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歯周病の症状/そのままではいけない歯茎の出血と13の症状

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歯茎からの出血を気にされている方は少ないのではないでしょうか。体を洗っているときに血が出てきたらおかしいと思うように、歯茎も歯ブラシやデンタルフロスに血がついていたら病気の始まりなのです。しかし、歯茎から出血があっても痛みがないため放置され、歯周病が進行してしまうことが多いのです。歯周病は初期のうちに気づいて改善すれば怖い病気ではないのです。今回は歯周病の症状として出るすべてのことをお伝えします。参考にしてください。

1.歯周病とは

歯周病は歯の周りの骨が溶け、最終的には歯が抜けてしまう病気です。そしてこの歯周病はサイレント・ディジーズ(静かなる病気)と呼ばれ、症状がないままに病状が進行してしまう病気でもあります。痛みや歯の揺れが出て気づくころには重症になっていることが多いのです。

初期の症状に気づき適切な治療を行えば進行を止められる病気でもあります。歯茎からの出血や腫れを放置せずすぐに治療を開始し、メンテナンスにより進行を抑え、生涯自分の歯でおいしいものを食べられるようにしたいものです。

2.歯周病によって起こる症状

2-1.歯茎が赤く腫れる

歯茎の本来の色は薄いピンク色ですが、歯周病の原因である細菌が歯茎の周りに残っていると、歯茎が赤く腫れてきます。歯茎の表面では歯周病菌が中に入ってこさせないように免疫細胞を含んだ血液が集まり、細菌と戦っています。それによって歯茎が赤く腫れてしまうのです。

対処法

歯ブラシやデンタルフロスをしっかり行い歯周病菌を歯茎に残さないようにすれば、歯茎は引き締まって、腫れが引いてきます。詳しくは「虫歯や歯周病を徹底的に防ぐ「歯磨き力」をつけるためには!!」「デンタルフロスで虫歯や歯周病を防ぐ方法」を参考にしてください。

2-2.歯茎から血が出る

歯ブラシやデンタルフロスに血が付いてきたときは、その部分に歯周病菌が残っていて歯茎が腫れている証拠です。歯茎が腫れていると刺激によってすぐに出血してしまいます。そして腫れや出血が続くと歯茎の中の骨が溶け始めてしまいます。出血しているからと言って歯ブラシをしないと悪化してしまいます。

対処法

柔らかい歯ブラシで磨き、デンタルフロスも根元から歯周病菌を掻き上げるように行います。2週間ほどすると徐々に出血は少なくなっていきます。詳しくは「危険信号!歯茎からの出血を止める自宅でできる4つの手順と正しい治療法」を参考にしてください。

2-3.歯石が付く

歯石はプラーク(細菌の塊)と唾液と血液からできています。歯茎からの出血が多い場所には歯石が多くついてしまいます。歯石は歯周病菌の住みかとなるため、歯石が付くと歯周病が悪化しやすくなります。

対処法

毎日のブラッシングによってプラークを溜めこまないことと、付いてしまった歯石を定期的に取ることが必要です。詳しくは「絶対歯石を取ったほうがいい本当の理由」を参考にしてください。

2-4.歯茎が下がる

左側歯周病は歯の周りの骨を溶かす病気です。骨が溶けるとその上にある歯茎も下がり、歯が長くなったように見えてしまいます。

対処法

極端に歯茎が下がってしまった場合は歯茎を移植して根を覆う方法を取る場合もあります。

2-5.歯がしみる

歯茎が下がると歯の象牙質の部分が出てきます。象牙質は神経とつながっている管を持っているため知覚過敏を起こします。

対処法

唾液の中のカルシウムやリンでその穴は自然に埋められていきますが、痛みが強い場合は根の表面にコーティング剤を塗りこみます。詳しくは「知覚過敏の症状チェックと虫歯との違い」を参考にしてください。

2-6.歯茎から膿が出る

歯周病によって歯の周りの骨が溶かされると、歯周ポケットが作られます。歯周ポケットはその名の通りポケット状に深くなっていてプラークが溜まりやすくなっています。歯周ポケット内で歯周病菌と免疫細胞が常に戦っているためにその残骸である膿が出続けてしまいます。

