ほうれい線や歯茎下がりに効果的!歯科で行うアンチエイジング治療とは 

【執筆】小川 朗子

アンチエイジングデンタルクリニック恵比寿 院長

歯科においてのアンチエイジングでは、お口の機能を落とさずに歯を健康に保 ち、見た目もお口の中も若々しく保つことを目的としています。
歯は、私たちが心身ともに健康に過ごすためにとても大切な体の一部です。毎日 の生活を快適に過ごすために「歯」「口」の健康がとても重要なことをご存知で しょうか?

歯は、生きていく上で必要不可欠な栄養を最初に体に取り入れる大切な消化器 官であり、話す、食べる、笑う、人とのコミュケーション、など毎日の生活に欠 かすことのできないパーツです。美味しく食事を味わい、人との関わりを積極的 に行えるのも健康な歯があってこそなのです。

また、噛み合わせの悪さや歯のないまま過ごすことで現れてくる顔や口の歪み、 シワ、たるみ。お手入れ不足や古い治療のままの前歯によって変色した歯など見た目のコンプレックスも歯が原因で引き起こされます。 これほどまでに生活の質に関わってくる歯の健康をより良い状態で維持し、さ らに向上させようとするのが歯科におけるアンチエイジングです。

現在では、歯の健康を維持し、口元を美しく保ち、お口の機能をより向上させる ためのアンチエイジング医療が歯科分野でも浸透してきています。

例えば、噛み締めや食いしばりによる咬筋(顎の筋肉)の過度な張りや硬直を緩 めて症状を軽減できるボトックス注入療法や、唇のシワやほうれい線の改善、歯 と歯の間の歯肉の隙間を埋めたりできるヒアルロン酸注入療法。

また、歯肉の血行を促して歯肉を引き締めたり、唾液分泌を促進させることでド ライマウスにも効果的な歯肉マッサージ法や歯肉の色を綺麗にする歯肉ピーリ ング、唇のケアとして効果の高いリップエステ、お顔の筋肉を鍛えてシワやたる みを予防改善するフェイシャルトレーニング、舌トレーニングなど、歯科医院で 行う治療と自分でできるセルフケアも含め、様々なアンチエイジング歯科治療 があります。

そして、最新のアンチエイジング医療では、歯周病の改善や全身のアンチエイジングにも効果的な点滴療法もあり、当クリニックではとても人気の高い治療で す。

このように、見た目を良くするだけでなく、お口周りや口腔機能をより良い状態 にしてくれる歯科のアンチエイジングは、毎日を快適に過ごすためのプラスの 医療として今後はもっと浸透していくでしょう。

1.ほうれい線や歯肉下がりにヒアルロン酸注入療法

ヒアルロン酸は、私たちの生体内に元々存在しているもので、関節治療でも用い られている安全な成分です。 シワ治療で使われるヒアルロン酸は、関節の治療で使われるものより組織に長 く残りますが、基本的には組織吸収するため、半年から1 年でその効果はなくなっていきます。

1−1.歯科で行えるヒアルロン酸注入の範囲

唇の縦シワ、口周辺のシワ 歯肉退縮による歯肉のすき間 ほうれい線 唇のボリュームアップ 口角のリフトアップ マリオネットライン フェイスライン お口周りのどの部位に注入するかで、ヒアルロン酸の種類、硬さを選択します。 通常、1回の施術で即日で効果を実感できます。
※シワやほうれい線の深さなどにより、追加で注入することもあります。

1−2.ヒアルロン酸の副作用は?

