歯の神経の治療はなぜ何回もかかるのか?実は90%が3回以内に終わる

【執筆・監修】岡崎 弘典

おかざき歯科クリニック 院長

歯の神経治療が長くなるといつ終わるのか不安になりますよね。また、何度も何度も通わないといけないので仕事や家事で時間が取れず、途中で挫折したくもなります。
本当にこんなに時間がかかるのか、このままこの歯医者で治療を続けていて治るのか。こんな悩みにお答えします。

歯の神経の治療の回数から、歯の神経治療が早く丁寧に終わる歯医者の見分け方まで、詳しくお話ししますので参考にして見てください。

1.90%が3回以内に終わる歯の神経の治療

1〜3回かかる人

歯の神経の治療の90%は1〜3回で終わります。始めて神経の治療をする歯は3つのことをします。歯の神経を取る、消毒する、お薬を詰めるです。そして歯の神経の管は1〜4本あり、この3つの治療を全ての管に行うため、管の数が多いほど時間がかかります。例えば神経の管が1、2本の場合は1、2回、3、4本の場合は2,3回かかります

始めての歯の神経の治療の時に細菌が神経の管に残ってしまうと、何年かしてからやり直さなくてはいけなくなるので、歯の神経の治療は一回目が重要なのです。

左は治療前の状態です。歯の中に見える黒い線が神経の入っている空洞です。右は歯の神経を取り除き、レントゲンで白く見える薬を詰めた状態です。入っている薬は2本に見えますが実際の根は3本あります。今回の根の治療は2回で終わっています。

・治療内容:1回目、麻酔をし、神経を取り除いて、空洞の中の汚れを綺麗にします。2回目、空洞の中に薬を詰めます。
・治療回数:2回その後、被せ物の治療を行います。
・費用:総額8千円程度 / 内訳 検査3千円、神経を抜く治療3千円、薬を詰める治療2千円(保険適用内)
・リスク:根の形態が複雑な場合には治療回数が増える場合があります。
・副作用:治療後の痛みや噛んだ時の痛み、違和感が出る場合があります。

4、5回かかる人

歯の神経の治療の7〜8%は4,5回かかります。初めの歯の神経の治療がうまく行かず、根の先に膿がたまってしまったり、歯の痛みを我慢してそのままにしていたら神経が死んで、根の中が腐ってしまうと、根の中を消毒するのに時間がかかってしまいます。

例えば、歯の神経の治療をやり直す場合、以前いれたお薬を一度取ってから、消毒をします。お薬は細菌が入らないようにするためしっかり詰まっていて、溶かしながら取って行きますので、始めての神経治療より、余分に時間がかかってしまいます。

根の先に膿の袋が出来てしまったため、以前治療されたかぶせのや薬を全て取り除き、再度消毒をしてから薬を詰め直しています。診療回数は4回かかりました。

・治療内容:1回目金属や歯の中の土台を取り除きます。2回目根の中の古い薬を取り除きます。3回目根の中を消毒します。4回目、根の中に薬を詰めます。
・治療回数:2回その後、被せ物の治療を行います。
・費用:総額8千円程度 / 内訳 検査3千円、根の消毒3千円、薬を詰める治療2千円(保険適用内)
・リスク:根の形態が複雑な場合には治療回数が増える場合があります。
・副作用:治療後の痛みや噛んだ時の痛み、違和感が出る場合があります。

6回以上かかる人

歯の神経の治療の2〜3%は6回以上かかります。お口の中の細菌が歯だけではなく、顎の骨まで広がってしまうと、消毒するのに時間がかかります。

例えば、神経の治療をしている途中に歯医者に行けなくなって、時間が空いてしまうと、仮の蓋のすき間からお口の中の細菌がどんどん入り、周りの骨を溶かします。歯だけではなく周りの骨も治るのを待たなくてはいけないために多くの時間がかかってしまいます。
また、以前の治療で歯の根の中に器具が残っているとそれを取り除かなくてはいけないため治療回数がかかってしまいます。

