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自宅でできる歯垢除去と歯医者で行う歯石除去

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歯垢と歯石の違いをご存知でしょうか。歯垢はベトベトした軟らかい細菌の塊で、歯石は歯垢が軽石のように固まったものです。そして歯垢は毎日自宅で行う歯垢除去と、3か月に1度程度、歯医者で歯垢と歯石を一緒に取ってもらうものとがあります。今回は自宅で効率的に歯垢除去をする方法と歯医者で行う歯垢や歯石の除去法をお伝えします。ぜひ、参考にしてください。

1.歯垢と歯石の違い

1-1.歯垢とは細菌の塊

歯垢とは歯の表面についている細菌の塊(プラーク)です。歯と強く付いているために口をゆすいだだけでは落ちず、歯ブラシなどで毎日こすり落とす必要があります。歯を磨かなければ歯垢はどんどん増え、乳白色から黄色くなっていきます。また、歯垢は発酵して、口臭の原因になります。

ちょっと詳しく

14川などの石の表面はヌルヌルしていますよね。これはバイオフィルムといって水中に硬いものがあると、硬いものの周りに膜が出来ることを言います。お口の中も同じで唾液の中に歯がおり、その周りにバイオフィルムが出来ています。ただし、お口の中は細菌が多い場所なのでこのバイオフィルムに細菌が感染し、虫歯や歯周病を起こしています。

1-2.歯石とは歯垢が石灰化したもの

歯垢が溜まると唾液の成分によって歯石になります。唾液には歯を再石灰化させるために多くのリンやカルシウムが溶けています。歯垢が48時間程度付きっぱなしになると唾液の成分と結びついて歯石になってきます。また、歯茎に出血がある方は歯垢と血液が結びついて歯石になります。特に歯茎の中でできている歯石は歯周病の大きな原因となります。

参考記事
食べカスじゃない!歯垢によって起こる7つの危険
絶対歯石を取ったほうがいい本当の理由

 

2.自宅でできる歯垢除去で効果的な時間帯

2-1.食後30分以内に行う

歯垢は食べかすではなく細菌の塊です。お口の中の細菌が食事の時に摂った糖やたんぱく質を分解し、栄養としてます。細菌が分解する前に歯磨きをしてしまえば、細菌の活動を弱くすることができます。

2-2.夜寝る前が効果的

寝ている間は唾液の量が少なくなります。唾液は細菌の活動を抑える働きがありますので、お口の中が細菌だらけで寝てしまうと、寝ている間に虫歯や歯周病が進行しやすくなります。

3.自宅でできる歯垢除去で効果的な方法

3-1.歯ブラシは月に一回替える

P1000670歯ブラシは使っているとコシが無くなり、歯垢除去の効果が落ちてきます。せっかく丁寧に歯磨きをしても、毛先が開いている歯ブラシやコシが無くなっている歯ブラシでは歯垢がほとんど落ちていないこともあります。月に1回程度、歯ブラシを交換することによって効果的に歯垢を落とすことができます。

3-2.デンタルフロスを使う

デンタルフロスは歯と歯の歯垢を除去することができます。歯ブラシでは歯と歯の間の歯垢はほとんど落とすことができません。虫歯や歯周病は歯と歯の間から始まります。デンタルフロスの習慣を小さなときから付けていれば歯の悩みのほとんどが解消できるはずです。詳しくは「歯医者は絶対やっている!デンタルフロスで虫歯や歯周病を防ぐ方法」を参考にしてください。

3-3.歯間ブラシを使う

歯茎が下がってくるとデンタルフロスでは効率が悪くなってきます。歯と歯の間に歯間ブラシを入れることによって隙間の歯垢を効果的に落とすことができます。詳しくは「歯の隙間にはこれ!歯医者が歯間ブラシを勧める3つの理由」を参考にしてください。

3-4.歯磨き粉を使う

食器を洗うときに水だけよりも洗剤を使ったほうがよく落ちるように、歯を磨くときも歯磨き粉を使ったほうがよく落ちます。また、歯磨き粉の中には歯茎の炎症を抑える薬や虫歯を予防するフッ素が含まれていますので、歯周病や虫歯予防に効果的です。

3-5.電動歯ブラシを使う

電動歯ブラシは上手に使えば歯垢を短時間で効果的に落とすことができます。ただし、歯ブラシと同じように毛先が当たっていないところの歯垢が落ちるわけではないので、過信は禁物です。使い方をマスターし、替えのブラシを3か月に一度交換し、デンタルフロスも使うようにしてください。

4.思ったより歯垢除去できない道具

4-1.エアーフロスでは歯垢は落とせない

話題のエアーフロスですが、歯医者でお勧めする方は少ないのではないでしょうか。歯垢はこすり取らなければ絶対に落ちないものです。エアーフロスで取れるのは詰まった食べかす程度だと考えてください。

4-2.ウォーターピックは歯垢ではなく汚れを落とすだけ

ウォーターピックは水圧で汚れを落とすものです。歯垢を落とすには長時間直接当て続けないと落ちません。費用、時間を考えるとあまり効果的なものではありません。

5.歯医者で行う歯垢除去

5-1.自分で取りきれなかった歯垢除去

__ (2)歯垢を100%落とすことは歯科医自身でも難しいものです。しかも毎日落とし続けることは至難の業です。歯磨きで60%、デンタルフロスで20%、合計80%を自分で歯垢を除去します。残り20%は3か月に1度、歯医者で落とすようにすれば効果的な歯垢除去ができます。

5-2.歯周ポケット内の歯垢

4mm以上の歯周ポケットがある方は、歯周ポケットの奥まで歯ブラシが届かないため、自分で歯周ポケット内の歯垢を除去することができません。歯医者で歯科衛生士に1~3か月に一度、定期的に歯垢を除去してもらわなければ歯周病が進行してしまいます。

5-3.歯石や歯石になり始めた歯垢

歯石や歯石になり始めた歯垢は歯ブラシだけでは除去することができないため、歯医者で歯科衛生士に除去してもらう必要があります。一度歯石になると、歯の表面がざらついてくるために、より歯石が付きやすくなります。

5-4.超音波の振動で除去する

歯垢や歯石は歯科衛生士が超音波の振動を加え、細菌や歯石を破壊しながら除去していきます。特に歯周ポケット内の歯垢は自分で取れないため何か月もの間細菌が繁殖している状態になります。超音波の振動を歯周ポケット内から水分を通して、細菌に与えることによって細菌の細胞膜が破壊されて細菌が死滅します。ただ、3か月程すると細菌はもとの数に増えてきますので定期的に歯垢除去を行う必要があります。

まとめ

歯垢除去の9割以上は自宅で行うことが重要です。しかし、自宅で行う歯垢除去だけでは虫歯や歯周病を防ぐことができないのも事実です。自分で取りきれない歯垢を除去することが歯医者の仕事です。

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