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親知らずの痛くない抜歯法

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親知らずの痛みは突然やってくるものです。今まで虫歯になったことのない人も、しっかり歯磨きをしている方も親知らずの痛みは関係なくやってきます。特に困るのが女性で妊娠中や授乳中ではお薬を控えなければならない時もあります。そこで、親知らずが原因で起こる6つの痛みを紹介します。これから紹介する痛みが出れば親知らずを疑って下さい。また、親知らずを抜歯する際の痛くない方法もご紹介します。

1.親知らずが原因で起こる6つ痛み

1−1.親知らずが虫歯になると痛みが出る

親知らずの虫歯は歯ぐきにおおわれていて、歯科検診では分かりづらく、レントゲン検査が必要です。そのため虫歯が進行してから、突然、痛みが出て神経を取る処置が必要になります。痛みが強い時の神経の治療は麻酔も効きにくく、長時間大きな口を開いていなければならないので、抜歯をすることが多くなります。

1−2.親知らずの歯ぐきが腫れると痛みが出る

親知らずは完全に歯ぐきから出ている歯は少なく、歯ぐきがおおいかぶさっています(歯肉弁)。この歯肉弁と親知らずの間にプラーク(歯垢)がたまり腫れて痛みが出ます。
例えば、親知らずが真直ぐに生えていて、歯ぐきが1/3程度かぶさっている場合は、かぶさっている歯ぐきをとって親知らずを残しますが、親知らずが横に向いていたり、歯ぐきが半分以上かぶっている場合は歯ぐきの腫れ、痛みを繰り返しますので抜歯が必要になります。

1−3.親知らずで顎が痛くなる

親知らずと歯ぐきの間のすき間から細菌が顎の中に入り、化膿して痛み出します。親知らずは顎の中央付近に一番近く、親知らず周辺が痛み出すと顎全体が痛いように感じます。親知らずのまわりに細菌やウイルスが感染すると顎の下のリンパ腺(顎下リンパ節)が腫れ、触ると痛みが出ます。親知らずの腫れは喉の柔らかい組織にも広がり、喉の内側が赤くなり、飲み込む時に痛み出します。

1−4.親知らずが生えかけて痛い

親知らずが出てくる時は一番奥の歯茎を破って出てきます。その時、プラークがたまり歯茎が腫れて痛みが強くなります。また、噛み合う歯の親知らずが先に出ていると、親知らずにおおいかぶさっている歯ぐきを噛んでしまい痛みが出ます。親知らずは横向きや斜めに生えていたり、歯ぐきに食い込む方向に生えることが多く、生えかけて途中で止まってしまい、いつまでも生えかけの状態が続くことで痛みが出るのを繰り返します。

1−5.親知らずから頭痛

free上顎の親知らずの場合、親知らずの根の辺りが副鼻腔と接しているため、親知らずが歯周病や根の先に膿が溜まると細菌が副鼻腔に感染し、副鼻腔炎(蓄膿症)となり頭痛が出ることがあります。蓄膿症になると副鼻腔内に膿がたまり頭痛、鼻づまり、歯痛などの症状が出ます。治すには抗生物質を長期(1ヶ月程)に服用します。

1-6.親知らずが前の歯を押して痛みが出る

親知らずが斜めや、横に向いていると出てくるときに手前の歯を押して痛みとして感じます。また、12歳臼歯が親知らずに押し出され、噛んだ時の痛みとして出ます。例えば親知らずが出てくる力が手前の歯にかかり続けると、離れている前歯の歯が動いて凸凹し、前歯も痛みが出ます。

特に矯正経験がある方は歯が固定されるまで時間がかかる為に、親知らずが横に向いているとせっかく綺麗になった歯並びが戻りやすくなります。

2.親知らずが痛い時、歯医者に行くまでにできる3つの対処法

2−1.我慢をせずに市販の痛み止めをのむ

親知らずが痛い時、すぐには歯医者に行けない時もありますよね。こんな時はとりあえず市販の痛み止めを飲んでください。親知らずの痛みは繰り返すことが多く、痛みが出たり、引いたりします。痛みが強い時は我慢をせずに痛み止めを飲んだ方が体が楽になります。現在市販されている痛み止めは医療機関で出されるものと成分が近いものも販売されています。痛くて何も食べられず体力が低下するより、痛み止めを飲んで体を楽にしてあげてください。

2−2.お口の中を清潔にし、消毒する

親知らずが痛くて歯も磨けない、こんな時は磨けるところだけを磨いて、お口をうがい薬で消毒してください。お口の中に細菌が多くなるとますます痛みや腫れが強くなります。親知らず以外の部分をしっかり磨いて、親知らずはイソジンなどの殺菌作用のあるうがい薬で消毒してあげてください。腫れが引いてくれば徐々に歯ブラシを当てることができ、痛みが落ち着いてきます。

2−3.体力を改善する

親知らずの痛みは細菌と体の抵抗力のバランスが崩れた時に、痛みとして出てきます。体の抵抗力が下がると、もともと不潔になりやすい親知らずの周りの細菌が活動し、親知らずを攻撃して、腫れや痛みが出ます。風邪を引いたり、疲れている時に痛みが出やすいので、休養をとって体力の回復に努めてください。