以前の治療で根の先に膿の袋と治療用の器具が残っていたため、治療を行いました。治療回数は7回で器具を取り除くのに時間がかかってしまいました。歯の根の中が綺麗になったところで再度薬を詰め直しています。

・治療内容:被せ物、古い薬を取り除きます。根の中にある器具を超音波の振動を加えながら取り除きます。最後に薬を詰めます。
・治療回数:7回その後、被せ物の治療を行います。
・費用:総額1万円程度 / 内訳 検査3千円、根の中の消毒3千円、器具を取り出す千円、薬を詰める治療2千円(保険適用内)
・リスク:根の形態が複雑な場合には治療回数が増える場合があります。
・副作用:治療後の痛みや噛んだ時の痛み、違和感が出る場合があります。

根管治療の流れと実際の治療の様子をわかりやすく動画にまとめましたので、こちらでご覧ください。具体的にイメージが湧くと思います。

2.歯の神経治療が早く丁寧に終わる歯医者の見分け方

2-1.歯の神経をできるだけ残してくれる歯医者

歯の神経をとってしまうと、歯の寿命は短くなってしまいますし、治療回数も増えてしまいます。虫歯が深くてもできるだけ神経を残してくれる歯医者を選びましょう。

10年前とは違い歯の神経を残す方法も新しくなって、虫歯が神経まで広がっていても強い痛みが無ければ神経を再生させる薬(MTA)で神経を保護して神経を残すことができるようになりました。詳しくは「歯の神経を抜く前に知っておきたかった7つのことと最新治療法」を参考にしてください。

MTAセメント治療の流れと実際の治療の様子をわかりやすく動画にまとめましたので、こちらでご覧ください。

2-2.予約の時間を30分以上とってくれる歯医者

歯の神経の治療は細かい管をきれいにして消毒していきます。唾液が根の管の中に入らないようにするためマスクをしたり、仮のふたをとったり準備にも時間がかかります。15分や20分の予約時間ではちょっとお薬を変えただけで終わってしまい、何度も通わなくてはいけません。

口を1時間、開け続けるのも大変なので大体30分くらいの予約で治療をしてもらえると治療がスムーズに進みます。もちろん治療を受ける側もキャンセルしないように約束を守りましょう。

2-3.根の中に細菌が入らないようにマスクをしてくれる歯医者

歯の神経の治療の大敵は細菌です。この細菌は唾液の中に多くいます。根の神経の管を消毒する際、唾液が中に入ってしまうと痛みが続いたり、何年かした時、やり直しをしなければいけなくなることがあります。

そのためにマスク(ラバーダム)を使って、絶対唾液を根の中に入れないようにして治療をしてくれる歯医者を選びましょう。詳しくは「歯の寿命はこれで決まる!歯の根の治療の根管治療と全情報を大公開」を参考にしてください。

ラバーダムについてわかりやすく動画にまとめましたので、こちらをご覧ください。

2-4.マイクロスコープ(手術用顕微鏡)を使ってくれる歯医者

歯の神経の治療は目では見にくい細かい管を探します。肉眼では限界があり、その管を取り残してしまうと痛みが取れなかったり、根の先の膿がたまったりいつまで経っても治療が終わりません。マイクロスコープ(手術用顕微鏡)を使うと何倍もの拡大したレンズから歯の根の中を確認しながら治療を行うことができます。マイクロスコープを使っている歯医者で、歯の根の中の取り残しのないように確認してもらいながら治療をしてくれる歯医者を選びましょう。

2-5.複雑な根の形をCTで確認してくれる歯医者

歯の神経の管は曲がっているものもあれば、二手に分かれているものもあります。曲がっている方向は、普段見ている2次元のレントゲンでは見ることはできません。見えないものを手探りで行っても時間ばかりかかってしまい、いつまで経っても根の治療は終わらないので、CTで根の方向を確認しながら治療を行ってくれる歯医者を選びましょう。

