎洞炎になり膿みが目の下までたまってしまうと、目の下の骨を押し上げるため、痛みや違和感を感じることがあります。

2-3.動いた時ひびく

上顎洞に膿がたまると走ったりした時に膿が揺れ動き、上顎の上のあたりが響く感じがします。

2-4.鼻づまり

上顎洞炎になり膿みがたまると、鼻で呼吸する通り道をふさいでしまうため、鼻で呼吸ができなくなります。

2-5.歯の痛み

上顎洞炎になると上顎洞につながっている上顎の奥歯の神経の出口が圧迫され、歯が痛くなります。痛みが強く出る時もあり、虫歯の痛みと勘違いする時もあります。

2-6.噛んだ時の痛み

上顎洞炎になると上顎洞の粘膜が炎症を起こし、その炎症が上顎洞につながっている上顎の奥歯の根の周りに伝わって噛んだ時に痛くなります。

2-7.歯の根元が痛い

上顎の歯の根元は上顎洞に近く、上顎洞炎になった時に押すと痛みがあります。

2-8.口臭

上顎洞に膿がたまるため口臭や鼻の奥が臭うと感じることがあります。

3.上顎洞炎の原因と治療法

3-1.鼻が原因で歯が痛くなる場合

上顎洞炎の80%は鼻が原因で起こります。風邪や花粉症で上顎洞炎になると虫歯でもないのに歯が痛くなることがあります。歯医者に虫歯かと思っていってみたら上顎洞炎だったことはとても多いです。必ずCTを撮影して歯が原因なのか、鼻が原因なのか診断します。鼻が原因であれば抗生物質を1か月ほど服用して炎症を止めれば、歯の痛みもなくなります。詳しくは「いつまでも治らない副鼻腔炎/原因は虫歯かもしれない!」を参考にしてください。

3-2.歯が原因で頭が痛くなる場合

歯が原因で上顎洞炎になるのは20%ほどです。むし歯が神経まで広がって根の先から細菌が上顎洞に入ってしまったり、歯周病が進行して歯周ポケットから細菌が上顎洞に入ってしまうと、上顎洞炎になってしまいます。まず、原因の歯を確認して、抗生物質を服用しながら、根の治療や歯周病の治療を行い、細菌が上顎洞に入らないようにできれば歯を抜かなくても済みます。詳しくは「歯性上顎洞炎になる7つの原因と治療法/激痛や頭痛も引き起こす」を参考にしてください。

3-3.重度の上顎洞炎

上顎洞に膿が溜り過ぎると目の下まで腫れてしまうことがあります。あまりに重症化した場合は外科的に上顎洞に穴をあけて中を洗う処置をします。

4.事例

36歳女性

右上の歯が痛いと来院しました。歯科用レントゲンで確認したところ、右上の上顎洞に影らしきものを発見しました。CTを撮影し、上顎洞が膿みで2/3ほど埋まっていました。むし歯や歯周病もなく、花粉症がひどいとのことでした。抗生物質と痛みどめで改善しました。

42歳女性

頭痛と左上の奥歯が痛いとのことで来院されました。歯科用レントゲンで確認したところ左上の上顎洞に影を確認したので、CTを撮影し、上顎洞はほぼ膿で埋まっていました。また左上の一番奥の歯の金属の下に大きな虫歯があり、神経が自然に死んでおり、そこから上顎洞に細菌が感染していました。抗生物質と左上の一番奥の歯の根の治療をすることで改善しました。

41歳女性

左上の歯が痛いのと左の鼻水が止まらないことを主訴に来院されました。CTを撮影すると左上の上顎洞に膿みが2/3程埋まっていました。虫歯はありましたが、神経は問題なかったので、仮の蓋をして抗生物質で治りました。

4.抜歯をした後に上顎洞炎になることがある

上あごの奥歯を抜歯すると上顎洞につながっている場合があります。抜歯した穴は、普通、自然に歯ぐきで閉じてくれますが、そこからお口の中の細菌が入ると上顎洞炎になることがあります。抜歯した穴から膿が漏れ出ている場合は、その穴から上顎洞をきれいに洗い、抗生物質を服用すれば、自然に穴は閉じていきます。閉じない場合は、歯ぐきを少しずらして蓋をすることもあります。詳しくは「親知らずの痛くない抜歯法」を参考にしてください。

5.上顎洞炎とインプラントの関わり

上あごの奥歯にインプラントを入れる時、上顎洞の位置が下のほうにあって、インプラントを入れる骨の厚みが足りない場合があります。その場合、上顎洞と骨の間に人工の骨を入れて新たな骨を作り、骨の厚みを増やします。これをサイナスリフトと呼びます。この時、上顎洞の粘膜を傷つけないように丁寧に行わないと、そこから細菌が感染し、上顎洞炎になることがあります。詳しくは「インプラントの失敗と安全ガイド」を参考にしてください。

まとめ

上顎洞炎は症状がいろいろあるために、わかりにくい病気です。原因を間違えてしまうと、痛みが続いたり、違う歯を削ってしまうこともあります。おかしいと思ったら、歯科のCTがあるところでしっかりとした診断を受ければ、痛みもすぐになくなります。

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