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噛み合わせが悪いことによって起こる体の異常と治療法

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肩こりや頭痛がなかなか治らなくて悩んでいる方も多いのではないでしょうか。実は噛み合わせが悪いことによって体に異常が出ることがあるのです。年齢的な変化や歯ぎしり、治療の放置によって顎の位置が変わり、体に歪みが出てくるのです。今回は噛み合わせの異常が体に与える異常と原因、治療法についてお伝えします。ぜひ参考にしてください。

1.噛み合わせとは

良い噛み合わせは左右上下の歯が均等に噛んで、噛む筋肉や顎の関節に負担のかからない噛み合わせのことです。噛み合わせは年齢と共に変化します。歯がすり減ったり、噛む筋力が弱くなったり、顎の関節が変化したり、歳をとれば自然に変わってきます。

しかし、悪い噛み合わせはこの自然な変化ではなく、もともと歯並びが悪い方や歯を失うなどの急激な変化によって噛むバランスを崩してしまうことです。 

2.噛み合わせが悪いことによって起こる体の異常

2−1.噛み合わせが悪いとプラークが付きやく虫歯になりやすい

噛み合わせが悪い方は虫歯になりやすくなります。歯の汚れは、歯と歯がぶつかったり、食べ物をよく噛んだりすることによって落ちたり、付きにくくなったりします。。噛み合わせが悪いと歯が当たる部分が少なくなり、自然に汚れが落ちないため、虫歯になってしまいます。

2−2.噛む力がまっすぐに加わらず歯が揺さぶられ歯周病になりやすい

噛み合わせが悪いと噛んでいる歯だけに負担がかかるために歯周病になります。30歳を過ぎると体の抵抗力が下がり、歯周病のリスクが高くなります。噛み合わせが悪い方は噛んでいる歯に強い力がかかり、歯周病が進行しやすくなります。

2−3.しっかりとした歯科治療が難しい

噛み合わせが悪い方は歯が斜めや凸凹しているため歯科治療が難しくなります。歯の方向に合わせて治療をしようとすると歯の軸とは違う方向に被せなくてはいけないために、治療後歯が割れたり、神経が近くなり痛みの原因になります。

2−4.噛み合わせが悪い方は顎関節症になりやすい

顎関節症は噛み合わせがいい方にも起こりますが、噛み合わせが悪い方は悪化しやすい傾向にあります。噛み合わせが悪い方は噛んだ時に安定しないために、顎の関節に負担が多くかかります。噛み合わせで支えている部分が少ないために歯の磨り減りや歯科治療の少しの変化で顎に負担がかかり顎の症状が出てしまいます。

2−5.左右の顔の筋肉の大きさが変わり顔がゆがみやすい

顔は表情筋や咀嚼筋(そしゃくきん)などの筋肉で多くの部分が作られています。噛み合わせが悪いと片方だけで噛むようになり、筋肉の厚さが変わり顔がゆがんできます。その下の骨は筋肉の厚みによって変化するので最終的には顎の形が変わってきます。

2−6.噛む筋肉は頭の横に繋がっているため頭痛になりやすい

噛む筋肉の側頭筋(そくとうきん)は顎の関節から頭の横につながる筋肉です。噛み合わせが悪いことによって側頭筋が緊張し、頭痛となって現れることがあります。

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2−7.噛む筋肉は首や肩に繋がっているため肩こりが起こりやすい

噛む筋肉は首や肩にかけて繋がっている広頸筋(こうけいきん)などがあります。噛み合わせが悪い方はこのような筋肉のバランスが悪くなり、肩が凝りやすくなります。

2−8.自律神経失調症にも注意が必要

噛むバランスが崩れてしまうと神経のバランスも崩してしまう方もいます。特にストレスが強くかかっている時に噛み合わせのバランスが崩れてくると精神的にも不安定となり自律神経失調症になる方もいます。しかし、はっきりとした原因はわかっていません。

3.噛み合わせが悪くなる原因と治療法

3−1.もともと歯並びが悪い方は噛み合わせも悪くなる

年齢が若いうちは歯並びが悪くても、筋肉や関節が柔らかいためにそれらが柔軟に対応し、噛み合わせに大きな影響が出ないことが多いのです。しかし、年齢とともに柔軟性が失われると噛み合わせの悪さが歯や歯茎、顎、筋肉に症状が現れてきます。

治療法

矯正治療が効果的な治療法です。全体的な矯正治療や部分矯正など行って噛み合わせを改善する必要があります。全体的な矯正治療だと費用は80万円程度で期間は2年半程度です。 詳しくは「大人の歯の歯列矯正!歯並びを治す5つの方法と費用と期間」を参考にしてください。

3−2.抜歯後、治療の放置によって周りの歯が動いて噛み合わせが悪くなる

歯は上下左右の周りの歯によって位置が固定されています。隣の歯や噛み合う歯を失ってしまうと、周りの歯は動いてしまい、倒れたり、伸びてきて噛み合わせが悪くなったりします。

