歯のブログを書く私が勧める歯医者一覧

激痛の時の治療法/歯の神経を抜く抜髄(ばつずい)とは

shutterstock_97095518

 我慢できない程、歯が痛い!これは神経まで虫歯が進行していることが多いです。歯医者では神経を抜く治療が行われます。これを抜髄(ばつずい)と言います。抜髄は救急的な処置でありますが、歯の寿命を大きく左右する治療でもあります。今回は抜髄の疑問点と治療法をお伝えします。ぜひ参考にしてください。

1.抜髄(ばつずい)とは

抜髄とは歯の神経を抜くことです。歯の中にある神経を歯髄(しずい)といい、歯の中の空洞、歯髄腔(しずいくう)の中にあります。この歯髄腔の中には血管や神経が入っていて、この中の神経などを抜くことを抜髄といいます。歯髄の先は象牙質に入り込んでおり、歯を再生させたり、歯の異常を伝えてくれたり、歯の強度を保ってくれたりしてくれます。しかし、抜髄することによって歯は再生能力が失なわれ、歯の寿命は短くなってしまいます。

2.抜髄の疑問点

2−1.なぜ激痛が出るのか

虫歯菌が神経の近くまで進んでくると、虫歯菌に抵抗しようとして歯髄腔内に炎症反応(腫れなど)が起こり、白血球などを含む血液の量が増えてきます。増えた血液が歯髄腔内で歯髄を圧迫して痛みが出てきます。詳しくは「歯が痛い時にすぐに歯の痛みを減らす秘訣と絶対してはいけない3の事」を参考にしてください。

2−2.痛みが強い時、麻酔が効きにくい理由

麻酔は血液の流れに乗って、神経に到達し、効果を発揮します。歯の痛みが強い時は、歯髄腔内に血液が充満し、血液の流れが止まっています。そのため、麻酔をしても麻酔の液を歯髄腔内の神経に運んでくれないため、麻酔が効きにくくなります。

2−3.抜髄をしても痛みが残るのはなぜか

抜髄をした後も痛みがなかなか取れないときがあります。これは根の先に部分的に神経が残っている場合です。

・抜髄当日は血液が充満していて、根の長さを測る機器が細かな部分まで測定できないため、神経の一部が残ってしまうときがあります。

・神経の入っている空洞は複雑に分かれており、神経を取る処置では大きな空洞の神経のみを取り、枝分かれした神経の部分は薬で消毒します。薬が効くまで痛みが残ることがあります。

2−4.抜髄した後、噛むと痛い

歯髄腔の中の炎症反応が、根の先から歯根膜(しこんまく)まで広がっていると、抜髄した後に噛むと痛くなります。抜髄後はその歯で噛まないようにし、安静にすると3〜7日程度で軽減してきます。詳しくは「いつまで続くこの痛み!歯の治療中、治療後の歯痛の原因と対処法」を参考にしてください。

2−5.抜髄した後、どうなってしまうのか

歯の神経が残っているときはできるだけ歯を残すという治療を行っていきます。しかし、抜髄後は歯が割れないようにするという目標に変わります。そのため歯髄腔内に土台を作り、歯を全体的に覆って歯が割れるのを防ぎます。

shutterstock_128380718

 

3.抜髄の治療法

3−1.レントゲンで診断

レントゲンで虫歯の深さを確認します。虫歯の多くは歯と歯の間や金属の下から進行します。レントゲンで見た目では確認できない虫歯の位置や深さを調べます。

3−2.部分麻酔をする

表面麻酔を塗った後、麻酔をします。痛みが強い時は麻酔が効きにくいため多めに麻酔をし、痛みが残るようであれば追加の麻酔をして行きます。

3−3.唾液が入らないようにラバーダムをする

ラバーダムは唾液が歯の根の中に入らないようにするためのゴムのマスクです。唾液の中には虫歯菌などの細菌が多く存在するため、ラバーダムを使って歯の根の中に細菌が感染しないように治療をしていきます。

shutterstock_120421672

3−4.細菌が根の中に入らないように虫歯を取る

虫歯をすべて取り除いていきます。虫歯は細菌の塊です。根の治療を行う前に虫歯を先に全て取り除いていきます。

3−5.神経を取る

痛みの原因である歯髄を取っていきます。細い針金のようなもので歯髄腔内の神経を取り除いていきます。神経は歯の形によって枝分かれしている数が異なります。主に前歯や小臼歯は1〜2本、大臼歯は2〜4本程度です。そのため奥歯の方が時間がかかります。di050201

3−6.根の長さを測る

抜髄処置は根の中の見えない部分の治療を行います。そのため根管長測定器(こんかんちょうそくていき)という機器を使って、根の長さを計りながら抜髄処置を行います。

3−7.根の中を消毒する

神経を取った後、根の中に消毒のお薬を入れて、仮の蓋をします。薬は1〜4週間程度で交換する必要があります。また、仮の蓋も4週間程度しか持ちません。この間に治療期間が空いてしまうと、歯は無防備なため、歯の中に細菌が感染し、歯が残せなくなる場合もあります。

shutterstock_123309112

 3−8.根の中に薬を詰める

根の中の消毒が終わり、きれいな状態になると再び細菌が根の中に入り込まないように薬を詰めます。ガッタパーチャというゴムのような薬を、空気が入らないように緊密に詰めます。

3−9.レントゲンで確認する

ガッタパーチャはレントゲンで白く映ります。レントゲンを撮影し、根の先まで薬がしっかり入っているか確認します。その後、土台や被せ物の治療を行っていきます。

shutterstock_223966519

 4.抜髄治療の成功率

  • 抜髄治療の成功率は90%
  • 神経が死んでしまっている根の治療の成功率は80%
  • 再治療の成功率70%〜40%

抜髄治療は1回目に根の中に感染させないように治療することが大切です。しかし、どんなに丁寧な抜髄治療でも100%の成功率はありません。詳しくは「歯の神経を抜く前に知っておきたかった7つのことと最新治療法」を参考にしてください。

歯医者は虫歯をつくらないために行くところ

「虫歯になれば歯を削り、金属を入れ、取れたらまた削る」これが今まで日本で行われていた歯科治療です。歯は削れば削るほど悪くなり、虫歯を作ってから歯医者に行っても遅いのです。そのため歯医者には虫歯をつくらないために行き、生涯自分の歯の食べることができるようにすることが大切です。おかざき歯科クリニックでは日本に虫歯で苦しむ人がいなくなるように、虫歯をつくらないための歯科医院作りに取り組んでいます。 

おかざき歯科クリニックの虫歯治療の特徴

虫歯治療は抜かれるから嫌だと思っていませんか?


または、虫歯の治療は必ず削られるから怖いし行きたくないとお悩みではないでしょうか?


歯は削れば削るほど悪くなっていくものです。


そのため、おかざき歯科クリニックでは、小さな虫歯はできるだけ削らないように治療を行ないます。


詳細はこちら

おかざき歯科クリニックの根管治療の流れ

おかざき歯科クリニックでは最大限抜歯を回避する治療理念のもと治療を進めていきます。


根の治療の正確さによって歯の寿命が大きく変わってしまいます。


おかざき歯科クリニックでは、正確な診断と超精密治療により根の中の汚れをきれいにし、治療を進めて行きます。



ご予約はこちら

歯のブログの購読はFacebookが便利です