2-6.神経の汚れを早く取るための器具を使ってくれる歯医者

歯の神経治療の最後は、神経の入っていた管の中に薬を詰めることです。この薬を詰める時に管がスムーズな形をしているとしっかり詰められます。この形を形状記憶のファイル(根の治療に使う針金)で行うと手で形を整えるより、時間が1/3以下になります。治療時間を極力短くしてくれる歯医者を選びましょう。

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3.歯の神経の治療後に痛みが出た時の対処法

3-1.歯の神経を取る治療後に痛みが出たら

歯に痛みがあって神経を取る治療をしたのに、噛むと痛いなどの痛みが出ます。また、歯の根の中に薬を入れる時も、空気が入らないように圧を加えるために、刺激で痛みが出ます。一時的な痛みが多いので痛み止めを飲むか、噛むと痛みが強い時は噛み合わせを調整してもらいます。詳しくは「いつまで続くこの痛み!歯の治療中、治療後の歯痛の原因と対処法」を参考にしてください。

3-2.歯の根の治療中、歯茎が腫れることがある

歯の神経が死んで根の先に膿が溜まっている歯の根の治療をすると歯ぐきが腫れることがあります。

根の中の汚れを取ると、体が根の先に溜まっていた細菌を外に出したがり、根の中からだけでなく歯ぐきの方へ出そうとするために歯ぐきが腫れます。心配せずに歯医者さんで膿を出してもらい、抗生物質で悪い細菌を叩けばすぐに落ち着いてきます。詳しくは「歯茎が腫れた時、自宅でできる応急処置と治療法」を参考にしてください。

4.歯の根の治療をしても治らない時、次の一手

残念ながら神経が死んでしまい、一度膿が溜まると根の治療をしても治る確率は70~50%です。また、何度消毒しても根の先の痛みが取れない場合もあります。これは根の先が腐っていたり、割れていたり、根の中からの消毒では治らない状態になっています。だからといってすぐに抜くわけではありません。次の一手があります。

一つは根の先と膿の袋を歯ぐきの方から取る治療法(歯根端切除術)です。歯ぐきの方から膿を取り、根の先にお薬を詰めます。例えば、前歯にセラミックを被せてある場合、根の治療をするとセラミックを壊さなければなりません。こんな時にも歯根端切除術は使えます。

二つ目は歯を一度抜いて悪い部分を取り、戻す治療法(歯牙再稙法)です。奥歯は骨が厚く歯根端切除術は使えません。そこで歯牙再稙法を使い根の先に溜まった膿を取り、根の先にお薬を詰めて戻します。もちろん全ての歯に使える方法ではありませんが一度、抜歯をする前に歯医者で相談して見てください。

詳しくは「歯の根の先に膿が溜まる歯根嚢胞/8つの症状と治療法」を参考にしてください。

歯根端切除術の治療の流れと実際の治療の様子をわかりやすく動画にまとめましたので、こちらでご覧ください。

おすすめクリニック

おかざき歯科クリニックの基本情報

ホームページ http://www.okazaki-dental.com
電話番号 045-828-6480
住所 神奈川県横浜市戸塚区品濃町1835ー29コーポレート東戸塚
診療時間 月・火・水・金 9:30~13:00 14:30~19:00
                     土          9:00~13:00 14:00~18:00 
     木・日・祝日:休診日

院長経歴

岡崎 弘典

マロ・クリニック研修オールオンフォーインプラント、ポルトガル・リスボン2010年
イナーキ・ガンボレラ研修審美インプラント、スペイン・サンセバスチャン2012年
ヨーロッパ・オッセオインテグレーション協会 イタリア・ローマ 2014年
ITIワールドシンポジウム スイス・バーゼル2017年
障がい者歯科一次医療機関 https://www.dent-kng.or.jp/iryou/shougai/
神奈川県摂食・嚥下障害歯科医療相談医 https://www.dent-kng.or.jp/iryou/sessyoku/
がん歯科医療連携登録医 https://ganjoho.jp/data/professional/med_info/dental/files/14_kanagawa.pdf
伊豆稲取 村松歯科医院矯正科 主任

