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最新治療!MTAセメントが効果を発揮する5つの治療法

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歯の神経の近くまで虫歯が進んでしまったができれば神経を取りたくない、歯の根の治療をしているがいつまでも治らないなど歯の治療で悩んでいる方も多いのではないでしょうか。実はMTAセメントという歯の治療に効果的な最新の治療法があるのです。もちろんすべての歯を治せる万能薬ではありませんが、多くの治療で効果を発揮しています。今回はMTAセメントが効果を発揮する5つの治療法についてお伝えします。ぜひ参考にしてください。

1.MTA(Mineral Trioxide Aggregate)セメントとは

1−1.MTAセメントとは

MTAセメントは直接、歯の神経を保護できるなど歯の治療に使う最新の治療法です。虫歯が深く、歯の神経に近くなったり、歯の神経が出てしまうと歯の神経を取らなくてはいけないことがあります。しかし、歯の神経を取ってしまうと歯の寿命は短くなってしまいます。そこでMTAセメントを使うことによって、できるだけ歯の神経を取らずに治療を行うことができます。

MTAセメントは細菌を殺菌したり、歯を再生させたり、穴の空いた歯の部分を埋めたりすることのできる新しい薬です。通常殺菌力の強い薬は歯や周りの組織に対しても悪い影響を与えますが、MTAセメントは体の組織に適度な刺激を与え、悪くなってしまった部分を再生させる作用があります。

1−2.MTAセメントの成分

MTAセメントの成分は主に歯の成分に含まれるカルシウム系の成分で、ケイ酸二カルシウム、ケイ酸三カルシウム、アルミン酸三カルシウム、二酸化ビスマス、石膏です。

3.MTAセメントが効果を発揮する5つの治療法

歯の状態によってすべての治療ができるわけではありません。かかりつけの歯医者で相談してください。

3−1.深い虫歯の神経を残すことができる

歯の治療で深い虫歯を全て取りきったとき、神経に近くなったり、一部の神経が出てしまうことがあります。MTAセメントで保護することによって、歯の神経を残すことができる場合があります。進行した虫歯の治療をするとき、歯の神経を残すことができるか、できないかは歯の寿命に大きく関わります。詳しくは「歯の神経を抜く前に知っておきたかった7つのことと最新治療法」を参考にしてください。

虫歯が深くなると軟らかくなり、スプーンのような器具で簡単に取れるようになります。

虫歯を取りきった後、MTAセメントで神経を保護します。

3−2.治りにくい根の治療を治すことができる

歯の根の治療の根管治療は歯の治療の中でも難しい治療です。歯の神経を抜いてしまうと根管治療を繰り返し行わなければならないことが多くなります。また、根管治療ではいつまでも痛みが取れない、治療したが膿が止まらないなどのトラブブルも多いのです。MTAセメントを使って根管治療をすることで治療の成功率を上げることができます。詳しくは「根管治療の専門医が行っている最新治療法と一般歯科との治療の違い」を参考にしてください。

歯の根の中は複雑です。丁寧に汚れを取り除きます。

歯の根の中に再感染しないようにMTAセメントで根の中を緊密に封鎖します。

3−3.ひびの入った歯を接着することができる

神経がなくなってしまった歯は脆くなり、歯にひびが入りやすくなります。小さなひびであればMTAセメントで埋めることによって、歯のひびを封鎖し、細菌が入りにくい状態にすることができます。詳しくは「歯が割れた!歯根破折の原因と治療法」を参考にしてください。

3−4.穴の空いた歯を埋めることができる

歯の治療を何度も繰り返していると歯は薄くなり、穴が空いてしまうことがあります。穴が空いた部分から細菌が出入りし、歯茎が腫れたり、膿が出るのが繰り返されます。MTAセメントで埋めることによって、細菌の侵入を防ぎ、歯の寿命を延ばすことができます。

3−5.歯根嚢胞の手術で根の先から穴を埋めることができる

歯の根の治療では治らない歯根嚢胞(しこんのうほう)は手術で取る必要があります。その際、歯の根の一部を切断し、切断面にMTAセメントを詰め、根の中に残っているかもしれない細菌が出てこないように封鎖します。MTAセメントは生体の適合性や封鎖性も高いため、歯根嚢胞の再発を防ぐことができます。詳しくは「歯根端切除術/根の治療では治らない膿の袋を取り除く」を参考にしてください。

4.MTAセメントの特徴

4−1.強い殺菌作用

MTAセメントは強いアルカリ性があり、細菌を殺菌する作用が高いです。虫歯が進行すると虫歯菌は歯の中の象牙細管(ぞうげさいかん)を通って神経まで達してしまいます。すべての虫歯菌を取り除くと歯の神経を取らなくてはなりません。ある程度まで虫歯を取り、象牙細管内の虫歯菌はMTAセメントで殺菌することにより、歯の神経を残すことができます。

4−2.高い封鎖性

MTAセメントは固まると少し、膨らみます。この膨らみによって細菌が繁殖する隙間をなくすことができます。通常の歯のセメントなどは固まると縮小します。そのため、時間の経過とともに隙間ができ、細菌が入り込んで感染しやすくなります。MTAセメントの封鎖性によって歯の根の治療の時、確実に根の先を埋めてくれます。

4−3.体に優しい生体親和性

MTAセメントは体の中に入れても悪い影響がありません。そのため歯に穴が空いているところを埋めたり、歯の根の先を埋めたり、体の一部と接するようなところに詰めて、その周りに新しい組織が作られていきます。

4−4.水分があっても固まる親水性

MTAセメントは水分があっても固まることができる親水性です。歯科材料の多くは水分があると固まらなかったり、溶けてしまったりします。しかし、体の多くの部分は水分や血があります。そのため神経の出てしまった部分や根の先など水分があっても固まることのできるMTAセメントは効果的な材料なのです。

5.MTAセメントを使う治療の費用

現在MTAセメントは神経を保護する薬として認可させております。しかし、保険診療内の治療薬剤とは認められていないため使用する時は保険診療外になります。また、海外では歯の根の治療などに効果的な治療として使われています。MTAセメント自体1g数万円と高価な材料です。そのため日本では保険外診療として使われていることが多いようです。金額は使う量によって異なりますが、数万円程度のところが一般的です。

まとめ

MTAセメントは万能な治療法ではありません。MTAセメントを使ったからといって歯の神経が死んでしまったり、歯根嚢胞ができることだってあります。しかし、今までの治療法より、効果的な結果が出ていることは確かです。自分の歯を大切にするためには、保険診療内の治療にとらわれず、より良い治療を自分自身で勉強し、自分で自分の歯を守る必要があります。

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