インプラントの値段を徹底比較/ネット広告or専門医どっちがいいの?

【執筆・監修】岡崎 弘典

おかざき歯科クリニック 院長

あなたはインプラント治療をしようと思い歯医者で相談した所、自分の思っていたより値段が高かったので迷われているのではないでしょうか。

インンターネットで検索するとインプラントの値段は1本数万円のものから数十万円のものまであります。安すぎるのも不安ですし、高すぎても困る、妥当な値段はいくらなのか知りたいですよね。

インプラントは一部を除いて保険診療ではできない治療です。そのため歯医者ごとに費用が変わります。また、他の治療に比べてトラブルも多い治療です。せっかく行ったインプラント治療をまたやり直すなんてことはできれば避けたいものです。

今回はインプラント治療の値段を徹底比較してみました。インターネットで安い所、インプラント専門医、一般的な歯医者で行われるものと是非、参考にしてください。

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1.インプラントの値段の比較

まずはこちらをごらんください。インプラントの値段を比較しました。インターネットの最安値とインプラント専門医、一般的な歯医者のインプラントの値段です。インプラント7万と表示されている広告も実際は15.3万円です。

2.インプラントの値段と保険適応

インプラントの構造はインプラントは建物でいうと基礎の杭の部分です。骨という地盤(硬い場合や軟らかい場合もある)に安定する長さのインプラントを入れます。その上に骨組みになるアバットメントを固定し、最終的な被せ物をつけます。これがインプラントの構造です。

2−1.一般的なインプラントの値段は30万円〜50万円

インプラントは顎の骨にインプラントというチタン製の金属を入れ、被せ物をする治療です。建物で言えば杭打ち工事や基礎工事の部分です。この部分が手を抜かれてしまうと姉歯の耐震偽装問題や横浜のマンションが傾くなどという問題が発生するのです。そのため多くの歯医者では世界的にシェアの高いメーカーを使うことによって信頼性の高いインプラント治療を行うので30万円〜50万円という値段となります。

2−2.インプラントの値段の違い

インプラントの値段を安くするには安いインプラントや被せ物を使い、滅菌などのその他のコストを減らす必要があります。また、保証期間も5年という短い期間になります。ある程度短いサイクルでインプラントをやり直していく場合には安いインプラント、できるだけ長く使って行きたいのであれば通常の値段のインプラントをおすすめします。

2−3.一般的な前歯の値段は40万円〜50万円

前歯は奥歯に比べ見た目を重視するために値段が高くなります。前歯に被せるセラミックの色を合わせたり、歯茎下がりを防止するために歯茎を強くしたりする処置が必要になります。

2−4.一般的な奥歯の値段は30万円〜40万円

奥歯は機能面を重視します。強い力で噛むことができるか、うまく汚れを取ることができるかなどです。奥歯のインプラント治療は多少歯茎が下がってしまっても目立たないので、前歯よりも歯茎を強化する必要はありません。

2−5.インプラント治療の保険適用

インプラント治療は一部の例外を除いて健康保険適応外の治療で、基本的に治療費は全額患者さんの負担となります。一部の例外とは、先天的(生まれつき)な方や事故、病気などで広範囲に顎骨を失った方で、厚生労働省の定めた条件を満たす医療機関(入院用のベッド数が20床以上ある病院の歯科や歯科口腔外科など)で治療することに限定されているため、一般の歯科医院でインプラントの保険治療を行うことは、まず不可能であると言えるでしょう。

3.インプラントの値段のQ&A

3−1.インプラントの安いところは何が違うのか?

インプラントの妥当な値段は30万円〜50万円です。ここから費用を安くするにはインプラント自体を安いものにする、被せ物を安いものにする、アバットメントを使わない、インプラント用ガイド(インプラントの方向や長さを設計図通りに入れるためのマウスピース)を使わない、滅菌などを簡易的なもので行う必要があります。また、保証期間を短くすることで安くできます。ただ、長期間使うことを考えるとあまり安いインプラントを繰り返し行うことはお勧めできません。

3−2.インプラントは一生持つの?

