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笑気麻酔とは/怖い歯医者の抜歯や治療をリラックスし、痛みを減らす方法

歯医者で親知らずを抜歯するときの痛みが心配で、抜歯をしようかどうか迷っている方も多いのではないでしょうか。人によっては親知らずを抜歯するときに時間がかかったり、抜歯の最中も痛みがあったりする方もいて自分の経験や人から聞いた話で不安になります。しかし、実は笑気麻酔を使えばリラックスした状態で、痛みを減らしながら親知らず抜歯など怖い歯医者の治療を行うことができるのです。笑気麻酔は歯科恐怖症の方や高血圧の方、子供にも使える比較的安全な麻酔法なのです。今回は笑気麻酔についてお伝えします。

1.笑気麻酔(しょうきますい)、笑気ガスとは

鼻から吸う吸入麻酔薬の一種で、亜酸化窒素(あさんかちっそ)といいます。全身麻酔の時にも使う麻酔ですが、効果がそれほど高くはないので、その他の薬と一緒に使います。
歯医者では親知らずの抜歯や歯科恐怖症などの方の鎮静法(ちんせいほう)として笑気麻酔を使います。半分眠っているような状態で治療を行えるために、治療中の不安もなくリラックスした状態で治療を行うことができます。
鼻から吸う吸入麻酔なので、腕に注射をしていれる麻酔と違い、比較的簡単に行うことができます。笑気麻酔の吸入を止めて数分後に元に戻るので、すぐに帰宅することも可能です。

2.歯医者で使う笑気麻酔の5つの効果

2−1.痛みを感じにくくする効果が高い

笑気麻酔は痛みを感じにくくする効果が高い麻酔薬です。通常感じる痛みを10とすると、笑気麻酔を使っている間はその痛みを1ぐらいにしか感じなくなるのです。そのため抜歯などの時の痛みが心配な方には安心です。

2−2.リラックス効果がある

歯医者で抜歯をするとなると緊張やストレスで血圧はどうしても上がってしまいます。笑気麻酔は軽度なリラックス効果があるためストレスを軽減させ、血圧の上昇を抑えます。そのため高血圧や不整脈などの循環器疾患の方は血圧を安定させることができるので安心です。

2−3.半分眠っている状態になる効果

笑気麻酔を行うとウトウトとした状態になります。声をかけられたりすると反応はできますが、心地の良い状態になります。そのため治療の時の状態をあまり覚えていないので、抜歯が大変だったという記憶も残らないのです。

2−4.部分麻酔の量を減らすことができる

歯医者で使う部分麻酔には止血のためにエピネフリンが含まれています。エピネフリンは血圧を上げる効果のある薬です。笑気麻酔によって痛みを感じにくくすることができるので部分麻酔の量を少なく治療を行うことができます。

2−5.安全性が高い

麻酔と聞くと体への負担を心配しますよね。笑気麻酔は体の中ではほとんど分解されないのです。多くの薬は肝臓で分解されますが、笑気麻酔は肝臓で分解されず、外に出されるために子供にも使える麻酔なのです。

3.笑気麻酔がおすすめの方

3−1.親知らず抜歯や外科的な処置が不安な方

親知らず抜歯などの外科的な治療は誰もが心配や不安があるものです。笑気麻酔は痛みを軽減する作用やリラックス作用がありますので、不安な親知らず抜歯をリラックスした状態で行うことができます。

3−2.歯科恐怖症の方

歯科治療に強い恐怖感がある方には笑気麻酔がおすすめです。笑気麻酔の最中はあまり覚えていないことも多く、気づいたときには治療が終わっています。ただし、人によっては笑気麻酔に不安感が強くなり、過呼吸などを起こしてしまうこともあります。恐怖心が強すぎる方は全身麻酔での治療をお勧めします。

3−3.高血圧など循環器に問題のある方

歯医者のユニットに座るだけで血圧は上がります。麻酔や抜歯ともなると急激に血圧が上がってしまいます。循環器の障害がある方には発作の原因になることもあります。笑気麻酔を使うことによって安定した血圧を維持しながら抜歯などを行うことができます。

3−4.嘔吐反射(おうとはんしゃ)がある方

嘔吐反射とは口の奥に物が入るとおえっとなってしまうことです。歯医者で歯型を取ったり、奥歯の治療をするときには嘔吐反射が出てしまい、苦しくなってしまうこともあります。笑気麻酔を使うことによって嘔吐反射を軽減し、治療を行いやすくすることができます。

3−5.子供の治療

歯医者での治療は子供にとって不安なものです。笑気麻酔を使うことによってリラックスした状態で治療ができるので、治療に心配な子供の治療を行うことができます。適応年齢は5、6歳以上です。だだし、笑気麻酔自体に協力が得られない場合などは全身麻酔での治療をお勧めします。

