歯のブログを書く私が勧める歯医者一覧

体質改善!鼻呼吸で変わる9つの体の変化と改善法

shutterstock_157866440

気がついたらいつも口で呼吸していたり、口を開けて寝ている方も多いのではないでしょうか。鼻には呼吸するために優れた機能が備わっています。それに対して、口呼吸が多い方は口の中だけでなく、体にも悪い影響を及ぼしているのです。今回は鼻呼吸をすることによって変わる体の9つの変化と改善方法をお伝えします。ぜひ参考にしてください。

1.鼻呼吸で変わる9つの体の変化

1−1.アレルギー体質が改善する

鼻呼吸にすると空気を鼻から吸い込むため、アレルギー物質が直接体に取り込むことを防ぎ、アレルギー体質を改善することができます。鼻呼吸の通り道である鼻や副鼻腔などには、多くの毛が生えていて、アレルギー物質のフィルターとなっています。そのためゴミやチリ、花粉やダニなどアレルギー物質が直接体に入らないようになり、アレルギー体質が改善されます。

1−2.風邪を引きにくい体質になる

鼻呼吸にすると乾燥した空気が直接肺に入り込まないため風邪を引きにくくなります。風邪などのウイルスは乾燥した空気で繁殖します。鼻呼吸にすると鼻の粘膜や副鼻腔の粘膜によって、水分を吸収し湿度が高い状態で気管や肺に入っていき、風邪などのウイルスの活動を弱くすることができます。

1−3.睡眠が良くとれる体質になる

口を閉じ鼻呼吸で寝ると酸素を多く取り入れることができるため睡眠が良くとれる様になります。口呼吸の方は睡眠時無呼吸症候群になりやすく、寝ている時に舌が気道を閉め、呼吸が止まることもあります。良質な睡眠をとることができなくなり、日中眠くなることもあります。詳しくは「歯医者で作る睡眠時無呼吸症候群のマウスピース作製マニュアル」を参考にしてください。

1−4.きれいな歯茎になり、歯周病や歯肉炎になりにくい

鼻呼吸の方は常に口の中が唾液で濡れているため歯茎がきれいなピンク色になります。口の中は何百万の細菌がいますが、歯茎は唾液の成分のリゾチームによって殺菌され、きれいなピンク色を保っています。しかし、口呼吸の方は歯茎が乾燥するため、歯茎に炎症が起こり、赤く腫れ上がってしまうのです。この様な状態が続くと歯肉炎や歯周病が進行してしまいます。詳しくは「歯肉炎を自宅で治療する7つの方法と歯医者で行う最新治療」を参考にしてください。

shutterstock_129331361

1−5.虫歯になりにくい

虫歯は虫歯菌が糖やたんぱく質を餌に、酸を発生させ歯を溶かす脱灰(だっかい)と、唾液の成分で溶けた歯を元に戻す再石灰化(さいせっかいか)のバランスが崩れた時に起こります。鼻呼吸によって口の中の唾液がいつも歯を殺菌してくれるため、虫歯になりにくい口になります。詳しくは「これって虫歯?削らない初期虫歯とキレイに治す虫歯治療」を参考にしてください。

shutterstock_125264990

1−6.歯にステインや着色がつきにくくなる

歯の着色やステインは汚れがついた後、歯が乾燥してしまうとこびりつき、歯ブラシでは落ちにくくなります。鼻呼吸の方は歯の表面が常に濡れているため、着色やステインがつきにくいのです。口呼吸の方は着色がこびりついてしまうため、食後すぐに歯を磨く必要があります。詳しくは「気になる歯の着色を効果的に落とす方法」を参考にしてください。

1−7.口臭を予防できる

鼻呼吸の方は口の乾燥を防げるため、細菌の繁殖を抑え、口臭を予防することができます。口臭は歯や歯茎、舌にいる細菌が出すガスによって発生します。鼻呼吸によって常に唾液が口の中を洗い流している方は細菌の増殖を抑えることができ、口臭も予防できます。詳しくは「意外と知らない?口臭の本当の原因と適切な対処法」を参考にしてください。