まとめ

近年、歯の治療も進化し続けています。歯の神経を残す為のMTAセメント、神経を取る時に使うマイクロスコープ、根の状態を確実に診断する歯科用3DCTなど新しい治療法や機材が増えています。

歯の神経が無くなると歯の寿命は確実に短くなり、幾ら新しい治療法が増えても歯は削れば削る程、薄くなり最後は割れてしまい、こうなると抜歯しなくてはなりません。歯医者で自分にはどの治療が適しているか、相談して見てください。きっと良い治療法が見つかるはずです。

注意:このページに記載されていることは一般的に起こることです。個人差が有りますので全ての人に起こることではありません。詳しくは歯科医院にてご相談下さい。

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ひとりで悩んでいませんか?


・歯医者で抜歯と言われたが、本当に歯を抜かなければならないのか

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おかざき歯科クリニックでは、まず自分の歯の状態を知っていただいた上で、最新の治療法や保険の適用まで詳しく説明します。一人一人に合った専門性の高い治療を提供しています。
20年後、30年後も自分の歯で美味しく食事をしていただくための治療法や予防法をあなたと一緒に考えていくクリニックです。


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おかざき歯科クリニックの根管治療の流れ

根管治療

おかざき歯科クリニックでは最大限抜歯を回避する治療理念のもと治療を進めていきます。


根の治療の正確さによって歯の寿命が大きく変わってしまいます。


おかざき歯科クリニックでは、正確な診断と超精密治療により根の中の汚れをきれいにし、治療を進めて行きます。



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【執筆・監修】岡崎 弘典

日本口腔インプラント学会
日本矯正歯科学会
マロ・クリニック研修オールオンフォーインプラント、ポルトガル・リスボン2010年
イナーキ・ガンボレラ研修審美インプラント、スペイン・サンセバスチャン2012年
障がい者歯科一次医療機関
神奈川県摂食・嚥下障害歯科医療相談医
がん歯科医療連携登録医

コメント

  1. ゆか より:

    歯の根に膿が溜まり、歯の根の治療をしていますが、もう2年近くになります。

    最初の頃は週1回は行っていましたが、半年過ぎても治療が変わらないし、お金も掛かるので、今は月に2回位で通っています。
    レントゲンは最初と1年位してから1回撮っただけです。
    毎回医院長先生が治療してくださるわけではなく、
    行く度に先生が変わり、正直まだあまり慣れてない感じの先生の時もあります。
    別に大学病院ではないのですが… 若い先生が多い気がします。

    ここのクリニックに通ってて大丈夫なのか不安になっております。

    1. 歯のブログ より:

      2年は長すぎますね。
      そこの先生は何か考えがあってそのように行なっているのか、治る可能性が低いのか相談してみてはいかがでしょうか。
      難しようであれば根管治療専門の先生を紹介してもらうのも一つの手だと思います。

  2. より:

     現在、左上の4番5番の歯が歯根嚢胞になり、あるい歯医者に10回以上通っています。
    その治療は、歯の根元の神経のあったところの穴から洗浄して、その後、水酸化CAを封入して、栓をしますが、1日くらいで取れて唾があえて入るようにして約10日間くらいの後、歯医者で洗浄などの治療をしています。
     本ネットの治療法を見ますと、菌いる唾を入れてはいけないとあるが、どちらが正しい治療法なのか教えてください。

    1. 歯のブログ より:

      論文的にはラバーダムをして唾液が入らないようにすることが正しい治療です。
      その先生には何か考えがあって行なっていると思いますので、確認してみてはいかがでしょうか。

  3. 太郎 より:

