口臭原因別!すぐにできる口臭対策から歯医者でしかできない口臭対策

あなたは口臭について家族やパートナーに指摘され悩まれているのではないでしょうか。毎日丁寧に歯磨きをし、自分でも気にならなかった口臭を指摘されれば不安になりますよね。

口臭は毎日気をつけていても、口の中や体調の変化、時間帯、前日食べたものなどによって変わることがあるのです。そのため口臭対策には歯磨き方法や舌ブラシなど簡単なものから、殺菌方法や体質改善など専門的なものまであります。また、口臭の原因によって対策も変わってきます。

今回は口臭の原因別に自宅でできる口臭対策から歯医者で行う口臭治療までお伝えします。

目次

1.口臭の原因

口臭を主訴に来院された患者で口臭は主に3つの原因に分けられます。歯垢などの生理的口臭、歯周病などの口の中の病気による口臭、口臭がないものです。また、1%程度は糖尿病や蓄膿症など体の病気による原因で口臭が起こります。

1−1.歯垢などによる生理的な口臭

口臭の原因の1/3は生理的な口臭で口の中に歯垢が残っていることによる口臭です。歯磨きやデンタルフロス、舌ブラシなど毎日のケア不足で起こる口臭です。対策は「2.すぐに臭いを消したい口臭対策」や「3.毎日実行したい口臭対策」を行うことによって改善することができます。

1−2.歯周病など口の中の病気による口臭

口臭の原因の1/3は口の中の病気によるもので最も口臭の原因になるものは歯周病です。また、虫歯の放置や親知らずが半分生えている状態などによっても口臭は起こります。対策は「4.歯医者で行う口臭対策」を行うことによって改善できます。

1−3.口臭はないが口臭が気になる

残りの1/3は口臭が気になって歯医者に行ったが口臭がないものです。口臭がないからといって気になる方もいます。対策は「2.すぐに臭いを消したい口臭対策」や「3.毎日実行したい口臭対策」「4.その他の口臭対策」を行うことによって改善することができます。また、あまりに口臭が気になりすぎてしまう方は口臭症という精神的な病気の可能性もあります。

1−4.1%程度が他の病気が原因

稀な口臭の原因ですが1%程度は口に関係がない体の病気の可能性があります。これは自分自身では対応ができないものなので「6.体の病気の口臭対策」を参考にしてください。

2.すぐに臭いを消したい口臭対策

2−1.マウスウォッシュなどの洗口剤 ☆

口臭の原因菌を殺菌消毒するためのマウスウォッシュをお勧めします。マウスウォッシュは一時的に口臭を抑える効果があります。マウスウォッシュの成分によって口臭の原因菌の繁殖を抑えたり、爽快感などが得られます。詳しくは「マウスウォッシュで効果的に口臭を防ぐ5つのポイント」を参考にしてください。

注意点:アルコール成分が強いマウスウォッシュ(リステリンなど)はアルコールが揮発する際、唾液の水分も蒸発させて、唾液の量が減り、口臭が強くなります。また、マウスウォッシュを使いすぎると本来口の中にいるべき細菌が減ってしまい、カビの一種のカンジダ菌などが増殖し、舌が黒くなる黒毛舌になることがあります。マウスウォッシュは歯磨き後に少量で十分です。

2-2.ブレスケアで胃から匂いを抑える ☆

食べ物は、通常3〜5時間ほどで胃の中で消化されます。遅い時間に食事された方、あるいは食後すぐに約束がある方は、まだ全ての食材が消化されずに胃の中に残っている場合があります。そのような方にお勧めは、小林製薬株式会社の「ブレスケア」です。お腹に直接届き、臭いを抑えます。ブレスケアにはパセリの成分が含まれています。パセリには殺菌効果や消臭効果があり、これらの効果によって一時的に口臭を抑えます。

2-3.ガムで唾液を出して口臭を防ぐ ☆

ガムを噛むことによって歯や粘膜から歯垢を落とす効果、唾液を多く出し細菌の増殖を抑える効果、ガムに含まれる香料による消臭効果があります。キシリトール入りのガムを噛めば虫歯予防にもなります。

2-4.16時間前から臭いのキツイ食事は避ける ☆☆

ニンニクやニラに含まれる悪臭成分は、胃で消化された後、血液によって、体内をめぐります。そして汗として排出されると体臭となり、肺を通じて息として排出されると口臭となります。ほとんどは、時間の経過とともに臭いは弱りますが、完全に臭いが消えるまでには16時間かかると言われています。大事な人と会う前の日の夕食は、できるだけ臭いの強くないものを選びましょう。

2-5.水で体の中から浄化する ☆

血液中に溶け込んだ悪臭成分は、水分と一緒に排出できます。水分を十分に摂って頻繁に排尿し、全身の水分と入れ替えましょう。お風呂でじっくり汗をだすこともいい方法です。