3.痛くない親知らず抜歯法

3−1.抜歯の前に自分で出来る痛くない抜歯法

お口の中を清潔にした状態で親知らずを抜歯すると痛みを少なくできます

お口の中は無菌状態にはできませんが、細菌が多い状態で抜歯すると、傷口から細菌が多く入り腫れや痛みの原因になります。また、ブラッシングをしっかりして歯ぐきを引き締めておくと、傷口の治りが早く抜歯した後の穴が早くとじます。例えば歯ぐきが腫れ、痛みが強い状態で抜歯すると腫れが強く麻酔が効きにくく、出血が止まりづらいので、歯を抜いた後、痛みや腫れが出やすいです。抜歯前にブラッシングやクリーニングをしっかりしておくと痛みが少なくできます。

健康な状態で親知らずを抜歯すると痛みを少なくできます

お口の中は無菌にすることができないため、親知らずを抜いた後は必ず、抜いた穴に細菌が入ります。抜いた穴には血液がたまり、白血球などが入ってくる細菌と戦い、骨に感染することを防ぎます。疲れや寝不足などで抵抗力が低下している時に親知らずの抜歯をすると治るまでに時間がかかり、痛みが続きます。抵抗力が高い健康な時に親知らずを抜歯した方が痛みを少なくできます。

3−2.親知らずを抜歯の時、歯科医院にて行う痛くない抜歯法

CT検査をし、正確に親知らずの位置を確認してから抜歯する

親知らずを抜歯する前にCT検査で3次元的な検査を行うと、親知らずの生えている方向、根の数、周りの骨の状態を正確に診断することができますので痛みを少なくできます。一般的なパノラマレントゲン撮影では予測と経験で抜歯を行います。CTでは綿密な計画の上で抜歯ができるため抜歯時間も早く、体の負担が少なくて済みます。また、下顎には大きな神経と血管が走っており、これを傷つけると麻痺が起こります。安全面でもCT検査をしてから抜歯をした方がいいでしょう。

ピエゾサージェリーで親知らずを浮き上がらせながら抜歯する

piezoピエゾサージェリーとは三次元超音波振動装置で超音波振動を与えることにより、歯が骨の中から浮き上がらせる機械です。親知らずを抜くときピエゾサージェリーを使うと痛みもなく抜歯することができます。また、神経や血管などを傷つけず安全に必要な骨だけを削ることができます。以前はトンカチやノミを使いながら親知らず周囲の骨を砕いて、抜歯をしていましたが、今ではピエゾサージェリーで安全かつ痛みも少なく抜歯できます。

3−3.抜歯後に痛みを抑える

3−3−1.腫れを防ぐために冷やす

親知らずを抜いた後、濡れタオルや冷えピタなどで冷やすと痛みをすくなくできます。親知らずを抜歯後、体は熱を持ちながら壊れた組織を治そうとします。親知らずを抜いた後の穴の中では入ってきた細菌と戦うために血液中の白血球などが集まり発熱します。その熱が出過ぎると痛みが強くなるため、熱が出過ぎないように冷やします。また、氷などで冷やしすぎると血液の循環が悪くなり修復が遅れますので冷やし過ぎには注意します。翌日からは冷やさない方が治りが早くなります。

3−3−2.うがいを控えて圧迫止血

親知らずを抜いた後の穴には血液がたまり、骨を守りながら歯ぐきがとじ、骨を作って行きます。この時、うがいを何度もしてしまうと穴にたまっていた血液が流れて骨が出てしまい、骨を守ることができず細菌に感染し、痛みが出ます(ドライソケット)。出血が気になるようであればうがいをするのではなく、ガーゼかティッシュを噛んで、抜いた穴を圧迫止血します。またもし、ドライソケットになってしまったら、麻酔をして汚れた穴をきれいにして、新しい血液でおおうようにすると歯ぐきが閉じてきます。

3−3−3.痛みが出る前に痛み止めを服用

親知らずの抜歯の時には抗生物質と痛み止めを服用します。抜歯後には違和感も伴いますので抜歯後当日は痛み止めを服用した方がいいです。翌日、痛みが無ければ痛み止めは中止します。違和感や痛みが気になるようであれば我慢せずに痛み止めを服用します。翌日の消毒の時に止血しているか、痛みや腫れを確認の後、痛み止めの追加や抗生物質の変更を検討します。

まとめ

親知らずと痛みは切っても切れない縁でつながっています。突然でる痛み、繰り返す痛み、抜歯の際の痛み。残念なことに親知らずの痛みは予防することはできません。時として出て欲しくない時に出てきます。痛みのリスクを抱えたまま、妊娠出産するよりも痛みが出る前に痛くない方法で抜歯をした方がいいでしょう。親知らずと一緒に痛みも取り除きましょう。

注意:このページに記載されていることは一般的に起こることです。個人差が有りますので全ての人に起こることではありません。詳しくは歯科医院にてご相談下さい。

おかざき歯科クリニックの親知らずの抜歯治療の特徴

親知らずの抜歯は腫れや痛みを伴うことが多いです。


おかざき歯科クリニックではできるだけ痛みが軽減するような抜歯法を行っております。


親知らず抜歯前には口の中をきれいにし、抜歯後細菌が感染しないようにします。


また、CTレントゲンで事前に親知らずの方向を確認したり、骨を削る際にはピエゾサージェリーという機械で極力腫れないようにすることなどを行っています。


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