    私も、近くの歯医者で50年間治療しています。そこは親子2代で歯医者をされています。
    50年間の間に他の歯医者にも行きましたが、親・子どもとも大変うまく満足しています。
    しかし治療期間が非常に長いことが問題。
    奥歯1本を被せるのに約半年。歯医者の先生いわく、「今は歯の全体のケアーを完全に済ませてからでないと保険で治療ができないことになっている」と言われるが。それ本当?
    2~3カ月間はケアー治療4カ月目でやっと奥歯の1本の治療が始まります。回数にして4回ほどで歯はかぶります。
    また、その後ケアーに2カ月、1本の歯を被せすべて終わりと歯医者言われるのに約6カ月かかります。
    それでも、大変上手なので十分満足しています。
    もっと短い期間で治療してくれる歯医者に替わりたいが他の歯医者では満足のいく治療が受けられないため(技術が下手)、期間が長くても、技術の上手な親子2代の歯医者に50年間通っています。

    1. 岡崎 弘典 より:

      いい歯医者に通われていますね。おかざき歯科クリニックでも歯茎のケアが行われないと治療を行うことができません。汚い状態でいくら治療をしても、いい治療ができないからです。そのため歯周治療で2、3ヶ月は必要となり、その後歯の治療に移ります。多くの患者さんは元の状態に戻らないように定期的にメンテナンスに通われています。これからもその素晴らしい歯医者に通い続けてください。

  4. 山下 英子 より:

    下右奥2本をインプラントをしました。それにともない上奥2本もかみ合わせが悪いと言って全く健康な歯を神経を抜いてそのあと奥の1本が違和感がありましたが1本5万円2本で10万円もする歯を痛いまま仮止めで被せてしまい2年ぐらい痛いまま使っていましたがいよいよ固いものが噛めなくなりその歯の被せを外すことになりわかったのですが2本の歯を1本づつでわなく2本つづきで被せていたことがわかりその被せが取れなくなり2本とも抜かないといけないといわれ驚きました。1ぽん5万円の歯は1本づづ別々に被せていたら奥の1本のみ被せを外すことができ最悪1本だけ抜けば良いのではないのかと思うのですが、大坂歯科大学付属病院で見てもらったら、その奥の1本が病気になっているとのことで痛くなったら抜かないといけないそうです。それだったら1本だけインプラントにできるのではとかんがえていますが2本の歯の被せがつづいているため2本とも抜かないといけなくなり納得がいかないとおもいますがどんなものだしょうか。もうその歯医者には通いたくありません。それで全部とはいいませんが自費の治療分の何割か返してもらうことはできないでしょうか?これからその歯医者に行って交渉したいとおもっています。

    1. 岡崎 弘典 より:

      大変な思いをされましたね。始めの状態や現在の状態の検査結果がわからないので私の方からコメントはできません。
      しかし、すべての治療がうまくいくわけではないので、多くの歯医者では保証期間というものがあります。
      治療をしていただいた歯医者が保証期間を設定しているのであれば確認し、必要であれば大阪歯科大学付属病院で診断書をいただき、
      相談してみてはいかがでしょうか。

  5. なるみかん より:

    11歳の頃に前歯一本が欠け神経を取り、被せをしました。その時まだ11歳だったので保険内の差し歯、プラスチックの歯ではどうか?と言われ母がプラスチックの歯にしたようです。徐々に差し歯が黄色くなり笑うとかなり気になってきました。保険外の差し歯で黄ばむ事なく他の歯を傷つけたり削れや割れることのない美しい歯をもともといるのですがどの種類の差し歯がいいですか?本気で悩んでいます。それとネットで調べたら差し歯や虫歯の詰め物で汗疱になると書いてあり、それは本当なのでしょうか?私は15歳の頃から汗疱が手に出るようになったのですが原因は差し歯の金属の可能性もありますか?
    また今年の3月にとある歯科で虫歯の詰め物をしてもらった途端、急に汗疱が今までにないぐらいひどくなってしまったのでやはり詰め物も原因でしょうか?