基本的に、生体内に存在する成分のため副作用はありませんが、皮膚の薄い方や ヒアルロン酸を注入する部位によっては、注入後に刺し跡に赤みが出たり、腫れ たり、稀に内出血が起こることもあります。

通常、赤みは数時間から翌日までに 引くことがほとんどで、個人差もありますが必ず引いて来ます。 内出血が起きた場合は1週間から2週間程度で組織に吸収されて引きますのでご安心ください。

1−3.口の中からも注入できるのは歯科医師だけ

お口の中からもヒアルロン酸を注入することができます。皮膚に針跡を残した くない方にも向いています。 また、歯肉が下がってしまい、歯と歯の間の歯肉の隙間が空いてしまっている場 合(ブラックトライアングル)などにも適応します。

隙間の幅や量にもよります が、矯正後にできてしまった歯肉の空隙閉鎖にも用いることがあります。 見た目の改善だけでなく、空気が漏れる、物が詰まる、などの症状の改善にもヒ アルロン酸は有効です。

1−4.術後のダウンタイムがない 効果が即日で体感できる

歯科でのヒアルロン酸の良い点は、術後、多少の赤みが出る場合もありますが、 通常は全くダウンタイムがなくすぐのメイクも可能です。人にも気がつかれる ことがありません。

また、注入した直後からシワが改善したり唇がふっくらしたりと即効性が体感できることもメリットの一つです。 ヒアルロン酸注入の効果は、約半年から1年くらいです。効果の持続性 は個人差もありますが、徐々に組織に吸収されてなくなってしまうのでまた気 になった時に追加の注入を行う必要があります。

1−5.施術方法

1、 注入する部位を消毒します。通常、麻酔は行いませんが、口内は、麻酔を することもあります。

2、 改善を要する部位にヒアルロン酸を注入していきます。シワの深さや長 さによって何箇所かに打ちます。注入の範囲や量にもよりますが施術時 間はおおよそ20分くらいです。

3、 これで注入は終了です。

注入当日は、注入部位をあまり触らないようにしてください。また、顔の マッサージや飲酒、運動は避けてください。血行が良くなると、刺入部位が赤くなったり、内出血の原因になることもあります。 歯科で行うヒアルロン酸注入は、どの歯科医師でも行える治療ではあり ません。トレーニングを受け知識を持った、資格を取得している歯科医師 のもとで行えます。

2.歯ぎしりや食いしばり改善にボトックス注入療法

歯科で行うボトックス注入療法は、顎周りの筋肉(咬筋) の過度な発達と固く萎縮している状態を和らげて筋肉を緩める治療です。 1回の施術で約3ヶ月から6ヶ月の効果が続きます。(個人差があります) 注入後数日は顎の疲労感が出る場合もありますが、徐々に消失します。 個人差もありますが、顎の噛み締めがなくなった、顎周りが楽になった、エラ はりが取れてフェイスラインがシャープになった、小顔になった、などの効果が得られます。

治療前

治療後

治療前

治療後

2−1.ボトックス注入療法は、このような方におすすめ

  • 強い食いしばりで顎周りの筋肉が発達してしまっている方(エラが張ってい る方)
  • 寝ている時の歯ぎしりと噛み締めが原因で顎の痛みを感じる方
  • セラミックの詰め物などが治療してもすぐに割れたり欠けたりしてしまう方
  • 噛み癖のバランスが悪く顎周りの輪郭が左右非対称になってしまっている 方
  • 食いしばりや過度な噛み締めの力が原因で奥歯の歯周病が進んでしまって いる方
  • 神経のない奥歯の根が割れてしまい抜いた経験がある方
  • 咬筋が張っている方の場合、インプラント治療の長期安定のため
  • 笑うと、歯茎が見えてしまう方

2−2.副作用

術後しばらくは顎が疲れやすい、硬いものが噛みにくい、などです。ですが、この症状も次第になくなります。 通常、歯科医院で行うボトックス治療は、美容目的ではありません。小顔になっ たり、フェイスラインがシャープになると言った美容効果はあくまでも良い意 味での副作用です。

2−3.歯科のボトックス治療の本来の目的

噛み合わせ治療や顎関節治療のひとつとして 顎周りの筋肉を和らげて咬筋の過度な緊張を起こさないようにする。

補綴治療後の歯やインプラント治療後の予後を良くし、長期的安定を計るため 歯ぎしりや食いしばりによる症状の改善には、ファーストステップとしてマウ スピース療法を行いますが、顎周りの筋肉が張っている方やマウスピースその ものを装着することが難しい方には、ボトックス注入を選択することもありま す。