対処法

歯周ポケットが深い場合はポケットの深さを減らす外科的な処置をします。ポケットを浅くして歯石やプラークが溜まらないようにします。詳しくは「歯周ポケットは口臭や歯周病の始まり/歯周ポケット改善方法」を参考にしてください。

2-7.口臭がする

歯茎が腫れたり、膿んだりすると口臭がします。特に歯周病の口臭は臭いがきつく、周りを不快にさせることがあります。

対処法

歯周病治療をして歯周病菌を減らします。また、3DSというマウスピースを使った殺菌療法で口臭を発生させる細菌を殺します。詳しくは「口臭が気になる人は絶対に知っておくべき原因と解消法」を参考にしてください。

2-8.歯茎が腫れて痛くなる

歯周病が進行すると歯周ポケットが深くなります。歯周ポケット内にプラークが溜まり続けると歯ぐきの中に膿が溜り、腫れて痛くなります。

対処法

大きく腫れてしまった場合は切開して膿を出す必要があります。膿がたまらないように歯周ポケットは定期的に洗浄するか歯周ポケットを浅くする外科的な処置が必要となります。詳しくは「歯茎が痛いときの対処法と原因」を参考にしてください。

2-9.歯が揺れる

歯周病で歯の周りの骨が溶けてくると、歯は支えられる物が失くなり揺れてきます。

対処法

歯周病の初期の段階の揺れであれば、治療を行うことによって止まってきます。治療によっても止まらない場合は周りの歯と接着剤で固定したり、被せ物をつなげて揺れを小さくします。

2-10.噛むと痛い

歯の周りの骨が溶けてくると、歯が動いてしまい、固い物が噛めなかったり、噛んでも痛かったりします。

対処法

噛み合わせを調整して、当りを弱めたり、周りの歯に固定したりします。

2-11.歯並びが悪くなる

000000特に下の歯の前歯は歯周病によって歯並びが悪くなりやすい場所です。歯周病によって骨が失われると歯が動いてしまい、根が一番細い下の前歯が重なりあうようになってしまいます。そして歯が重なってくると細菌が溜まりやすくより歯周病が悪化してしまいます。

対処法

部分的な矯正治療を行います。重なっている歯を小さくしたり、必要であれば抜歯をして歯が並ぶ隙間を作り矯正をして汚れを着きにくくします。

2-12.歯の神経が死んでしまう

歯周病が進行すると歯の神経が死んでしまうことがあります。神経は虫歯などで死んでしまうことはありますが、歯周病によって周りの骨が溶かされ根の先から細菌が入り神経が死んでしまうことがあります。

対処法

神経の処置をして根の中を消毒して、根の中の細菌を殺す必要があります。詳しくは「歯の神経を抜く前に知っておきたかった7つのことと最新治療法」を参考にしてください。

2-13.歯が抜ける

歯周病が進行すれば最後に歯が抜けてしまいます。抜けたままにすると、噛み合わせがズレてしまい他の歯に負担が掛かってしまいます。

対処法

入れ歯やインプラント、できるようならブリッジをして、噛み合わせわがずれないようにして安定させます。詳しくは「部分入れ歯が必要な理由」「歯のブリッジ治療をしたい人へのアドバイス」を参考にしてください。

3.歯周病で重要な基本治療

3-1.歯周病治療の90%はプラークコントロール

プラークコントロールとは歯ブラシやデンタルフロスなどを使ってプラーク(歯垢)を付けないようにコントロールすることです。プラークコントロールを完璧に行うことができれば治療の90%は終了です。なぜなら歯周病の原因であるプラークは毎日お口の中に発生し、それを毎日取り続けなくては歯周病は改善しないのです。いくら高価な治療や痛い治療をしても毎日のプラークコントロールができなければ全て無になってしまいます。

3-2.スケーリングをして歯石ごと細菌を退治

スケーリングとは歯の周りについた歯石を取り除くことです。歯石はプラークと唾液によって作られ、ザラザラとし軽石のように小さな穴が空ていて、細菌が繁殖しています。歯石の中の細菌は歯磨きなどでは取れないので、歯石ごと細菌を取る必要があります。歯石は主に超音波の振動を与えて砕いて取ります。