1−8.舌がきれいになる

舌には舌苔(ぜったい)というコケみたいな白い部分があります。これは細菌や食べかすが舌の上の細胞の中に入り込んでいる状態です。鼻呼吸で舌が唾液で濡れている方は舌ブラシなどで軽くこすると、きれいなピンク色に戻りますが、口呼吸の方は舌苔が乾燥し、舌ブラシでこすってもなかなか取れないことがあります。詳しくは「口臭の元!舌が白い舌苔(ぜったい)ができる9つの原因と取り方」を参考にしてください。

1−9.口元が引き締まって見える

鼻呼吸の方は口の周りの口輪筋(こうりんきん)が引き締まり、顔や口元が引き締まって見えます。口呼吸の方は唇が緩く、裏返っているように見えるためぼけっとした顔に見えてしまいます。

2.口呼吸から鼻呼吸に改善する方法

2-1.鼻炎等で100%口呼吸の場合は耳鼻科に行く

完全に鼻で呼吸ができない人はまず耳鼻科での治療が必要です。アレルギー性鼻炎、蓄膿症等の治療を行いある程度鼻の通りをよくする必要があります。また、虫歯などによって副鼻腔炎(ふくびくうえん)を起こし、鼻が詰まっている場合は歯医者での治療が必要です。詳しくは「いつまでも治らない副鼻腔炎/原因は虫歯かもしれない!」を参考にしてください。

2-2.寝るとき唇にテープを貼る

通販等で売っている鼻呼吸テープというものがあります。鼻につけるものではなく、夜寝るときに唇を閉じるために使うものです。唇を閉じる意識を付けるためには効果的です。

2-3.多少苦しくても鼻で呼吸し、鼻の機能を活性化させる

鼻呼吸が多少出来るようなら、無理してでも鼻呼吸を行います。まず鼻呼吸を意識しながら日常の生活を行います。次に軽い運動をした時もできるだけ鼻呼吸をし、始めは鼻呼吸の割合が10%程度でも意識して行なうとその割合は増えていきます。shutterstock_172592771

2−4.睡眠時無呼吸症候群用のマウスピース

睡眠時無呼吸症候群用のマウスピースは、上下のマウスピースを固定した装置です。前歯の部分に隙間がありますが、この隙間を徐々に小さくしていくことによって、鼻呼吸の割合を増やしていきます。睡眠時無呼吸用のマウスピースを作製する場合は呼吸器科の依頼書が必要です。保険診療で1万円程度です。依頼書等ない場合は自費診療となり3~5万円程度です。

2-5.子供の口呼吸と出っ歯を改善するマウスピース矯正

子供の歯並びは舌や口の周りの筋肉、そして呼吸の仕方によって悪くなります。T4Kという装置を使いながら歯並びを悪くしている原因を根本的に治療をする方法です。これにより口呼吸と歯並びを同時に治療していきます。詳しくは「うちの子大丈夫!子供の歯並びが悪くなる7つの癖と8つの異常」を参考にしてください。

2-6.緩んだ口の周りの筋肉をトレーニングするMFT

口呼吸の方は口をいつも開けているため、唇が反って、筋肉が弱い方が多いです。口腔筋機能療法MFT(Myofunctional therapy)とは、舌や口の周りの筋肉を正しく使えるように練習することです。歯医者では矯正治療の一部として行っているところが多いようです。MFTを行うことによって口の周りの筋肉を鍛え、しっかり口が閉じられる力をつけていきます。

2-7.上顎と鼻腔を拡げ鼻の通りを良くする拡大床

小学生までの年齢であれば上顎を広げることによって鼻腔を広げることができます。上顎と鼻腔はつながっています。狭くなってしまった上顎を矯正装置によって広げ、一緒に鼻腔を広げることによって鼻の通りがよくなります。詳しくは「子供の歯並びを治す!矯正治療の事例と適切なタイミング」を参考にしてください。

 まとめ

呼吸は無意識に人間が行う行為です。しかし、一部では小さい頃の癖として口呼吸が定着してしまい、大人になっても続いてしまう方もいます。大人になってから癖を治すのはとても難しいことですが、改善できれば体にとって大きなメリットです。ぜひ、1度自分はしっかり鼻呼吸ができているか確認してみてください。

歯のブログの購読はFacebookが便利です