歯科矯正は痛いと聞きますがいったいどれくらい痛みを感じるのだろうか、実際矯正をしているけれどこの痛みは普通なのだろうか?個人差はありますが、聞いていたほど痛みもなく我慢できる程だったという声がほとんどです。しかし、痛みの感じ方は人それぞれなので一概に痛みは少ない、とは言い切れないのです。それでは、実際に矯正の時に感じる痛みとはどんなものなのか?そんな疑問にお答えします。痛みの原因から対処法まで詳しくお教えいたします。
1.歯科矯正の痛み4項目
歯科矯正は、矯正と名がついている通り矯正です。本来あるべき場所に歯を移動させるので痛みを伴います。簡単に説明すると歯の周りの骨が動かされることによっての痛みなので虫歯による痛みとは異なります。矯正装置をつけてから4時間後くらいから徐々に痛みが出始めます。それでは、矯正による痛みの種類をご説明します。
1-1.何もしていないのに痛い
装置をつけてから徐々に歯を動かされて痛みが出ます。歯の根っこの部分に違和感を覚えてそれが徐々に痛みに変わってきます。痛みは個人差がありますが、何もしていない時の痛みは違和感を感じる程度です。装置をつけてから1週間がピークになり徐々に落ち着いてきます。矯正装置の種類によって痛む感覚が違いますが、矯正による痛みはどれも同じです。歯科に行き矯正装置を交換するとまた痛みが出てきます。これを繰り返して矯正されていきます。
1-2.物を噛むと痛い
この痛みが1番厄介かもしれません。装置をつけて4時間ごろから徐々に感じます。装置をつけて1週間あたりにピークを迎えて徐々に落ち着きますが、矯正が終了するまで続きます。ピークの時はご飯を噛むことさえ痛いです。噛み切ることができなくなります。2週間を過ぎたころから徐々に痛みがなくなり普通の食事が出来るようになります。
1-3.装置が当たって痛い
これは、矯正の装置の種類によってではありますが、ブラケットと呼ばれる装置がほっぺたに常に接触した状態になるため当たりが強い場所は口内炎になってしまうことがあります。平均して口内炎は4つ出来ると思って頂ければと思います。また、歯の内側に矯正装置がついている場合は舌に当たり舌に口内炎が出来る場合もあります。
1-4.ほっぺたを噛んで痛い
矯正を始めると、どんどん歯が動いてきます。本来噛んでいた場所から正しい位置に移動しているので噛み合わせが安定しないうちは、ほっぺたを噛んでしまうことがしばしばあります。
2.矯正の痛み軽減法
矯正を始めてからついて回る痛み。矯正の装置を交換するたびに同じような痛みを繰り返します。矯正期間は大体1年〜2年と言われています。元々の歯並びの状況や、舌のクセなどによって治療期間は人それぞれです。それでは、その痛みを軽減する方法をお教えします。
2-1.ワックス
ブラケットと呼ばれる装置が当たって痛い場合は、ワックスと呼ばれる半透明の粘土を、装置にカバーするようにつけると痛みが軽減されます。食事などで取れてしまいますが、食べてしまっても問題のない素材で出来ているのでご安心ください。
2-2.痛み止め
装置をつけたばかりのころは痛みを伴います。何もしなくても痛い場合は、痛み止めを飲んでください。本来あまり痛み止めを飲むことはオススメできませんが矯正の痛みのピークは2〜5日と言われていますので1日1回だけの服用であれば問題はないのでどうしても我慢できなければ飲んでください。ピークを越えると痛みは徐々に和らいできます。がんばって乗り越えてください。詳しくは「ロキソニンやロキソニンSで歯痛を効果的に止める方法と注意すべき副作用」を参考にしてください。
3.矯正で歯が痛い時のオススメの食事
矯正中は、食べ物を噛み切ることができません。噛み切ろうとすると痛みが走ります。そんな時噛まないで食べられるものがどんなにありがたいか…。あまり力を入れずに食べられる食事はこんな食事です。
・おかゆ ・豆腐
・プリン ・やわらかい麺類
・ヴィダーインゼリー ・ヨーグルト
4.矯正前に食べておきたい食べ物
矯正をはじめると固いものが食べられなくなります。装置が固い物を噛んだせいで曲がってしまったり外れてしまったりする危険性があるからです。はじめる前に思う存分食べておきたいものをご紹介します。
・焼肉 ・ハンバーガー
・フランスパン ・スルメ
・おせんべい ・根菜
ブラケットによる歯列矯正の流れと実際の治療の様子をわかりやすく動画にまとめましたので、こちらでご覧ください。
おすすめクリニック
おかざき歯科クリニックの基本情報
ホームページ http://www.okazaki-dental.com
電話番号 045-828-6480
住所 神奈川県横浜市戸塚区品濃町1835ー29コーポレート東戸塚
診療時間 月・火・水・金 9:30~13:00 14:30~19:00
土 9:00~13:00 14:00~18:00
木・日・祝日:休診日
院長経歴
岡崎 弘典
日本口腔インプラント学会
日本矯正歯科学会
マロ・クリニック研修オールオンフォーインプラント、ポルトガル・リスボン2010年
イナーキ・ガンボレラ研修審美インプラント、スペイン・サンセバスチャン2012年
ヨーロッパ・オッセオインテグレーション協会 イタリア・ローマ 2014年
ITIワールドシンポジウム スイス・バーゼル2017年
障がい者歯科一次医療機関
神奈川県摂食・嚥下障害歯科医療相談医
がん歯科医療連携登録医
伊豆稲取 村松歯科医院矯正科 主任
まとめ
矯正は痛みを伴います。年齢が若ければ若いほど痛みは少ないと言われています。それは、歯の周りの骨が若いほど柔らかく歯が動きやすいからです。しかし、矯正の重要さに気づくのは年齢を重ねてからということがほとんどです。矯正の痛みは、歯が動いていてくれている痛みとして喜びに感じて頂けたらと思います。矯正が終了して綺麗に並んだ歯並びを想像して乗り越えて下さい。