3.毎日実行したい口臭対策

3−1.歯ブラシとデンタルフロスで出血しない歯茎にする ☆☆☆

口臭の主な原因は歯茎周辺の歯垢や出血、膿です。まずは、自宅で歯茎から出血しない健康な歯茎の状態を作ります。歯茎からの出血は血生臭い口臭の原因となります。特にデンタルフロスを行った後、臭いを嗅いでみてください。出血や臭うようであればまだ、歯茎が改善されていない状態です。毎日夜はデンラルフロスを使うようにしていけば、口臭が改善されます。

3−2.舌ブラシで舌苔を取り舌をきれいにする ☆☆☆

舌が白く苔のようになっている状態を舌苔(ぜったい)と言います。舌苔は舌の表面が角質化して、食べかすや細菌が溜まり口臭の原因となります。毎朝舌ブラシで舌苔を軽くこすると口臭が改善されます。

3−3.唾液腺をマッサージして唾液を多く出す ☆

口の中の細菌の多くは唾液によって洗い流され口臭を防ぎます。唾液は唾液腺という器官から出されています。そのため唾液腺をマッサージし、活性化させることによって多くの唾液を出して、口臭を抑えます。また、口の中の粘膜をマッサージすることによって、粘膜を刺激し、粘膜の中にある唾液腺から唾液を出し、口の中に潤いをもたせて口臭を防ぎます。マッサージは耳の後ろから下顎にかけて行います。耳下腺(じかせん)や顎下腺(がっかせん)の唾液を刺激することができます。

3−4.サプリメントで口の中の悪玉菌を善玉菌にする ☆

バイオガイアというサプリメントは口の中の悪玉菌を善玉菌に変えていく効果があります。バイオガイアに含まれる善玉菌であるロイテリ菌が、口の中にいる悪玉菌と置き換わることによって、口の中の環境を変え、口臭を予防します。

4、その他の口臭対策

4−1.朝起きた時の口臭 ☆

寝ている間は唾液の量が減り、口の動きも減るため細菌が繁殖し、朝起きた時の細菌の数が一番多くなります。そのため1日の中で最も口臭が発生しやすい時間帯です。寝る前に徹底した歯磨き、サプリメントなどで細菌の増殖を抑えておくと朝の口臭は抑えることができます。

4−2.お腹が空いた時や疲れている時の口臭 ☆

空腹やストレスが強くなると血液中にケトン体が上昇し、肺でガス交換が行われ、呼気中にアセトン臭が出ることがあります。無理なダイエットや疲労は口臭の原因になりますので、適度に食べることで口臭を防げます。

4−3.緊張した時の口臭 ☆

緊張やストレスがあると唾液の量が減り、口の中を洗浄する機能が失われます。口の中に細菌が出したガスが蓄積されアセトン臭が出ることがあります。多くの場合、一時的なものが多いため、緊張が取れ、ストレスが緩和されれば口臭もなくなってきます。

4−4.ホルモン変化による口臭 ☆

妊娠時口臭、月経時口臭、思春期口臭、更年期口臭があり、これらはホルモンの変化によって起こる口臭です。妊娠中には歯周病菌が原因となります。また、排卵予定の48時間以内や月経の始まる前には口臭の原因のガスである揮発性硫黄化合物が急増します。これらは一時的なものが多く、ホルモンバランスが落ち着いてくれば、口臭も改善してきます。

5.歯医者で行う口臭対策

5-1.口臭の一番の原因である歯周病の治療をする ☆☆☆

歯周病菌の多くが、歯周ポケットに潜んで、唾液、血液あるいは食べカスに含まれるタンパク質などを分解して口臭を発生します。歯周病はほとんど痛みもなく進行していくため、歯を磨いた際に出血したり、歯茎がはれたりあるいはグラグラしている歯がある方は、自分では気づかないうちに口臭を出しているかもしれません。歯周病は初期のうちでも口臭が出ます。早めに治療を行っていきましょう。詳しくは「歯周ポケットは口臭や歯周病の始まり/歯周ポケット改善方法」を参考にしてください。

5-2.虫歯菌が口臭を発する虫歯菌を退治 ☆☆☆

虫歯が進行して歯にポッカリ穴が開いてしまった場合、あるいは詰め物が取れてしばらく放置している場合、歯磨きをしてもなかなかうまく磨くことができず、細菌が発酵して口臭を出します。虫歯の治療をして細菌の住みかをなくすことによって、口臭を防ぐことができます。詳しくは「キレイに治す前歯の虫歯治療/笑顔をとりもどす治療」を参考にしてください。

5-3.口臭のすみか!親知らずを抜く ☆☆

斜めや横向きに生えている親知らずは、食べ物が詰まりやすく、また一番奥に生えているため、歯磨きが難しいことから、口臭の原因である虫歯や歯周病が進行していることが多々あります。トラブルが多い親知らずは早めに抜歯をし、口臭予防をしておきましょう。詳しくは「親知らずが口臭の原因となる5つのメカニズムと3つの対策法」を参考にしてください。

