痛い口内炎!歯茎の痛みを3日で取る治し方ー5つのステップ

【執筆・監修】岡崎 弘典

おかざき歯科クリニック 院長

口内炎ができると食事もしたくないほど痛みが強く出ることがありますよね、そんな時多くの方はほっておけば自然に治ると考えています。しかし、実は口内炎の痛みをもっと早く取ることができるのです。体と歯茎をうまくコントロールできれば痛みは思ったよりも早く治るのです。今回は歯茎などにできた口内炎の痛みを3日で取るための治し方5つのステップをお伝えします。ぜひ参考にしてください。

1.口内炎の痛みを3日で取るための治し方5つのステップ

STEP1 1日8時間の睡眠

口内炎は体の抵抗力が低下した時にできます。多くの場合、睡眠不足や疲労が原因です。まず、睡眠を取ることで体の抵抗力を回復させます。1日8時間の睡眠を3日間行ってみてください。体の中の抵抗力が改善し、口内炎の痛みが取れてくるはずです。

STEP2 1日4回の口内炎の薬を付ける

ケナログなどの口内炎の薬を歯茎に毎食後と寝る前に1日4回適切に使ってください。口内炎の薬は口内炎を覆うように使うため薬を使うだけで痛みが軽減します。市販で多くの口内炎の薬が販売されているので、自宅に常備しておくのもいいでしょう。

STEP3 1日3回食後のビタミンB2の補給

口内炎はビタミンB2やビタミンCの不足によって起こりやすくなります。食事からビタミンB2を取るにはレバーや青魚などに多く含まれます。しかし、歯茎に口内炎があると食事も取りにくくなるため、サプリメントで補給してください。簡単な食事でもいいので食後30以内にサプリメントを補給することによって、胃や腸が活性化していて、吸収率も高くなります。

 STEP4 1日3回の丁寧な歯磨き

口の中は多くの細菌が存在します。歯茎にできた傷に口の中の細菌が感染して口内炎ができます。1日3回毎食後、丁寧な歯磨きをすることによって歯茎の口内炎の痛みを治すことができます。特にデンタルフロスや舌ブラシにも口の中の細菌を減らすには効果的な方法です。

STEP5 1日3回の食事の時、刺激物を避ける

歯茎の口内炎の痛みを減らすには刺激を避けることが必要です。1日3回のバランスのよい食事をしてください。ただし、口内炎が痛くて食事が取れない方はヴィダーインゼリーなど高カロリーのゼリーで体力の回復を行ってください。口内炎の痛みが軽減してきたらビタミンが多く含まれる食事をしてください。

2.歯茎の口内炎の痛みを3日で取るために避けてほしいこと

 2−1.触ったり、潰したりしない

口内炎の痛みの多くは接触痛です。触らなければ痛みが出ないのです。口内炎の痛みを取るには安静にすることが重要です。極力刺激を与えないようにし、歯磨きのときなどもブラシが当たらないようにしてください。

2−2.刺激のある食事を避ける

口内炎の場所は歯茎が一枚めくれているのと同じ状態です。醤油やお酢など味が濃いものや刺激があるものは歯茎がしみて、痛みが強くなりますので避けるようにしてください。

2−3.アルコール系の洗口剤は使わない

アルコールは水分を乾燥させてしまいます。唾液によって守られている口内炎の傷の部分が乾燥してしまうと痛みが強くなります。また、アルコールは消毒剤と思われていますが、傷口を悪化させてしまう作用があります。新しい研究では傷口に消毒薬などの薬は効果がないと言う報告があります。口内炎のときは洗口剤や歯磨き粉は控えるようにしてください。

3.口内炎の薬の使い方

3−1.ケナログやアフタゾロンなどの軟膏の使い方

口内炎ができてしまったところをティッシュなどで乾燥させます。口内炎の部分に軟膏を覆うようにつけます。擦りつけないように口内炎を軟膏で保護する感じでのせてください。そのまま30分程度飲食を控えてください。1日3〜4回繰り返すと痛みを早く取ることができます。詳しくは「ケナログで口内炎を効果的に治す方法と注意しておくこと」を参考にしてください。