    1. 岡崎 弘典 より:

      大変ですね。
      もしかしたら、金属アレルギーかもしれません。
      皮膚科で金属アレルギーのパッチテストをしてみてはいかがでしょうか。
      アレルギーがあるようであれば金属を取り除く必要があります。

  6. ヤマグチ より:

    こんにちは。
    4年くらい歯医者に行っておらず、フィステルができても3年くらい放置してしまいました。その後半年かけて消毒の治療をしてもらいやっと終わったと思ったら、今朝、また同じところにフィステルができて、真ん中から小さく出血までしていました。そのせいか、フィステルのあるほうの左側が軽く頭痛もしています。まだ半年の治療が終わってものの一か月半です。
    身内から歯医者を変えたらどうかと言われましたが、一応その先生は信頼しています。しかし、こちらのサイトにあったような30分の治療という感じではなくて、大体いつも15分くらいで消毒は終わっていましたが・・。
    半年の通院はストレスでしたし、これからのことを考えると再生はショックです。
    3年も放置していると、私のように再生してしまうものでしょうか。自然治癒なんてありえないでしょうか。何かアドバイスがあったらお願いします。

    1. 岡崎 弘典 より:

      歯の根の先に膿の袋ができて、そこから歯茎に膿が出る出口がフィステルです。
      根の治療の成功率は低く、特に再治療の場合は40%程度と言われています。
      何度か治療をして治らない場合は歯根端切除術を行った方がいいのではないでしょうか。
      http://hanoblog.com/root-resection-7096
      また、頭痛も歯の根の膿が原因の可能性もあります。
      http://hanoblog.com/dental-sinusitis-9178
      一度、CTレントゲンで精密な検査をお勧めします。

  7. まつむら より:

    フロスが引っかかった銀歯の歯から違和感を感じるようになり、かかりつけ医を受診しました。レントゲン検査でははっきりとした異常はなかったようですが、被せ物の下で虫歯になってるのが痛みの原因かもしれないということで、麻酔下で歯を削られました。
    その時の説明では、神経までは侵されてないので、次回インレーの型取りをすると言われました。
    3週間後の予約日に型取りのため受診すると、説明なくさらに歯を削られ、インレーよりも範囲が広がったのでクラウンになると言われました。説明がなかったことで不信感を抱きました。
    その日から2〜3日で夜に歯が疼くようになりました。
    今も疼いて眠れません。前回の治療で細菌感染したのではないかと感じてます。
    そこの先生からは、痛みがでたら神経を抜くと言われています。
    神経を残せるものなら残したいのですが、転院すれば神経を残せる可能性はあるでしょうか?

    1. 岡崎 弘典 より:

      そうでしたか。大変でしたね。
      歯を削る大きさは虫歯の大きさや残る歯の部分が割れないように1mm以下の部分は削る必要があります。
      でも、削られる方とすればどこまで削るかなんてわからないですよね。
      歯の痛みは歯を削ると一時的に出ることがあります。痛い場合は鎮痛剤をのんでください。
      歯の神経を取るかどうかは神経の再生力によって変わります。私も虫歯の治療をしてもらった後、強い痛みが続き、その後は冷たいものや熱いものがしみていました。
      それが2、3年ぐらい続きましたが、現在は痛みもシミもなく神経は生きています。
      どのような治療をするかは歯科医によって多少違いがありますので、自分の納得のいく治療をしていただけるところで治療されてはいかがでしょうか。

  8. より:

    虫歯になり神経を抜いて、根っこの消毒と薬詰めを何回か行いましたが途中で歯が割れてしまい、結局抜歯してしまいました。
    その後、別の歯が虫歯になり同じように神経を抜いて根っこの治療で何回も通いましたが、また歯が割れてしまいこの歯も抜かれてしまいました。
    1本は入れ歯にしましたが、もう1本はそのままにしてあります。
    担当の歯科医には「割れるのは珍しいことではない」 と言われましたが、まだ40歳代です。大学の附属病院ですがどうも納得がいきません。

