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口の中に血豆ができる6つの原因と対処法/血管腫について

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今まで口の中に血豆などできたことがないのに、急に血豆ができると驚きますよね。血豆は粘膜の下に血液が溜まった状態です。しかし、実は多くの場合、歯で粘膜に傷をつけて血豆ができてしまうのです。親知らずや歯の治療前後に起こりやすいのです。今回は血豆ができる6つの原因と対処法、血豆に似ている病気についてお伝えします。ぜひ、参考にしてください。

1.口の中に血豆ができる6つの原因と対処法

1−1.親知らずで頬が傷がつく

親知らずが生えてくると頬にあたり、血豆ができることがあります。親知らずは一番奥から生えてきます。親知らずの生える隙間がないことが多く、横や斜めに生えてきて、歯茎が擦れたり、頬に傷をつけたりして血豆ができます。

 

対処法

方向が悪い親知らずは抜歯をおすすめします。親知らずは細菌の温床となることが多く、親知らずだけでなく周りの歯まで虫歯にしたり、歯周病にしてしまいます。そのため頬を噛んだり、周りの歯に悪い影響のある親知らずの場合は抜歯をした方がいいです。詳しくは「親知らずが生えかけで歯茎が痛い時、すぐに痛みを取る6つの方法」を参考にしてください。

1−2.歯ぎしりで頬が傷つく

歯ぎしりのある方は頬に血豆ができることがあります。歯ぎしりする方は頬に歯型がつくほど強い力で、食いしばったり、歯をギリギリしたりしています。そのため頬に傷がついたり、頬を噛んでしまったりして、血豆ができることがあります。

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対処法

歯ぎしり用のマウスピースを使用します。歯ぎしり自体を止める方法はありません。そのため頬に傷ができないようにマウスピースで噛む力を分散させます。詳しくは「歯ぎしり用マウスピースの7つの効果と値段/市販品の危険性」を参考にしてください。

1−3.歯の治療後頬を噛む

歯の治療には多くの場合麻酔を使います。麻酔が効いている時に誤って頬や舌を噛んでしまうと血豆ができてしまいます。また、歯を削り型を取っている最中の歯は、詰め物が出来上がるまで尖っている場合があります。

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対処法

治療中の歯の方では噛まないようにします。歯の治療は左右一緒にすることが少なく、どちらか噛める方を残しながら治療をします。治療中の歯では極力噛まないようにし、食事も頬や舌を噛まないように軟らかいものを食べるようにします。また、治療中の歯で噛んでしまうと歯が割れてしまうこともあります。詳しくは「歯医者の麻酔が効いている時間/注意すべき4つのこと」を参考にしてください。

1−4.入れ歯や被せ物の治療後

奥歯に入れ歯や被せ物が長期間入っていない時期があると、治療後に頬を噛みやすくなって血豆ができることがあります。奥歯に噛む力がかからない期間があると筋肉が弱くなり、頬が内側に入り込み、治療後に頬をよく噛むようになってしまいます。血豆や内出血が大きくなることがあります。

対処法

噛む力が強く発揮できる治療を行い、衰えてしまった筋肉を鍛える必要があります。噛む力が回復してくると筋肉が張り、頬を噛まなくなってきます。

1−5.食事の時に間違って舌を噛む

食事の時など頬や舌を間違って噛んでしまうと血豆ができることがあります。歯には反射があり、硬いものや頬や舌を噛むと無意識に噛む力を弱めます。しかし、それでも手遅れとなり傷をつけて血豆ができてしまうことがあります。

対処法

対処法は特にありません。気をつけられるものではありません。ただ、あまりに頻繁に起こる場合は顔面や舌になんらかの麻痺がある場合もあります。口腔外科などに相談する必要があります。

1−6.矯正器具が当たる

矯正器具を入れたはじめの頃は矯正器具が頬や舌にあたり血豆ができることがあります。矯正器具は歯の表面に接着材でつけます。歯の表面から出っ張った形になるので粘膜が擦れたり、頬を噛んでしまい口内炎や血豆ができることがあります。

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対処法

矯正器具を被うためのワックスというものがあります。矯正用ワックスは粘膜に当たっている器具をワックスで被い、粘膜に傷をつけないようにします。時間が経つと取れてしまうので、取れたらつけるようにします。矯正器具が慣れてくると、粘膜も少し強くなり、口内炎や血豆ができにくくなります。詳しくは「歯科矯正の痛みについて知っておきたい4項目」を参考にしてください。

2.血豆に似ている病気

2−1.血豆と似ている血管腫(けっかんしゅ)

血管腫とは粘膜の下に血管が多くなり、赤や青みがかったふくらみができる状態です。血豆は粘膜の表面に赤く膨らむのに対し、血管腫は粘膜の下に暗紫色に膨らみます。触ると弾性があり、強く押すと色が薄くなります。膨らんだり、小さくなったりすることはありますが、進行性でないので経過観察をする場合や、口腔外科で切除する場合もあります。

 2−2.粘膜に色がつく色素沈着(しきそちんちゃく)

色素沈着は粘膜や歯茎にメラニン色素が多くなり、黒っぽいシミのようにできます。ふくらみがないため血豆や血管腫と区別します。タバコを吸っていないのに歯茎の色が黒っぽい人は同じ原因です。ホクロのようにできるものを色素性母斑(しきそせいぼはん)といい、まれに悪性黒色腫になることもあります。銀歯が溶け出して歯茎を黒くする色素沈着もあります。

2−3.特発性血小板減少性紫斑病(とくはつせいげんしょうせいしはんびょう)

粘膜や皮膚に赤や紫色の点状や斑状が見られます。押しても色が変わらないので血管腫と区別します。自己免疫疾患で血小板が減っているため歯茎から出血しやすくなります。医科の専門的な検査が必要です。

まとめ

血豆は多くの場合一時的なものなので心配する必要がありません。また、原因がわかれば親知らずの抜歯や、歯ぎしり用マウスピースなどで対応します。しかし、頻発する場合やなかなか消えない場合はかかりつけの歯医者か口腔外科で一度相談してください。

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