一生は持ちません。各メーカーによってインプラントの種類や値段にも違いがあります。材質としては主に純チタンが使用されていますが、インプラントの形状や表面の加工にそれぞれ特徴があります。インプラントメーカーに関係なく、純チタン製のインプラントの寿命は半永久的で、インプラント自体が虫歯になったり、溶けてなくなるようなことはありませんが、天然歯と同様に手入れが悪ければ歯周病になり、脱落することもあります。詳しくは「インプラントの寿命を半永久的にするための7つの秘訣」を参考にしてください。

実際の臨床例としては、世界中で最も歴史のあるノーベル・バイオケア社のインプラントで、口腔内で50年以上機能しているという報告があります。

3−3.インプラント治療にかかる材料の値段は?

インプラント本体の原価は使用するメーカーによって、1本数千円から約4万円と材料コストにも大きな差があります。また、手術を行うときに行う感染防止のための滅菌・消毒についても歯科医院によって対策は様々です。術者(執刀医)や介助者が使用するマスクや帽子、手袋、手術着などは、滅菌済みで使い捨てになるため、1回の手術で1万円程度かかります。

このように使用する材料や器具だけでも大きな差があるため、仮に1本10万円でインプラント治療を行うためには、より安価なインプラントを使用するなど材料原価を削減し、上記治療項目のいくつかを省いていくしか方法はありません。単に高額なインプラント材料が優れていると断言はできませんが、インプラント治療を安全・確実に行うためには、いずれも欠かすことのできない診療項目であり、患者さんのことを最優先に考えるなら、滅菌・消毒の行き届いた環境をつくり、科学的根拠の示された世界標準のインプラント材料を使用してインプラント治療を行うべきだと考える歯科医師も多いはずです。

3−4.インプラントはみんな同じではないの?

同じではありません。歯科用のインプラントメーカーは、現在、全世界に100社以上存在しているとされています。ここで皆さんにアドバイスしたいのは、インプラント治療は完全なものではないということです。時には、被せ物が外れたり、欠けたりといったトラブルや、場合によってはインプラントが脱落するような大きな問題が発生することもあります。また、引っ越しや海外赴任によって、かかりつけの歯科医院の診療が受けられなくなることも考えておく必要があるでしょう。

このようなトラブルに対して再治療を行う場合、患者さんのお口の中にどのメーカーのどの種類のインプラントが使用されているかという情報が必要になります。患者さんご自身がインプラントメーカーの品質を把握することは難しいと思いますが、どのような種類のインプラントが使用されるのかについては、事前に確認しておいた方がよいでしょう。

ストローマン http://www.straumann.jp/

スイス・バーゼルに本社を置き、世界の主要なクリニック、研究機関、大学と連携して、デンタルインプラント、インスツルメント、補綴物や口腔組織再生製品の研究、開発、製造に従事し、世界70カ国以上で製品とサービスを提供しています。

ノーベル・バイオケア https://www.nobelbiocare.com/jp

オッセオインテグレーション(チタンと骨の結合)を発見したブローネマルク博士が商品開発に携わり、50年以上の長期的な臨床報告や論文も多数ある、世界中で最も使用率が高いインプラントメーカーのパイオニアです。

4.なぜインプラント治療は高いのか?実際のインプラント治療にかかる値段

インプラントは各工程で費用が発生します。インプラントを行う前には綿密な検査や診断が必要です。家を建てる時の設計図みたいなものです。この設計図が間違っていれば傾いた家が建ちます。次に、インプラントの手術は感染を防ぐ対策や骨にダメージを与えない技術が必要です。最後に土台や被せ物をつけます。

4-1.インプラント治療前にかかる費用 3万円~5万円

インプラント治療を成功させるために最も重要なステップと言えるでしょう。特にCTによる精密画像診断とコンピュータ・シミュレーションによる3次元的な治療計画は、神経麻痺や大量出血のリスクを回避するためにも必要不可欠であると考えます。

また、安全にインプラント埋入を行うためにサージカルガイド(手術補助装置)を使用する歯科医院が増えています。インプラント体の埋入をフリーハンドで行うことで、インプラント体の位置、角度、深さなどが予定とずれることがあり、それを避けるために使われます。