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治療法

部分矯正で動いてしまった歯を戻してからブリッジやインプラントの治療を行う必要があります。部分矯正の費用は15万円程度で期間は半年程度です。

3−3.奥歯に多くの金属や詰め物をしていると噛み合わせが悪くなる

金属や詰め物は歯と硬さが違うために、残っている歯と磨り減り方が違います。また、被せ物をする際、違和感を少なくするために低めに作ることがあり、噛み合わせが悪くなることがあります。

治療法

仮歯を入れて噛み合わせを整えてから治療を行う必要があります。仮歯で歯の高さの確認や歯の動きを抑えながら正しい位置に被せ物をつけていきます。自費診療で仮歯代は1歯5千円程度、セラミックは1歯10万円程度必要です。

3−4.奥歯に入れ歯を入れていると噛み合わせが悪くなる

奥歯には60kgの大きい力が加わります。入れ歯は柔らかい歯茎の上に載っているので、噛んだ時に沈み込み噛む位置が徐々にずれていきます。また、入れ歯はプラスチックで作られることが多く、磨り減りが激しいため顎の位置がずれて、噛み合わせが悪くなります。

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治療法

奥歯の噛み合わせを維持するにはインプラント治療が必要です。インプラントは顎の骨に固定できるので噛み合わせが悪くなることがありません。特に大臼歯という大きな歯を2本失った場合にはインプラントにしないと、残っている歯の噛み合わせが悪くなってきます。費用はインプラント1本35万円程度です。詳しくは「インプラントの全情報と全知識のまとめ/インプラント治療が残っている歯の寿命を延ばす」を参考にしてください。

3−5.歯ぎしりによって歯が磨り減りすぎると噛み合わせが悪くなる

歯ぎしりによって歯の磨り減りが激しすぎると噛み合わせが深くなったり、低くなったりして悪くなります。歯ぎしりによって歯が5mm以上も削れてくる方や、神経が出てしまうくらいすり減ってしまう方もいます。

治療法

多少の磨り減りであれば、これ以上すり減らないようにマウスピースで保護します。しかし、磨り減りが激しい方は減ってしまった歯の分の噛み合わせを戻す必要があります。 仮歯や矯正、セラミックなどを使って行います。期間は1年程度で費用は何十万円という単位になります。詳しくは「気づかない歯ぎしりで日本人の70%は歯を悪くしている」を参考にしてください。

3−6.顎の変形によって噛み合わせが悪くなる

 顎がなんらかの原因で変形してくると噛み合わせが悪くなります。骨の病気や顎の関節の周囲に嚢胞などの異常が起こると 顎の位置がずれ、噛み合わせが悪くなることがあります。口腔外科での診断が必要となります。

治療法

顎の関節にどういう異常があるのか口腔外科で診断する必要があります。切除等で治る場合は治った状態にしてから噛み合わせを改善します。しかし、今後も顎の位置がずれていく可能性がある場合には仮歯やプラスチックなどで仮の状態にしたまま経過を見ます。

4.被せ物による噛み合わせの治療法

4−1.一時的に改善するマウスピース

マウスピースは噛み合わせが悪いことによって起こった、顎が痛いなどの症状を一時的に改善する方法です。顎が開きにくかったり、開けるときに痛みがあったりする場合に、マウスピースで顎の負担を軽くすることによって症状を軽くする方法です。マウスピースによって症状が落ち着いたら、噛み合わせの治療を始めていきます。保険診療で5千円程度です。

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4−2.仮に噛み合わせを整えるプラスチックキャップ

噛む面積を増やしたり、低くなった噛み合わせを上げるのに歯の表面にプラスチックを盛り足します。歯を削らずに行う為、顎の痛みなどの症状が出ればすぐに取って元の状態に戻すことも可能です。半年程度噛み合わせの状態を維持しても問題がなければ最終的な治療に進んでいきます。

4−3.仮歯で安定する噛み合わせを確認する

最終的な被せ物をする前に仮歯を入れ、正しい噛み合わせが出来ているか確認します。高さや横の動きなど仮歯で最終的な被せ物の形を作った上で、その形を元に被せ物を作ります。

4−4.頭の位置を基準にして噛み合わせの模型を再現する

仮歯で安定した噛み合わせの模型を取り被せ物などを作っていきます。頭と顎や関節の位置を模型上に再現するためにフェイスボーという計測器を使います。測定された噛み合わせを作るための模型に再現します。

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4−5.最終的な被せ物を付ける

最終的な被せ物を調整しながら付けます。噛み合わせを変えた場合は慣れるのに時間がかかることもあります。1週間、1カ月、半年と顎や筋肉が馴染むように調整を繰り返していきます。 

まとめ

噛み合わせを治す治療法は時間と費用がかかります。保険診療ではほとんど認められないことが多いのです。大がかりな治療にならないように日頃からのメンテナンスが重要です。

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