5−4.クリーニングで食べかすを徹底的に落とす ☆

自分で歯磨きをしても100%歯垢を落とすことができません。歯医者では専用の器械を使うことによって、口臭の原因である歯垢を徹底的に落とすことができます。

5−5.唾液腺マッサージで口に潤いを持たす ☆

口の中の細菌の多くは唾液によって洗い流され口臭を防ぎます。唾液は唾液腺という器官から出されています。そのため唾液腺をマッサージし、活性化させることによって多くの唾液を出して、口臭を抑えます。また、口の中の粘膜をマッサージすることによって、粘膜を刺激し、粘膜の中にある唾液腺から唾液を出し、口の中に潤いをもたせて口臭を防ぎます。

5−6.マウスピースによる除菌療法 ☆

口臭の主な原因は口の中に存在する嫌気性菌(けんきせいきん)が発生させるガスです。この嫌気性菌を除菌する方法が3DS(dental drug delivery system)です。専用のマウスピースの中に抗生物質や消毒剤を入れて、薬剤が唾液によって流されないようにし、嫌気性菌を除菌して、口臭を抑える方法です。詳しくは「歯周病を薬で治す最新3DS除菌療法と歯周病菌に効果のある薬」を参考にしてください。

5−7.抗生物質による除菌治療 ☆

細菌が原因で起こる口臭には抗生物質を使うことがあります。副鼻腔炎や歯周病、親知らずなど細菌感染によって口臭がひどくなる場合には抗生物質を使って、細菌の増殖を抑え、口臭を防ぎます。ただし、抗生物質の治療は一時的に細菌量を抑えるだけになります。

5-8.次世代洗口剤「次亜塩素酸電解水」で殺菌・消臭 ☆

食塩水を電気分解して生成する次亜塩素酸電解水は、殺菌成分である有効塩素が、口臭原因菌などのお口の細菌を殺菌するため、次世代の口腔洗浄剤として、歯科界では注目が高まっています。その中でもMeDeS(メデス;ハイクロテックメディカルジャパン社)は、強い殺菌力にも関わらず、他の電解水と比較し、歯茎には優しいとされています。また電解水独特の塩味が比較的少なく、ミントの仄かな香りがあり、使用後はさっぱりします。歯医者での購入のみになります。

5−9.漢方薬による薬物療法 ☆

口臭治療で多く使われているのが漢方薬です。口臭は体のバランスによって発生する生理的口臭というものがあります。この生理とは緊張や疲労、ホルモンなどの変化が影響します。体調の変化を安定させて、体のバランスを整えるのが漢方薬です。また、口臭は唾液の量が減ることでも起こります。漢方薬には唾液の量を回復させる効果もあります。歯医者で処方されているものは半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)、五苓散(ごれいさん)、白虎加人参湯(びゃっこかにんじんとう)などがあります。

6、体の病気の口臭対策

6−1.癌や歯肉炎による口臭 ☆

口の中の粘膜に強い炎症や癌があると出血や壊死が起こり口臭が発生します。壊死性潰瘍性歯肉炎(えしせいかようせいしにくえん)や舌癌などは粘膜が壊死してしまうため口臭が強くなります。早急にかかりつけの歯医者に相談する必要があります。

6−2.耳鼻科領域の口臭 ☆

副鼻腔炎(ふくびくうえん)、扁桃腺炎(へんとうせんえん)、上気道中咽頭癌(じょうきどうちゅういんとうがん)など口臭の10%ほどは耳鼻科領域の病気が原因で起こります。鼻や喉の病気は口呼吸や睡眠時無呼吸症候群が起こっていることもありますので、耳鼻科での確認が必要になります。

6−3.内臓の病気は専門医へ依頼 ☆

糖尿病や腎不全、肝疾患、肺がんなどがあると口臭が発生します。また、のんでいる薬によっても口臭が起こることがあります。専門病院での治療が必要となります。

7.口臭症とは

口臭症とは心理的な口臭で「口臭が無いにもかかわらず、自分の口臭が他人に不快な思いをさせていると悩むこと」です。誰もが口臭があれば他の人がどう思っているか気になりますよね。しかし、口臭が無いにもかかわらず、不安が大きくなりすぎてしまうと、心理的な口臭となり、極端な場合は精神科などの専門的な治療が必要となります。

詳しく知りたい方は日本口臭学会ガイドライン策定委員会編を「口臭への対応と口臭治療の指針2014」を参考にしてください。

まとめ

1、定期的に歯医者でクリーニングを行い清潔な口の中を保つこと
2、サプリや洗口剤などで気になる臭いを消すこと
3、それでも気になる場合は体の病気や心の病気の可能性があるため口臭専門医などに相談すること

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