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ケナログで口内炎を効果的に治す方法と注意しておくこと

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口内炎の治療薬で有名なのがケナログですが、ケナログを塗っても口内炎がなかなか治らないと思っている方も多いのではないでしょうか。ケナログは直接口内炎に塗る、軟膏タイプの口内炎の薬です。しかし、実はケナログはただ塗るのではなく、口内炎を早く治すための塗り方があるのです。今回はケナログで口内炎を効果的に治す方法をお伝えします。ぜひ、参考にしてください。

1.口内炎とは

口内炎とは一般的に歯茎や舌などの粘膜にできる、丸く白いアフタ性口内炎のことをいいます。口内炎は触れると強い痛みを伴うために自分自身でも場所が特定できます。
疲れやストレスによって体の抵抗力が下がった時にできやすくなります。口の中には多くの細菌がいて、抵抗力が下がった時に炎症が引き起こされると言われていますが、詳しくは原因が不明です。
ほとんどの場合は1、2週間程度で自然に治りますが、痛みが強いために口内炎によって食事が取りにくかったり、気になってストレスとして感じる方もいます。口内炎の薬を塗ることで多くの場合は早期に改善します。詳しくは「口内炎!知っておきたい7つの原因と治療法/薬の使用法」を参考にしてください。

2.ケナログとは

口内炎の治療薬で副腎資質(ふくじんししつ)ステロイドの作用により、口の中の炎症を抑えます。軟膏薬で口内炎に直接塗って使います。通販やドラッグストア等でも購入可能な薬です。

正式にはケナログ口腔内軟膏0.1%で2gと5gのものがあります。製薬会社はブリストルマイヤーズ株式会社で主成分はトリアムシノロンアセトニドです。

3.ケナログで口内炎を効果的に治す方法

3−1.ケナログを購入する

ケナログは通販やドラッグストアで購入ができます。また、歯医者で出されるアフタゾロンも使い方は同じです。

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3−2.歯磨きをして口の中を清潔にする

歯ブラシやデンタルフロスで口の中を清潔にします。歯磨き粉や洗口剤は刺激の強いものを使うと口内炎の痛みが出てしまうので避けるようにしてください。

3−3.口内炎ができた部分をティッシュで水分を吸収する

口内炎ができている部分をティッシュで軽く水分を拭います。唾液で濡れているとゲナログが口内炎の部分に付かないため軽く乾燥させます。乾燥させすぎても付かなくなってしまうので、口内炎部分にティッシュを軽く乗せる程度で十分です。

3−4.ケナログを綿棒で小豆大に取る

ケナログのキャップを取り、キャップの裏の部分でチューブの入り口に穴を開けます。ケナログを指や綿棒に小豆大程度取り、口内炎の上に置きます。ケナログの量は口内炎の大きなによって調整してください。

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3−5.ケナログを口内炎の上にすり込まずに覆うようにする

口内炎の上に盛ったケナログはすり込まずに、ケナログで口内炎を覆うようにしてください。口内炎を唾液からカバーする感じでいいと思います。

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3−6.ケナログを付けた後は30分飲食を控える

口内炎にケナログを付けた後は飲食を30分程度控え、ケナログが浸透するようにしてください。また、舌で触ったりすると取れやすくなるので、意識しないようにそのままにします。自然に溶けてなくなっていきます。

3−7.毎食後と就寝前の4回繰り返す

毎食後と就寝前の4回程度繰り返し行えば、2、3日程度で口内炎は小さくなり始めます。痛みも引き、食事もしやすくなります。

3−8.2週間行っても改善しなければ歯科に行く

口内炎にケナログを塗って2週間以上治らなければ歯医者で確認してもらいます。原因が口内炎ではない場合があります。また、口内炎に異常があれば他の科に紹介をしてもらえます。

4.ケナログの使用で注意しなければいけないこと

4−1.ケナログに対するアレルギーがある人

以前ケナログを使用してかゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある人は使用を控えたほうがいいでしょう。アレルギー反応がケナログの成分によって起こったかどうかは皮膚科で調べる必要があります。口腔内に感染症がある。妊娠または授乳中他に薬を使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、大衆薬も含めて他に使用中の医薬品に注意してください)。

4−2.ウイルス性の口内炎には使用しない

ケナログはウイルス性の口内炎(ヘルペス性口内炎)やカンジダ性口内炎には効果がありません。逆に悪化させてしまうこともあります。内科や皮膚科にて診断してもらう必要があります。