4-2.インプラント手術にかかる費用 15万円~20万円(インプラント1本)

1本のインプラントを埋入する際にかかる費用として、

  • 術前の投薬とクリーニング
  • 滅菌済みの手袋や帽子、手術着など(原価として約10,000円
  • 手術室と手術用器具の滅菌・消毒
  • 局所麻酔
  • インプラント本体とアバットメント(原価として約50,000円
  • 生理食塩水やガーゼ、縫合糸など

上記項目の他、様々な機材の購入費用や人件費、そして、技術料(手術料)が加算されたものが手術に関する総額の費用となります。

4-3.被せ物にかかる費用 仮歯・アバットメント・セラミック10~20万円

インプラント手術の2~3カ月後にアバットメントを交換して上部構造(被せ物の仮歯)を装着して咬み合わせの調整を行います。仮歯で約1カ月間過ごしていただき、咬み合わせに問題がないか注意深く観察してから最終的な型を採り、最終的な歯を作製します。最終的な歯は専門職である歯科技工士によって、周りの歯と調和のとれた色調や質感に仕上げていきます。

4−4.インプラント治療にかかる費用総額

上記3の総額以外にも、骨再生術や骨造成術などの追加手術が必要な場合は5万円~20万円程度の追加費用がかかります。また、恐怖心の強い方や全身的管理が必要な患者さんに使用する静脈内鎮静法による麻酔は、別途5万円~7万円程度かかります。

結論としては、インプラント治療にかかる費用総額は30万円~50万円程度で、別途追加手術費用や麻酔代、そして、治療後のメインテナンス費用がかかるため、「1本〇万円」といった広告に飛びつくことなく、すべてを考慮したうえで受診する歯科医院を決めていただきたいと思います。

5.おすすめクリニック

東京銀座シンタニ歯科口腔外科クリニック

東京都中央区銀座1-8-14 銀座大新ビル5F
http://www.implantgeka.com

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5−1.おすすめポイント

インプラント・口腔外科・口腔ガンなど口腔外科全般
詳しくは「東京銀座シンタニ歯科口腔外科クリニック/インプラントの安全性を追求する」をご覧ください。

5−2.おすすめ理由

東京銀座シンタニ歯科口腔外科クリニックは多くの患者さんを診てきた院長(教授)が、日本一の安全性を第一に考えたインプラントを行うクリニックです。インプラント治療をやってみたいけど不安がある方は是非、東京銀座シンタニ歯科口腔外科クリニックで治療されることをおすすめします。

まとめ

インプラント治療はメリットの高い治療ですが、その分治療費も高額になっています。治療費には使用する材料や滅菌・消毒環境に対する考え方によっても大きく差が出るため、金額だけにとらわれることなく、将来的な修理や再治療のことも考慮して、十分納得してから治療を受けられることをお勧めします。

また、経済的にインプラント治療ができない方は、ブリッジや入れ歯という、健康保険適応のインプラントより安価な治療法もありますので、かかりつけの歯科医師に相談して、ご自身にとって最良の歯科治療をみつけてください。

おかざき歯科クリニックのインプラントの特徴

インプラント

インプラント治療をしたいと思っているけど、どんな治療をされるのか、どのくらい費用がかかるのか不安に思っている方も多いと思います。


おかざき歯科クリニックでは、安全第一の治療はもちろんのこと、患者様が納得するまで、どこよりも丁寧にお話をお聞きして、どこよりも丁寧にご説明を致します。


患者様がしっかりと納得された上で初めて治療を開始致します。



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【執筆・監修】岡崎 弘典

日本口腔インプラント学会
日本矯正歯科学会
マロ・クリニック研修オールオンフォーインプラント、ポルトガル・リスボン2010年
イナーキ・ガンボレラ研修審美インプラント、スペイン・サンセバスチャン2012年
障がい者歯科一次医療機関
神奈川県摂食・嚥下障害歯科医療相談医
がん歯科医療連携登録医

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