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大人の矯正歯科の選び方と歯周病など注意すべき7つのこと

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大人になると歯並びは気になるがどこの矯正歯科で治療をしたらいいのか迷いますよね。矯正歯科の多くは矯正専門医が治療を行っています。しかし、実は大人の歯列矯正は歯だけでなく歯周病や差し歯などがあり、歯並びだけでなく他の治療をしなくてはいけない場合が多いのです。歯並びは治ったが歯周病で歯が抜けてしまったとか、矯正治療中に歯が痛くなり矯正器具を外さなくてはならないとか多くのトラブルが発生することも多いのです。現在は矯正歯科専門ではなくても矯正治療を取り入れた治療を行っている矯正歯科もあります。今回は大人になってから歯列矯正をする場合の矯正歯科の選び方と歯周病など注意すべき7つのことについてお伝えします。ぜひ、参考にしてください。

1.大人の歯並びを治す矯正歯科の3つの選び方

1−1.出っ歯や受け口がひどい方は矯正治療専門医

矯正治療専門医は歯列矯正の専門家です。通常では難しい極端な出っ歯や受け口などを治すには矯正専門医で治すことをお勧めします。特に外科的な矯正を伴う顎変形症(がくへんけいしょう)などの治療は矯正専門医で行った方が綺麗に治すことができます。詳しくは「顎のずれ!顎変形症で知っておきたい10の知識と治療の流れ」を参考にしてください。

1−2.歯の揺れや歯茎下りが気になる方は歯周病専門医

30歳を過ぎると歯周病が歯に影響することが多くなります。歯周病の状態のまま歯列矯正を行ってしまうと、歯の揺れが大きくなったり、歯並びは良くなったが歯茎下りがひどくなってしまうことがあります。歯周病専門医では歯並びを治す前に歯周病を改善し、歯列矯正を行っている最中も歯茎の状態を管理できるので、歯周病にかかっている方は歯周病専門医の矯正歯科で歯列矯正をすることをお勧めします。詳しくは「歯周病専門医が行っている最新治療法と一般歯科との治療の違い」を参考にしてください。

1−3.差し歯やインプラントを行う場合は噛み合わせの治療

差し歯が多かったり、奥歯に歯がない部分があったり、歯列矯正を含めて全体的に治したい場合には、噛み合わせを行っている歯医者で歯列矯正を行います。矯正専門医では被せ物やインプラント治療は矯正治療終了後に他の歯医者に依頼をして治療を行います。しかし、噛み合わせ治療を全体で行っている歯医者では歯の動きを予測して、インプラントなどの治療を同時進行で行えるため、時間やバランスのいい治療がおこなうことができます。詳しくは「初めてのインプラントをする方必見!インプラントの治療ガイド」を参考にしてください。

2.大人の歯列矯正の注意すべき7つのこと

2−1.目立たない矯正装置を使うことが多い

社会人になってからの矯正治療はできるだけ目立たない装置で治療を希望される方が多いです。そのためマウスピース矯正や舌側矯正、透明ブラケットなどを使い、できるだけ本人の意向を考慮しながら治療を進める必要があります。そのため、矯正料金が割高になることがあります。詳しくは「マウスピース矯正/30代から60代の女性に人気の透明な歯列矯正」を参考にしてください。

2−2.矯正治療後歯茎が下がりやすい

大人の方の矯正治療は歯を動かす距離や歯の状態によって歯茎が下がってしまうことがあります。また治療前にもともと歯茎が下がっている歯もあります。そのため、治療前や治療後に下がった歯茎を回復させる処置を行う場合があります。詳しくは「下がった歯茎や骨を再生させる方法」を参考にしてください。

2−3.痛みが強く出やすい

大人の方の歯列矯正は歯茎や歯を支えている骨が子供に比べて硬くなっているので、歯を動かす時に痛みが出やすくなります。そのため、できるだけ弱い力でゆっくりと動かすため時間が長くかかります。詳しくは「歯科矯正の痛みについて知っておきたい4項目」を参考にしてください。

2−4.歯周病が悪化しやすい

歯周病を改善せずに歯列矯正を行うと歯の周りの骨が溶け、歯周病が悪化してしまうことがあります。歯周ポケットが深い状態で歯列矯正で歯を動かしてしまうと、より歯周ポケットが深くなり、場合によっては歯が抜けてしまうこともあります。歯周病で骨がなくなっている場合には、先に骨を再生させてから歯列矯正を行います。

2−5.根尖病巣(こんせんびょうそう)が悪化しやすい

歯の神経がない場合には歯の根の先に根尖病巣という膿が溜まって骨が溶けていることがあります。根尖病巣を治療してから歯列矯正を行わないと歯茎の腫れや痛みが出ることがあります。詳しくは「歯根の膿/根尖病巣(こんせんびょうそう)の8つの症状と治療法」を参考にしてください。

2−6.差し歯が入っていることがある

大人の歯列矯正では差し歯や被せ物があり矯正装置をつけることが難しいことがあります。また、歯を動かすことによって歯茎との境目が広がってしまいます。差し歯を仮歯にしてから治療を行ったり、被せ物に穴を開け、矯正装置をつけて、最終的に被せ物をやり直すこともあります。

2−7.歯が動かない場合もある

大人の歯列矯正は歯の周りの骨が硬くなっていたり、歯が動きにくくなっていたりして計画通り歯が動かない場合もあります。歯が動かない場合や動きが悪い場合は歯列矯正だけでなく、被せ物や詰め物で隙間を埋めるように対応します。

3.おかざき歯科クリニックの治療例

部分矯正、セラミックを行った治療

歯が割れてしまった銀歯を一本抜歯し、前歯だけの部分矯正である程度の凸凹を揃えています。

前歯や銀歯をセラミックに変えて噛み合わせを改善しています。

大人の方の歯列矯正は部分矯正やセラミックなどで行うことが多くなります。

まとめ

大人の歯列矯正は歯周病や差し歯などがあり、矯正だけでは治療が行えないことが多くあります。そのため矯正だけでなくトータルな治療ができる矯正歯科か、他の専門医と連携のとれている矯正専門医で治療する必要があります。ぜひ、矯正歯科を探す時の参考にしてください。

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