患者さんの症状や希望に応じて必要のある場合に限ってボトックス注入を行い ます。 ヒアルロン酸注入と同様に専門的な知識と技術が必要とされる治療ですので、 知識と経験の豊富な歯科医師のもとで行うようにしてください。

3.最新の歯科アンチエイジング治療として点滴療法

お口の健康維持にも関わり、全身の健康増進も行える点滴療法も歯科で受ける ことができます。疲労回復や免疫力アップなどの効果や様々な不調の改善だけ でなく、歯科治療としても点滴が非常に有効なことが分かってきました。

3−1.歯周病改善と外科処置の回復を早め、美容効果も高い高濃度ビタミン 点滴

ビタミンC 療法は、1970 年代にビタミン c研究の第一人者であるライナスポーリング博士に より提唱された治療法です 高濃度ビタミンC療法は、アメリカや日本でも、がん治療として行われているほか、アンチエイ ジングとしても多くの効果が認められています。

また、現在では歯科治療と併用することで非 常に良い効果をもたらすことが分かってきています。 点滴で大量のビタミンC を入れることで血中濃度を一気に高めることができ、それは内服で 摂取する量の 10倍、20 倍以上にもなります。 継続して行う事で効果が持続します

3−2.高濃度ビタミンC点滴の効果

  • 抗酸化作用(活性酸素除去)
  • 免疫力向上
  • 疲労回復
  • 紫外線や放射線被曝から細胞や遺伝子を守る
  • 抗炎症、止血、傷の回復促進
  • 歯周病の改善
  • コラーゲンを生成して、血管や粘膜、骨、皮膚を強くなる 解毒作用
  • メラニン生成を抑えてシミを防ぐ、美白効果
  • ウイルスなどの感染予防 など

歯科治療での高濃度ビタミンc点滴 高濃度ビタミンC点滴は、歯科治療においても非常に有効です。 歯、歯槽骨、歯肉などの歯周組織の修復や強化、特に歯周病の腫れや出血など炎症症状の 改善、抜歯やインプラントなど外科処置後の傷の回復と治癒の促進、活性酸素の除去の効 果があります。

点滴は、血中に速やかに入ることで即効性があり、すぐに体感できること、定期的に継続する ことで栄養素の血中濃度が保たれるため歯周組織にもその効果が現れます。

4.きれいな血色の良い歯肉を作り、唾液分泌も促進!歯周病も予防改善する歯肉マッサージ

歯肉には、毛細血管が巡り、たくさんのツボがあるため、それらをマッサージして軽い刺激を 与えることで様々な良い効果が得られます。

4−1.方法

指で優しく、くるくると螺旋を描くように上下の歯肉全体をマッサージ。頬の内側からも 上に引き上げるようにマッサージを行います。専用のジェルをつけて行いますので、痛くなく 程よい刺激がとても気持ち良く、リラクゼーション効果も高いです。

4−2.効果

  • 唾液分泌の促進
  • 口臭予防
  • 歯肉の引き締め
  • 血流促進
  • 血色改善
  • 頬のリフトアップ
  • 口内 のリラクゼーション効果

4−3.こんな方におすすめ

歯肉から出血する、口臭が気になる、ドライマウス、お口の乾燥感がある、歯肉の赤みや腫 れが気になる。タバコによる血行不良、ほうれい線が気になる

5.歯肉の黒ずみ、色素沈着を治す歯肉ピーリング

歯肉の黒ずみやメラニン色素沈着を治す方法です。歯肉に麻酔をして黒ずみやメラニン色素 のある部分に薬剤を塗布します。数分おいてから拭き取って終了です。 処置後は歯肉が白くなりますが、1週間ほどで白い部分が剥離してピンク色の歯肉になりま す。色素沈着の状態によっては、1回〜2回の処置が必要になることもあります。