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3−2.アフタッチの使用方法

口内炎ができたところをティシュなどで乾燥させます。アフタッチの白い面が口内炎を覆うようにつけます。2、3秒軽く押さえて指を離します。アフタッチは白色の薬が付いている面と黄色の薬が付いていない面の二つの層になった錠剤で、口内炎に貼って治療する薬です。付けるときに指が乾燥していると付けにくいので、指を唾液で濡らしてから行うと付けやすくなります。

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4.3日経っても口内炎の痛みが治らない場合

4−1.通常は1〜2週間で口内炎は改善する

口内炎が治るには通常は1〜2週間かかります。3日経っても痛みが取れなくても5つのステップを続けてください。通常よりは確実に早く痛みが取れるはずです。

4−2.2週間以上たっても口内炎が改善しない場合

2週間以上口内炎が治らない場合は原因が違う可能性があります。また、5つのステップを実行しても全然変わらなかったり、増えてくるようであれば、部分的な問題ではなく、他の病気の可能性もあります。内科等を受診するようにしてください。

4−3.痛みがないけど口内炎に似た症状がある

口内炎は痛みを伴う病気です。しかし、痛みはないけど口内炎のようなおできや歯が白くなっている部分がある場合は、歯や歯茎に原因がある場合があります。歯医者で確認してもらう必要があります。詳しくは「歯茎にできた白いできものの正体と治療法」を確認してください。

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おかざき歯科クリニックの基本情報

ホームページ http://www.okazaki-dental.com
電話番号 045-828-6480
住所 神奈川県横浜市戸塚区品濃町1835ー29コーポレート東戸塚
診療時間 月・火・水・金 9:30~13:00 14:30~19:00
                     土          9:00~13:00 14:00~18:00 
     木・日・祝日:休診日

院長経歴

岡崎 弘典

日本口腔インプラント学会
日本矯正歯科学会
マロ・クリニック研修オールオンフォーインプラント、ポルトガル・リスボン2010年
イナーキ・ガンボレラ研修審美インプラント、スペイン・サンセバスチャン2012年
ヨーロッパ・オッセオインテグレーション協会 イタリア・ローマ 2014年
ITIワールドシンポジウム スイス・バーゼル2017年
障がい者歯科一次医療機関
神奈川県摂食・嚥下障害歯科医療相談医
がん歯科医療連携登録医
伊豆稲取 村松歯科医院矯正科 主任

 まとめ

 口内炎は多くの場合、免疫力の低下によって起こります。いかに早く直すかはこの免疫力の回復が重要です。口内炎ができた時は体が危険を知らせている時です。早めの対応で自分の体をいたわってあげてください。

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【執筆・監修】岡崎 弘典

日本口腔インプラント学会
日本矯正歯科学会
マロ・クリニック研修オールオンフォーインプラント、ポルトガル・リスボン2010年
イナーキ・ガンボレラ研修審美インプラント、スペイン・サンセバスチャン2012年
障がい者歯科一次医療機関
神奈川県摂食・嚥下障害歯科医療相談医
がん歯科医療連携登録医

コメント

  1. 典子 より:

    もう5年以上も年中口内炎がたえません。口腔外科・内科・皮膚科・耳鼻咽喉科などなど、この数年でいろんな検査もし。いろんな治療もしました。
    なにをしても、年中口内炎で悩まされています。疲れました・・・いったいなにが悪いのでしょうか・・・しかし、きょう
    5つのステップをみつけたので、試してみます。

    8年前に、セメント質腫瘍の手術をしています。それが発見されるまで、5年間毎日がんがん歯茎が痛んで、歯医者に通っていたのに、5年も発見されませんでした。手術して、やっと口の痛みがなくなったと思ったら今度は、もう5年以上口内炎で、
    毎日痛いです。

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