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舌が黒い!黒毛舌(こくもうぜつ)の原因と改善方法

舌が黒く、毛が生えているように見え悩んでいる方も多いのではないでしょうか。この舌が黒くなることを黒毛舌(こくもうぜつ)と呼びます。急に舌が黒くなると驚きますよね。黒毛舌は見た目にも心配ですし、口臭の原因にもなります。今回は黒毛舌になる原因と改善方法をお伝えします。ぜひ参考にしてください。

1.黒毛舌(こくもうぜつ)の原因

1−1.抗生物質を長期間のみ続ける

黒毛舌は抗生物質やステロイド剤を長く飲み続けると、口の中の細菌の種類が変化し黒毛舌になることがあります。

長期間抗生物質をのみつづけると、のんでいる抗生物質に弱い細菌は数を減らし、その抗生物質に強い菌は増えていきます。

特にカビの一種であるカンジダ菌は抗生物質が効かないため、増え続けます。カンジダ菌が増えると、カンジダ菌の出す硫黄化合物が血液の中のヘモグロビンと結びついて黒色になると考えられています。

また、硫黄化合物は温泉などの硫黄の匂いと同じように口臭の原因にもなります。

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1−2.体の抵抗力の低下

体の抵抗力が低下してくるとカンジダ菌が増え、黒毛舌になることがあります。カビ菌の一種であるカンジダ菌は体の病気で抵抗力が下がると増え、黒毛舌になることがあります。すぐに改善できない病気もありますが、できるだけ体力を回復し、体の抵抗力を高める必要があります。

1−3.唾液が減る

唾液の中には殺菌作用のある成分が多く含まれています。唾液が減ると口の中の抵抗力が失われ、カンジダ菌が増え、黒毛舌になることがあります。唾液が出る場所のマッサージやよく噛むことで唾液を出し、口の中の殺菌力を戻すと黒毛舌が改善することがあります。詳しくは「口が渇く!唾液が減る!ドライマウスの6つの原因と対策」を参考にしてください。

1−4.タバコのニコチン

タバコのニコチンによって黒毛舌になります。タバコの成分であるニコチンは歯茎や舌の粘膜を黒くします。タバコによってできた黒毛舌は、タバコをやめてもすぐには改善せず、粘膜からニコチンが抜けるまで長期間かかります。

1−5.色の濃い飲食物

コーヒーや紅茶など着色しやすい物を長期間、多量に飲み続けると黒毛舌になります。元々あった舌苔にコーヒーなどが着色することが多いので、コーヒーを控え、舌ブラシで軽く磨いていくと改善することが多いようです。

2.黒毛舌の対処法

2−1.抗生物質をやめる

抗生物質を中止できるのであれば、やめてみます。体のことを考え抗生物質が必要かどうか主治医と相談してください。黒毛舌は体に悪い影響が出るものではありません。体のことを優先に考え、抗生物質の必要性を決めるようにしてください。多くの場合抗生物質をやめれば改善してきます。

2−2.カンジダ菌の検査と薬

口の中にカンジダ菌が多くいるか確認するためにカンジダ菌の検査を行います。唾液を取り、カンジダ菌の培養をして量を調べます。カンジダ菌が多くいるようであれば薬でカンジダ菌の数を減らし、黒毛舌が改善するか確認します。

黒毛舌の状態

舌の表面に黒い毛のような物が生えています。

 

カンジダ菌の培養検査

カンジダ菌がいるか確認するために検査を行います。一つ一つのつぶつぶがカンジダ菌の集まりです。

カンジダ菌の薬/フロリードゲル

フロリードゲルは1日2本から4本を、毎食後と寝る前の4回口の中に行き渡らせ、長く含んだ後飲み込みます。その後30分から1時間は飲食を控えるようにします。通常14日間行いますが、7日間続けて効果がないときは中止します。

黒毛舌の改善

黒い糸状の部分が消えています。

2−3.舌ブラシの使用

黒毛舌は黒くなっている舌苔(ぜったい)なのです。舌苔は口臭の原因にもなるため、舌ブラシで磨いてください。ただし、白い舌苔より、黒毛舌は落としにくいので、磨きすぎないように注意してください。詳しくは「口臭の元!舌が白い舌苔(ぜったい)ができる9つの原因と取り方」を参考にしてください。

W-1舌ブラシ使用③

まとめ

黒毛舌は主に抗生物質が原因のことが多いです。黒毛舌は抗生物質が善玉菌を殺してしまったため、悪玉菌であるカンジダ菌を増やしてしまい起こった結果です。必要な時にはきちんと薬をのむことは重要ですが、薬には必ず副作用があることを忘れないでください。

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