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危険信号!歯茎からの出血を止める自宅でできる4つの手順と正しい治療法

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歯磨きの時、歯茎から出血してくることはないでしょうか。歯ブラシに血が付いたり、ゆすいだら血がにじんでいたりすると驚きますよね。それは歯周病かもしれません。歯周病は歯茎の腫れや口臭を伴い、体全体にも悪い影響を与えるこわい病気です。実際、歯茎からの出血をすぐに止めることは出来ず、歯周病の治療をすることによって徐々にその量が減ってきます。ここでは自宅でできる歯茎から出血を止める方法と根本的な原因である歯周病の治療法について詳しくお話しします。

1.歯茎からの出血の90%は歯周病が原因

日本人の成人の80%の人が歯周病です。このほとんどはお口の中の衛生状態が悪いことによって引き起こされ、歯茎の腫れや出血を伴っています。歯肉炎や初期の歯周病であれば、お口の中を清潔な状態に改善することで、健康な歯茎に戻すことができます。しかし、そのまま放置してしまうと歯周病が悪化し、歯を支えている骨が溶かされ、歯が抜けてしまう可能性があります。 また、歯周病は糖尿病、心臓病、脳卒中、慢性腎疾患、肺炎、骨粗しょう症、癌および早産などの合併症を伴うことがあります。そのため歯周病を改善することはとても重要なことであります。

2.自宅でできる歯茎からの出血を止める4つの手順

注意:この方法は根本的な解決方法ではなくとりあえず改善する方法です。

2-1.柔らかい歯ブラシで歯と歯茎を磨く

02歯茎から出血があるときは歯茎が腫れ、傷つきやすくなっています。やわらかめの歯ブラシで優しく歯と歯茎をマッサージするように磨きます。出血はすぐに止まるわけではなく2~3週間程しっかり行うと徐々に出血の量が減ってきます。初めから固い歯ブラシでゴシゴシ磨くと歯茎に傷がついて、出血が増えてしまいますので、注意してください。お勧めの歯ブラシは「ライカブル」オーラルケアから販売しています。通販で購入可能です。毛先が柔らかく、ヘッドが大き目なのが特徴です。

2-2.デンタルフロスを歯に添わせるように使う

DSC_0765.jpgフロス (1)歯茎から出血の量が減ってきたらデンタルフロスを使用してみてください。デンタルフロスは歯茎から歯の頭のほうへ添わせるように汚れを掻き上げるように使います。デンタルフロスも歯ブラシと同じように無理に歯ぐきに入れると歯ぐきが傷ついてしまい、出血が増えてしまうので注意が必要です。

2-3.殺菌作用のある歯磨き粉を使う

ジェルコート歯茎から出血があるときは泡立ちが少なく殺菌作用のあるジェル状の歯磨き粉がお勧めです。ジェルによって摩擦が減って適度なマッサージ効果が得られるため、泡立ちの多い歯磨き粉よりお勧めです。また、殺菌効果によって歯茎の出血も治まってきます。お勧めなのが「コンクール ジェルコートF」刺激も少なく、殺菌作用のある歯磨き粉です。通販で購入可能です。

2-4.アルコール性の洗口剤を控える

歯茎から出血があるときにアルコール成分が多い洗口剤を使用すると、アルコールによる刺激と乾燥によって歯茎からの出血が増えてしまいます。ジェル状の歯磨き粉でも十分ですが、洗口剤を使用したい場合は刺激が少なく殺菌作用の強い洗口剤を使用するようにしてください。

3.根本的に解決するためには歯周病治療が必要

歯茎からの出血は上記の手順に従えば1か月もたてばほとんどの方は減少してきます。ただし原因を解決したわけではないのですぐに元に戻ってしまいます。歯茎からの出血の90%は歯周病ですので、歯周病の治療を早期に行う必要があります。歯茎からの出血は歯周病の進行傾向のバロメーターでもあります。

3-1.歯茎からの出血の原因を探る検査

歯と歯茎のすき間、歯茎からの出血部位、歯の揺れ、骨の溶け具合、細菌の種類などを検査して歯周病の進行度合いや多く出血する部分を特定します。詳しくは「30代以上の方必見!歯周病に負けない5つの知識と3つの治療法」を参考にしてください。

3-2.プロに教わるブラッシング方法

歯茎からの出血を止めるためのブラッシング法は歯と歯茎の間の汚れをしっかり取ることです。力、角度、汚れの落ち具合など、しっかりプロの歯科衛生士に教わり、自分に合った効果的ないい磨き方を行います。詳しくは「虫歯や歯周病を徹底的に防ぐ「歯磨き力」をつける6の秘訣」を参考にしてください。

3-3.20%磨き残しを減らすことができるデンタルフロス

歯ブラシでは60%、デンタルフロスでは20%の汚れを落とすことができます。虫歯の90%は歯と歯の間から出来てしまうことを考えると、歯と歯の間の汚れを落とすこの20%には、それ以上の効果があることがわかります。歯磨きの時はデンタルフロスを先に行う習慣を付けてみてください。詳しくは「歯医者は絶対やっている!デンタルフロスで虫歯や歯周病を防ぐ方法」を参考にしてください。