    1. 岡崎弘典 より:

      そうですか。それは心配ですね。
      根管治療は難しい治療です。
      また、大学の先生がすべてスペシャリストとは限りません。
      今後、もし根管治療が必要になったのであれば根管治療専門医でご相談されてはいかがでしょうか。
      歯の破折の対応も可能かもしれません。

  9. くにより より:

    25年前の前歯の差し歯がとれて、膿がたまっています。土台を外すのに根本の歯が割れる危険があり、最悪は抜歯になるかもしれないとの事。以前から通院しているとても丁寧に診察をしてくれる歯医者さんではあるのですが、そういった治療を専門に行う歯科医、大学病院等で見ていただいた方がよいのでしょうか?
    また、細菌が体に影響したりはしませんか?現在首の付け根がとても痛いです。

    1. 岡崎弘典 より:

      そうですね。
      根の先に膿が溜まっているということは歯根嚢胞(しこんのうほう)の可能性があります。
      もし、土台を外すことができないのであれば歯根端切除術(しこんたんせつじょじゅつ)という方法で根の先の膿の袋を取り除きます。
      かかりつけの歯医者による治療が難しいようであれば、専門医院に紹介してもらった方がいいと思います。
      また、首の付け根の影響は関係ないと思いますが、心配であれば内科等で血液検査をされた方がいいと思います。

  10. 佐藤 より:

    約3ヶ月前に下奥歯がしみるという事もあり、重い腰を上げて歯医者へ行きました。神経ぎりぎりまで削ったからその影響で今後痛みが出るかもしれない、そうしたら神経抜かないといけないけど出来れば残したいとの事で終わりました。銀歯をはめ、数日経つとまだ水がしみるということがある事を告げましたが、徐々になくなるとのことでした。他の小さい虫歯などの治療の為通ってる最中に痛み出し、、耐えられない痛みになり薬も効かず休み明けに受診し、神経を抜きました。数回根の治療をしましたが、1つの根の穴に器具を入れると激痛でしたが、、それも徐々になくなり土台を入れ薬を入れ銀歯をはめ完了したと思いきや、次の日に歯茎に膿の袋が出来てしまいました。再度、銀歯を外し根の治療中なのですが、仮蓋をすると必ず痛みが出てしまい、それでも薬を飲んで凌いできましたが、顎まで腫れるようになってしまい根の治療後は開放状態にするようになりました。しかし、当初出来た歯茎の膿の袋は少し小さくなりましたが、一昨日からまた激痛で手前の歯の歯茎横に更に大きな膿の袋が出来てしまいました。歯医者へ行く前から右顎下部分に触って分かる小さなシコリがありました。顎が腫れた時に気付いたのですが、そのシコリが大きくなっていました。根気よく治療してくれた先生には申し訳ない気持ちはありますが、神経取る前にレントゲンを1度撮ったきりで今自分の歯がどんな状態かも分からず、悪化してるように思えてしまい、新しく出来た歯医者(看板には口腔外科、歯科、小児歯科)を受診しようかと思っております。違う歯医者へ何度か行った際大変な目にあっており、最後には恐怖のあまり気絶してしまったという失態もあり、、なかなか他の歯医者へは行けなかったのですが、今の歯医者の先生もお年で肉眼で根の治療を行ってる為か器具が歯の根の穴とは別のところに刺さる事が何回かあり…(他にも色々あって)新しい歯医者の受診を決心しました。
    やはり、、膿の袋があったりした場合の根の治療は膿が取れるまで痛いのですか?歯茎を切開して膿を出す場合は麻酔自体痛いのですか?不安で仕方ありません。でもこの痛みや膿の袋をほっとく訳にもいかず、治療は終わるまで続けたいと思ってます。どうかご教授願います。