治療前

治療後

治療前

治療後

6.1回でふっくら艶々の唇になるリップエステ

唇に縦じわがあったり、乾燥して荒れた唇を、艶やかな潤いのある唇にするリップトリートメン ト。歯科医院での歯のクリーニングや歯肉マッサージと一緒に行うことで口元がよりきれいに なります。 クリーニング同様に定期的なケアをすることで皮膚の薄い唇を保護して荒れのない状態を維 持します。

6−1.方法

1、荒れた唇を角質柔軟成分のセラムでマッサージ。表面を滑らかにして古くなった角質を除 去して保湿成分が浸透するように整えます。

2、医療用に開発された唇専用美容液で唇をマッサージして血行促進します。美容液成分が しっかり浸透して内側からハリと弾力を引き出します。

3、マッサージ後は、さらにたっぷりの保湿ジェルを重ねてホットパックをします。温熱刺激と 蒸気で保湿成分を浸透させます。温熱効果で血行も促進されて唇の色が見違えるほど鮮や かになります。

4、ホットパック終了後は、柔らかくなった唇を優しくマッサージします。これにより保湿効果が とふっくら感が長持ちします。

記事および写真はアンチエイジングデンタルクリニックの小川先生による執筆および提供です。。

7.おすすめクリニック

恵比寿のアンチエイジングデンタルクリニック

東京都渋谷区恵比寿西1-4-1 VANDAビル2F
http://www.a-a-d-c.com/care2/injection/

http://www.a-a-d-c.com/care1/gum-care/

下段_AADC恵比寿

院長 小川 朗子(おがわ あきこ)
1996年 鶴見大学歯学部卒業 歯科医師 抗加齢医学会認定専門医

■所属学会等
・日本抗加齢医学会
・抗加齢歯科医学研究会
・ドライマウス研究会
・日本審美歯科学会
・日本矯正歯科学会
・日本アロマ環境協会
・日本抗加齢医学会認定専門医
・アライン社認定インビザラインドクター
・アロマテラピーアドバイザー
・点滴療法研究会
・高濃度ビタミンC点滴認定医

都内開業医勤務後、2006年にアンチエイジングエイジングデンタルクリニック恵比寿開院
矯正歯科、審美歯科だけでなくアンチエイジング医学を取り入れ、エイジングケアの観点から健康で美しい口元を保つための治療も行っている。
OZmallやマツモトキヨシなど多数の講演活動や雑誌、webサイトなどの各メディアでも活躍中

おかざき歯科クリニックのホワイトニングの手順

ホワイトニング

自宅で歯を白くしたいと思っていませんか?


ホームホワイトニングは、自宅で歯を白くすることができる方法です。


ただし、正しい知識と正しい手順で行なわないと、ホワイトニングの効果が薄れてしまうことがあります。


おかざき歯科クリニックで行なっているホワイトニングの方法をご説明します。


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【執筆】小川 朗子

アンチエイジングエイジングデンタルクリニック恵比寿 院長
1996年 鶴見大学歯学部卒業
歯科医師 抗加齢医学会認定専門医

都内開業医勤務後、2006年にアンチエイジングエイジングデンタルクリニック恵比寿開院
矯正歯科、審美歯科だけでなくアンチエイジング医学を取り入れ、エイジングケアの観点から健康で美しい口元を保つための治療も行っている。
OZmallやマツモトキヨシなど多数の講演活動や雑誌、webサイトなどの各メディアでも活躍中

【監修】岡崎 弘典

日本口腔インプラント学会
日本矯正歯科学会
マロ・クリニック研修オールオンフォーインプラント、ポルトガル・リスボン2010年
イナーキ・ガンボレラ研修審美インプラント、スペイン・サンセバスチャン2012年
障がい者歯科一次医療機関
神奈川県摂食・嚥下障害歯科医療相談医
がん歯科医療連携登録医

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