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食べカスじゃない!歯垢によって起こる7つの危険

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歯垢を食べカスと思っている方は多いのではないでしょうか。歯垢とはプラークとも呼ばれ細菌のかたまりなのです。実はこの歯垢が虫歯や歯周病だけではなく、心筋梗塞や糖尿病など命に関わる病気の原因になることもあるのです。それだけ歯垢がお口の中で増えることは危険なことなのです。今回は歯垢が起こす7つの危険と歯垢を取り除く方法をお伝えします。ぜひ、参考にして下さい。

1.歯垢(しこう)とは

1-1.歯垢は細菌のかたり

歯垢はプラークとも呼ばれ1mg中には数億から10億個もの細菌がいて、300種類の細菌が存在しています。その中には虫歯菌や歯周病菌も含まれおり、これらの菌が止まらない毒素や酸を出すことにより、歯周病や虫歯が起こります。

1-2.食後8時間で歯垢はつくられる

お口の中の細菌は食事の時の糖を餌にして、歯の表面にネバネバしたものを作り出します。そこを住みかにしている細菌のかたまりを歯垢と言います。歯垢は食後8時間位で作られ始めます。付着力が強く、うがいやリステリン程度では取れないので、歯磨きやデンタルフロスでこすり落とす必要があります。

1-3.歯垢は白い

00歯垢は白色、時間が経つと元黄白色で舌で触るとヌルヌルしているように感じます。目では確認しにくいため、歯垢を染める「歯垢染色剤」という物があります。

2.歯垢が引き起こすお口や体の7つの危険

2-1.歯が溶けていく虫歯

歯垢の中に、虫歯を作り出すミュータンス菌という虫歯菌が存在しています。食事した時の糖分を取り込み、酸を作り出し、歯を溶かします。溶かされた歯は唾液の成分で元に戻りますが、歯垢が長く歯に付いていると歯に穴が空いてしまい元に戻ることが出来なくなり虫歯となります。詳しくは「虫歯菌はだ液から感染する?知っていないと怖い虫歯菌の常識」を参考にしてください。

2-2.歯肉が腫れ、骨が溶けていく歯周病

歯垢の中の歯周病菌が作り出す毒素によって、歯茎が攻撃され出血したり、腫れたり、歯を支えている骨を溶かされたりします。これが歯周病です。成人の約80%が歯周病と言われて、歯垢を取り除くことで予防や改善することができます。詳しくは「歯茎が腫れた時、自宅でできる応急処置と治療法」を参考にしてください。

2-3.自分ではなかなか気付けない口臭

歯垢に含まれる細菌がガスを出すため、臭いとなって出てきます。また、歯垢によって起こった虫歯や歯周病によっても口臭が起こります。詳しくは「意外と知らない?口臭の本当の原因と適切な対処法」を参考にしてください。

2-4.歯垢が心筋梗塞を引き起こす

歯垢の中の歯周病菌は、歯周ポケットから歯肉の中に入り込み、毛細血管から大きな血管へ、そして心臓へと送られて全身をめぐります。心臓に発症する細菌性心内膜炎のほとんどは、お口の中の細菌が原因です。そして、歯周病菌が血液に感染すると、血栓が出来やすくなり、動脈硬化、心筋梗塞を引き起こしやすくなるとも言われています。

2-5.高齢者には危険な誤嚥性肺炎

食べ物や唾液を飲み込んだ時、誤って気道へ入ってしまい、歯周病菌が肺や気管支に感染することによって発症します。特に高齢の方、寝たきりの方は、吐き出したり、咳をしたりといった動作が難しくなっていくので、細菌を体の外へ出すことが出来ず、感染しやすくなるため注意が必要です。

2-6.歯周病と糖尿病は相互に悪化

歯周病と糖尿病は、お互いに状態を悪くし合います。歯周病は、細菌によってつくられた炎症物質が、血糖値を下げるインスリンの働きを抑制するため、糖尿病を悪化させていきます。糖尿病は、歯周病菌に対する防御力が低下するため、細菌が感染しやすくなり、歯周病を悪化させていきます。

2-7.妊婦さんは要注意、低体重児出産、早産

妊娠中は、女性ホルモンの分泌が増えて細菌が増殖しやすくなったり、つわりでなかなか歯磨きが出来なかったり、歯周病が進行しやすくなります。母親が歯周病になっている場合、低体重児出産や早産となる確率が7倍以上になると言われています。詳しくは「歯医者がアドバイスする  『お腹の赤ちゃんのために妊婦のママが今できること』」を参考にしてください。

3.効率的に歯垢を取り除くための4つの方法

3-1.デンタルフロスや歯間ブラシを使うこと

DSC_0765.jpgフロス (1)歯ブラシだけでは頑張って磨いても、約60%の歯垢しか取ることが出来ません。なぜならば、歯と歯の間に隠れた歯垢まで届かないからです。そこまで取り除くには、デンタルフロスや歯間ブラシが必要になります。一緒に使うことによって約80%の歯垢を落とせるようになります。目安としては1日1回使えると良いでしょう。詳しくは「歯医者は絶対やっている!デンタルフロスで虫歯や歯周病を防ぐ方法」を参考にしてください。

3-2.歯磨き粉を使うこと

歯磨き粉に含まれる発泡剤や研磨剤が歯垢を落としやすくしてくれます。そして、歯垢や歯石を付きにくくしてくれる効果もあります。詳しくは「汚れを取るだけじゃない?歯磨き粉の最も効果的な使い方」を参考にしてください。

3-3.歯ブラシのかたさはふつうを選ぶこと

やわらかいものだとなかなか取り除けないですし、かたいものだと歯や歯肉を傷付けてしまう恐れがあります。歯肉や歯に痛みがない限りは、ふつうのものがおすすめです。

3-4.歯ブラシでこすり取ること

歯垢は歯にベタベタとくっついているため、うがいでは取り除けません。しかしゴシゴシこすっては、歯ブラシの毛が寝てしまうため、かえって磨き残しが出てきます。毛先を直角に当てて、10回以上優しくこすることがポイントです。

4.歯垢と歯石の違い

4-1.歯石は歯磨きでは取れない

0367011202歯石とは、歯垢が唾液中のカルシウムなどと結合して出来る硬いもので、2~3日で石灰化し始めます。歯に強く付着しているため、歯科の器具がないと除去が出来ません。詳しくは「痛くない歯石除去をするための4つの秘訣」を参考にしてください。

4-2.歯石が病気の直接的な原因ではない

歯垢は細菌の集まりで体に対して毒素を排出しますが、歯石は無機質なので直接的に作用しないのです。しかし、表面がでこぼこしているため歯垢の足場となり、細菌が付着しやすくなります。詳しくは「絶対歯石を取ったほうがいい本当の理由」を参考にしてください。

4-3.歯石の付着しやすい場所

上の奥歯の頬側や下の前歯の裏側は、唾液の出口が近くにあるので、唾液のカルシウムの影響で固まりやすいです。

まとめ

普段何気なくしている歯磨き。それが体の健康を維持させるために、とても大きな意味をもっているのです。1日1回だけでいいので、しっかりと時間をとって、丁寧に取り除きましょう。しかし、丁寧に磨いたとしても、100%取り除くことは出来ません。歯周ポケットに入り込んだ歯垢は、歯ブラシでは届かないので、取り除くには専用の機械が必要となります。悪くなる前に、数ヶ月に1回は、歯科でクリーニングを行いましょう。

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