4−3.使用上の注意を守る

使用上の注意を守って使うようにしてください。箱の中の注意書きに細かな注意点が記入されています。

5.ケナログ以外の口内炎を治す薬

5−1.アフタゾロン

アフタゾロンは歯医者で口内炎の薬として出される代表的な薬です。一般では購入ができないので歯医者等で処方してもらってください。ケナログと同じ副腎資質ステロイドの口内炎の薬ですが、主成分はデキサメタゾンです。

5−2.アフタッチ

アフタッチはドラックストアや通販等で購入ができる貼るタイプの口内炎治療薬です。薬は自然に溶けていき、口内炎に浸透していきます。症状の悪化や、5日使用しても治らない場合は医師に相談してください。

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6.口内炎をできるだけ防ぐ方法

6−1.口の中を清潔にしておく

口の中は暖かく、湿った環境のため多くの細菌が住んでいます。また、外部からも細菌やウイルスが侵入してきます。口の中をいつも清潔にすることによって、口の中に傷ができたり、細菌が入ってきてもできるだけ細菌が粘膜に感染させないようにしておくと口内炎ができにくくなります。

6−2.体の抵抗力を高める

体の抵抗力が低下すると、小さな傷や少しのウイルスで粘膜にダメージが加わり口内炎ができてしまいます。体全体の抵抗力を高めておくことによって、口内炎を防ぐことができます。

6−3.ビタミンB2を補う

口内炎はビタミンB2の欠乏によって起こります。ビタミンB2はレバーなどに多く含まれています。必要であればサプリメントで補給することも可能です。

6−4.虫歯を放置しない

虫歯や治療途中の歯があると口の中の粘膜を傷つけてしまい、口内炎の原因になります。虫歯は歯の中で広がり、大きくなると歯が割れ、鋭利な部分が粘膜を傷つけ、口内炎の原因になります。

6−5.原因不明なものもある

ベーチェット病

ベーチェット病とは全身疾患であり、初期の頃口内炎が多くできることがあります。しかし他の口内炎と鑑別することは難しく、ベーチェット病の他の症状、目の炎症、皮膚の紅斑、外陰部の潰瘍によって診断されます。

慢性再発性口内炎

繰り返し起こる口内炎で原因は不明です。口内炎の再発には個人差があり、女性にやや多く、思春期以降に増える傾向があります。

7.口内炎に似た症状の病気

7−1.骨隆起

DSC_0433骨隆起は歯茎が白っぽく見えますが、痛みはなく硬い感じがします。歯を支えている骨がコブのように盛り上がり、粘膜を薄くして白く見えます。歯ぎしりやくいしばりが強い方に見られます。そのままにして問題ないものですが、発音障害や入れ歯が入れにくいなどの障害が出て来れば取り除きます。

7−2.乳頭腫

舌や歯茎に白く毛の塊のように見える良性の腫瘍です。慢性の刺激によって上皮が増殖したものです。そのままでも特に問題はりませんが、基本的には切除します。

7−3.白板症

粘膜が白く見えるもので形や大きさ、色は様々で、痛みはないものです。白板症は癌になる可能性がある症状でもあり、口腔外科等で組織検査の必要があります。痛みはほとんどなく、処置は切除する場合とそのまま観察する場合があります。

7−4.フィステル

000000歯の根の先から膿が出ている状態です。痛みはほとんどなく根の先に膿が溜まると出てきて、またしぼみます。歯の根の治療や根先端切除術(こんせんたんせつじょじゅつ)を行って根の先に溜まった膿を取り除きます。詳しくは「歯茎にできたおでき/フィステルの原因と治療法」を参考にしてください。

まとめ

口内炎はよくある病気です。口内炎のためだけに歯医者に行くのも面倒なものです。一度ケナログで自分で治してみて、それでも治らないようであれば歯医者で相談してみてもいいと思います。しかし、単純な口内炎だけではないので、治りにくいようであれば歯医者か内科で相談することをお勧めします。

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コメント

  1. 長尾忠 より:

    テラコートリル軟膏とケナログを1:2の割合でまぜると特効薬が出来ます。ケナログ単味でで塗るより約3分の1~5分の1の早さで治ります。詳しくはファミリー歯科口内炎の治し方ブログをご覧ください。テラコートリル軟膏は口腔粘膜用基剤を含まないためそれ単味だと口内炎に永く貼りついてられず、ケナログは基剤を含みますが抗生剤を含みません、テラコートリル軟膏は(医療用)感染性口内炎の適応があり、両者を混ぜるとお互いの欠点を補った軟膏が出来ます。

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