    1. 岡崎弘典 より:

      確かに、歯の根の治療で症状がある時には麻酔が効きにくく痛みが伴うことがあります。歯の根の治療は根の中に細菌が入ってしまうと再発してしまうので、
      ラバーダム(根の中に唾液が入らないようにするためのゴムのシート)http://hanoblog.com/rubberdam-isolation-technique-11620
      を使う必要があります。歯医者を変えるのであればこのラバーダムを使ってくれる歯医者で治療をされるか、根管治療専門の歯医者で治療をされることをお勧めします。

  11. おぐら より:

    4年前に左側の奥から三番目の歯を抜きインプラントにしました。それから託児所があれ歯医者に病院を変えて口の写真などを撮ってもらったら抜いた歯の前にある歯の上に膿があると言われました。インプラントをして3ヶ月たって言われたのでビックリしました。
    インプラントをした歯医者に行ったところ問題ないと言われ、何も違和感がなかったので気にしていませんでした。15年前に前歯の神経を抜いた歯の上にも膿があると言われ、違和感がないなら治療はいいといわれ、妊活中なのでほかっていました。一年前インプラントの保証切れる前にやっぱり違和感があるので見てもらうと、歯茎を切って膿を出してくれました!インプラントを取って中から治療はしたくないのか、前歯もあるから根元を切る治療を鼻の横からメスを入れてやってもらったらどうですか?と言われ、なぜ歯茎なのに顔にメスをいれないといけないのか、恐怖でしかなく、一年たってしまい、今前歯の上の方に口内炎みたいな白いものができてしまいました。歯茎の色もの青っぽく、根元の治療で治るのか?鼻の横からメスを入れないといけないのか、歯を抜くのだけは嫌です。
    口の中のメスなら傷もの治りやすいです。そしたら口腔外科でやります。
    顔にメスは無理です。一番早く治療が終わるのは口腔外科の方だとは思いますが、インプラントも35万もかかり悩みます。
    今から行く歯医者次第とは思いますが、他に何かありますか?

    1. 歯のブログ より:

      左上の真ん中辺の歯の根の先に膿が溜まっていて治療が必要ということですね。
      インプラントは取る必要はありません。膿が溜まっている歯の根の治療をする必要があります。
      また、歯の根の治療で顔の横からメスを入れることはほとんどありません。
      治療法は歯根端切除術(しこんたんせつじょじゅつ)という方法で基本的には歯茎の方からメスを入れます。
      できれば専門的な治療をしている歯医者で、相談されたほうがいいと思います。

  12. なごみ より:

    右上7番の銀歯の歯が一部欠け、痛みも無かったので、ほっておきました。2年半位して、少し痛みが出てきたので、歯医者さんに行きました。治療スタート。全然痛みもなく、3回治療した後、次のステップに進みましょう。と言われました。が、その日から、歯が痛くなりました。1週間後ごとに予約を入れていたのですが、だんだん痛みが無くなってきたと思って治療を受けると、また痛くなっての繰返し。(4回)私の歯は、もう、治らないのでしょうか?

    1. 歯のブログ より:

      歯の根の先に膿が溜まっていたのかもしれませんね。
      心配であればセカンドオピニオンで確認してみてはいかがでしょうか。
      また、最終手段としては歯の再植法というものがあります。

  13. なごみ より:

    2回目のメールです。
    小学生以来、虫歯の治療をした事がないのに、歯が少し欠けて、ほっといただけで、そんなに治療に時間がかかるのでしょうか?少し痛みが出て、節目点検のハガキがあったので、歯医者さんに行っただけなのに…
    歯の治療について言われた事は、壊死しているところが虫歯になっているので、その部分を削って、薬を変えていきますね。歯が欠けたのも虫歯が原因でしょうね~との事でした。それ以外は、何も言われなかったですけど、膿が溜まったりしていたのでしょうか?また、再植法というのをした方がいいのでしょうか?

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