3-4.根元のすき間は歯間ブラシ

歯周病になると歯の根元のすき間が広がってきます。すき間の広さにあわせた歯間ブラシを使うと効率的に汚れが落とせます。

3-5.自分で磨けない部分を磨いてもらうクリーニング

歯ブラシやデンタルフロスで汚れが取れるのは80%までと言われています。残り20%は定期的にプロの歯科衛生士に汚れを取ってもらいます。100%を目指して頑張りすぎたり、歯茎に傷をつけてしまうよりも、磨けていないところをプロに任せて、磨き方のアドバイスをもらったほうが楽にブラッシングができるはずです。詳しくは「歯医者で行うクリーニングの6つの疑問とセルフクリーニングの4つの手順」を参考にしてください。

3-6.歯と歯の間を埋めてしまう歯石除去

歯石が溜まると汚れが残りやすくなり歯茎からの出血の原因になります。歯石は歯ブラシでは取り除くことができない為、歯医者の機械で歯石を砕いてもらいます。詳しくは「絶対歯石を取ったほうがいい本当の理由」を参考にしてください。

3-7.歯茎の中のこびりついた黒い歯石除去

歯茎から出血がある方は歯石と血液が結びついて、歯茎の中で歯の根元に黒い歯石としてこびりついてしまいます。これが最も歯周病に悪影響をもたらすものなので、しっかりと取り去り、歯の表面に汚れが付きにくいようにします。

4.歯周病以外で歯茎から出血する原因

4-1.ブラシの圧が強いと傷つける

歯を磨く時ブラシの圧が強すぎると歯茎が傷つき、出血します。また、強すぎるブラシは歯茎を下げ、歯が伸びたように見えます。歯ブラシの圧は100~200g程度が最も効率のいい圧力です。

4-2.ホルモンバランスの変化で血流が増える

妊娠、更年期障害や月経によって引き起こされるホルモンの変化は歯茎への血流を増やすことがあり、出血を多くします。歯周病が急激に進行する時期でもありますので、丁寧なブラッシングと歯医者での定期的なクリーニングを行います。

4-3.全身の病気は血が止まりにくい

歯茎の出血は、血液凝固障害、糖尿病、心臓病、がん、壊血病などの多くの病状の徴候である場合もあります。内科への受診が必要です。抵抗力が弱くなっているため歯医者での定期的なクリーニングも必要となります。

4-4.降圧剤などの薬で歯茎が腫れる

降圧剤など特定の薬は歯茎を厚くし、歯茎からの出血を多く引き起こすことがあります。歯周ポケットが深くなり自分で汚れを取ることが難しい歯茎です。お薬を変えるか、変えられない場合は月一回の歯医者でのクリーニングをお勧めします。

4-5.歯ぎしりは骨が溶ける

歯ぎしりによって歯が揺さぶられ、歯茎に炎症を起こして、歯茎から出血します。マウスピースによって歯の周りの骨を守る必要があります。詳しくは「歯ぎしりによって起こる怖い出来事/マウスピースがあなたの歯を守ってくれる」を参考にしてください。

4-6.口呼吸は万病のもと

歯茎はいつも唾液によって守られていますが、口呼吸がある方は前歯がいつも乾燥してしまい、歯茎が腫れ出血してしまいます。鼻呼吸トレーニングをして、唇をいつも閉じているようにする必要があります。詳しくは「口呼吸によって起こる9つの危険と6つの改善方法」を参考にしてください。

4-7.ドライマウスは原因を特定

唾液の量が少ないため、歯茎全体が乾燥してしまい、炎症を起こして出血します。ドライマウスの原因の特定を行います。原因が改善できないものであれば人工唾液を使ってお口の中の潤いを保ちます。

4-8.喫煙は自己管理

喫煙は毛細血管を収縮させるため、表面の血液の循環は悪くなり、内側の歯茎は常に腫れていて、出血しやすくなります。禁煙するしかありません。

4-9.遺伝的要因/両親の歯の数は

特定の遺伝子マーカーを持つ人は、歯茎から出血しやすく、他の人よりも歯周病を発症しやすいとされています。両親が歯周病で早くに歯を失っている方は要注意です。定期的なメンテナンスを短い単位で行うことが有効です。

まとめ

歯茎からの出血は歯周病の危険サインです。そのサインを見逃してしまうと、歯を失う危険もあります。大切な歯を失うことなく一生自分の歯で食べるためには、自分で行うブラッシングはもとより、歯医者で行うクリーニングを上手く利用することが効果的です。

注意: このページに記載されていることは一般的に起こることです。個人差が有りますので全ての人に起こることではありません。詳しくは歯科医院にてご相談下さい。

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