4.笑気麻酔の流れ・親知らず抜歯の場合

4−1.笑気麻酔についての説明を聞く

親知らず抜歯を笑気麻酔を使って行うことができるのか。行った場合、どのようなことに注意をしなくてはいけないかなど事前に説明を聞いておいてください。

4−2.血圧計や脈拍計をつける

笑気麻酔中の体調の変化を確認するために、血圧計や脈拍計を体につけます。

4−3.鼻に笑気を吸い込むためのマスクをつける

笑気麻酔は鼻からガスを吸い込むため、鼻にマスクをつけます。鼻呼吸ができない方は笑気麻酔を行うことができません。事前に担当医に話しておく必要があります。

4−4.鼻からゆっくり深呼吸をする

鼻に付けたマスクからゆっくり深呼吸をするようにガスを吸い込んで行きます。4、5回大きく吸い込むと効果が現れてきます。徐々に気分が良くなり、体が温かくなってくる感じがします。

4−5.部分麻酔などを行い、抜歯を始める

笑気麻酔の効果が現れはじめたら、親知らず周囲に部分麻酔を行います。いつも行っている部分麻酔に比べ、笑気麻酔をしているので痛みはそれほど感じずに行うことができます。その後抜歯を行います。

4−6.治療後、マスクを外し体が元の状態になるまで安静にしている

治療後、笑気麻酔を止めると速やかに頭の中がスッキリしてきます。少し休んでから終わりになります。

5.笑気麻酔ができない方

5−1.鼻で呼吸することができない方

鼻で呼吸ができない方は笑気ガスを吸い込むことが難しくなります。そのため、笑気麻酔の効果が現れにくく、笑気麻酔を行うことができません。

5−2.中耳炎や目の手術をされた方

笑気ガスは血液に溶け、体の中の空間に溜まりやすくなります。中耳炎などで耳管が閉鎖している方は内圧が上昇時耳が痛くなることがあります。また、網膜剥離などの手術をするときにガスを使うため、このガスと笑気ガスが置き換わってしまいます。手術後のガスが無くなるまで笑気ガスを使うことができません。

5−3.極度に緊張感が強い方

笑気麻酔はすべての人に効果があるわけではありません。緊張感が強すぎたり、過呼吸になってしまうような方は効果が出る場合もあるのですが、一度使って合わない方はお勧めできません。

5−4.妊娠されている方

妊娠されている方は胎児の影響を考えて避けた方がいいです。

6.笑気麻酔ができない方の治療法

6−1.静脈内鎮静法

腕などから点滴剤に混ぜて鎮静剤を入れて、安静にしながら治療を行います。笑気麻酔よりも強い効果が期待できるので、インプラントを何本も一度に入れる大きな治療の時などに使われます。治療後は鎮静効果が収まるまで時間がかかるので、安静が必要です。

6−2.全身麻酔

協力の得られない子供や障がい者、極度の歯科恐怖症の方は全身麻酔にて治療を行います。全身麻酔で行うことによって治療中急に動いてしまうことによるケガなどを防止し、しっかりとした治療を行うことができます。全身麻酔による治療は歯科麻酔医が立ち会い、全身状態を管理しながら行うため、大学病院などの施設で行われます。

7.笑気麻酔の費用

7−1.保険診療3割負担の方

通常の治療費に数百円から千円程度かかります。
患者さん側からすると費用は安くていいのですが、歯医者側からすると手間がかかる割には費用が安すぎてしますので、積極的に保険診療で笑気麻酔を使う歯医者は少ないようです。多くの場合、専門の施設や大学病院で行っています。

7−2.保険外診療

費用は5千円から3万円程度です。
インプラント治療などの外科的な治療を行う場合や、セラミックなどの治療をまとめて行う場合などに使われます。美容整形外科の小さな手術などでも使われているようです。

8.笑気麻酔があまり使われない理由

8−1.笑気がオゾン層破壊する

笑気は二酸化炭素の約300倍の温室効果を持っているガスで、オゾン層破壊の危険性が指摘されています。そのため環境的な配慮により笑気ガスを使わない施設が増えています。

8−2.保険の費用が安すぎる

笑気で虫歯や根管治療を行う場合、治療前後の準備に治療時間と同じ時間がかかってしまいます。そのため保険診療で虫歯などの治療を笑気で行うと、費用に対するコストがかかりすぎてしまうので、積極的に笑気をあつかっているところが少ないようです。そのため大学病院や専門の施設などのように補助金を受けている施設に集中してしまいます。

9.横浜で笑気麻酔を使用している施設

9−1.鶴見大学歯学部附属病院 

http://www.tsurumi-univ-dental-hospital.jp

鶴見大学歯学部附属病院では歯科麻酔科もありますので、笑気麻酔や全身麻酔での治療も行っています。

9−2.横浜市歯科保健医療センター

http://www.yokoshi.net/mobile/

横浜市歯科保健医療センターでは、協力が得られない障がいがある方や子供の笑気麻酔や全身麻酔での治療を行っています。

まとめ

笑気麻酔は治療の痛みや不安を軽減するにはとてもいい鎮静法です。特に親知らず抜歯など不安が大きい処置には笑気麻酔があると安心できますね。

おかざき歯科クリニックの親知らずの抜歯治療の特徴

親知らずの抜歯治療

親知らずの抜歯は腫れや痛みを伴うことが多いです。


おかざき歯科クリニックではできるだけ痛みが軽減するような抜歯法を行っております。


親知らず抜歯前には口の中をきれいにし、抜歯後細菌が感染しないようにします。


また、CTレントゲンで事前に親知らずの方向を確認したり、骨を削る際にはピエゾサージェリーという機械で極力腫れないようにすることなどを行っています。


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