3-3.歯茎の中の歯石を取るディープスケーリング

ディープスケーリングとは歯茎の中にできた歯石を取ることです。この歯石は血液を含み歯茎の中で黒く硬く歯にこびり付いています。超音波の振動や歯石を取る細い器具を使って取って行きます。この時、歯茎が腫れていたり、出血があると取り残しが増えるため、出血が無い歯茎の状態にしてから、歯石を取る必要があります。歯周病ポケットの深さは4mmまではこのディープスケーリングで対応します。

4.重度の方には歯周外科治療

4-1.歯肉剥離掻爬術(しにくはくりそうはじゅつ・フラップ手術)

5mm以上の歯周ポケッがある場合には、奥まで歯石がついてしまい歯茎の入り口から歯石を取ることが不可能です。全ての歯石を取るために、麻酔をし歯茎に切開を入れて、歯茎を開いて歯石が見える状態にして取り除いていく方法が歯肉剥離掻爬術です。歯の根は複雑な形をしており歯石を取り残さないために行います。また、同時に歯茎の中の骨の形を整えることによって歯周ポケットを浅くする方法も行います。

4-2.歯周組織再生療法

歯周組織再生療法は歯の周りの骨が極端に減っている場所にはフラップ手術と同時に、溶けてしまった骨を再生させることです。骨を再生させることによって深い歯周ポケットがなくなり、プラークが溜まりにくくします。再生療法は骨が減ってしまった部分に人工の骨やエムドゲイン(特殊なたんぱく質)を入れ、骨を再生させます。

5.歯周病の進行を止めるメンテナンス

メンテナンスとは歯周病の治療が終了した後に、健康な状態を維持していくための定期的な治療のことです。メンテナンスではご自身で行っているプラークコントロールへのアドバイスや落とし切れていない歯周ポケット内を機械的に洗浄します。メンテナンスを行わないとせっかく行った歯石除去や、痛い思いをして行った外科処置も、すぐに元に戻ってしまいます。毎日のプラークコントロールと、定期的なメンテナンスを行わなければ歯周病を改善することは出来ないのです。自分の状態にあったメンテナンスの間隔で行ってください。

5-1.メンテナンスの間隔

毎月行ったほうがいい方

重度の歯周病で5mm以上の歯周ポケットが残っている方
治療で歯周外科まで行った方
糖尿病や骨粗鬆症などお体の状態で歯周病に影響のある方
お薬の影響で歯茎の盛り上がりが強い方
ご自身でのプラークコントロールが苦手でお口の中に細菌が残りやすい方

3~4か月の間隔

歯周ポケットが3~4mmでご自身のプラークコントロールが上手な方
親知らずが残っていて部分的に歯周病のリスクが高い方

6か月の間隔

歯周ポケットが1~2mmでご自身のプラークコントロールが上手な方

6.歯周病と似ている症状

6-1.歯ぎしりで歯がしみる

歯ぎしりによって歯の根元に応力がかかり歯が削れてくることがあります。しみることが多く歯周病の症状と同じことが多いのです。負担を軽減させるためにマウスピースで保護します。詳しくは「歯ぎしりによって起こる怖い出来事/マウスピースがあなたの歯を守ってくれる」を参考にしてください。

6-2.歯が割れて歯茎が腫れて痛い

歯が割れると亀裂の部分から細菌が入り歯茎が腫れます。部分的な割れであればセメントで接着することも可能ですが,大きく割れてしまうと抜歯をしなくてはいけません。特に神経が無い歯はもろく割れる可能性が高くなります。

6-3.神経が死んで歯茎が腫れて痛い

神経が死んでしまうと根の先に膿がたまり、腫れて痛むことがあります。根の中の治療をして歯を残すようにします。詳しくは「歯の神経の治療はなぜ何回もかかるのか?実は90%が3回以内に終わる」を参考にしてください。

まとめ

歯周病は成人の80%が罹っている日本人の国民病です。歯茎からの危険信号を見逃さず、歯周病の進行を止めお口のことで悩まない人生を送ってください。

おかざき歯科クリニックの歯周病治療の手順

歯周病は、自覚症状がないままに悪化してしまいます。


気づいた頃には、重症になってしまっているということもあります。


おかざき歯科クリニックでは、最新で安全な治療方法を行なうことはもちろんのこと、自分の歯で一生涯過ごしてもらえるように、日々のケア方法やクリーニング方法をお伝えして行きます。



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