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歯医者で撮るレントゲンの被ばく量と妊婦のレントゲンについて

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歯医者では診療の時にレントゲンを撮りますが、レントゲンは体に影響がないのか、妊娠中でもお腹の中の赤ちゃんは大丈夫なのか心配な方も多いのではないでしょうか。歯は硬い組織のためにレントゲンを撮らなくては正確な診断をすることができません。しかし、実は歯医者で撮るレントゲンの被ばく量は日本人が一年間に自然に浴びる放射線の1/200程度なので、ほとんど体に影響を及ぼすことがないのです。特に歯医者の場合は鉛防護衣をつけることが多くより安全に、レントゲンの検査ができるのです。今回は歯医者で撮るレントゲンの被ばく量とその比較についてお伝えします。ぜひ参考にしてください。

1.歯医者のレントゲンとは

歯医者で撮るレントゲンは歯や顎の骨の硬い組織の変化を確認するために撮影します。レントゲンの検査によって虫歯や顎の骨にできた膿の袋、副鼻腔炎なども確認することがでます。また、近年はCTレントゲンなどの普及に伴い、3次元的に顎の状態を確認して、インプラント治療においては必須の検査となっています。

2.歯医者で撮るレントゲンの被ばく量と自然被ばくとの比較

日本人が一年間に自然に被ばくする放射線量2.0mcvを基準としています。

2−1.歯のレントゲン0.01mcvで自然被ばくの1/200程度

歯のレントゲンは虫歯の深さや歯を支えている骨の高さを細かく見るために撮影します。特に歯と歯の間の虫歯は見た目では確認することが難しいため、歯のレントゲンを定期的に撮影し、歯の痛みが出る前に必要であれば治療を行います。詳しくは「歯の根の先に膿が溜まる歯根嚢胞/8つの症状と治療法」を参考にしてください。

2−2.顎のレントゲン0.03mcvで自然被ばくの1/66程度

顎のレントゲンは大きな虫歯や親知らずなどの位置や方向を確認するために撮影します。顎のレントゲンはパノラマレントゲンとも呼び顎全体を確認することができます。歯のレントゲンのようにレントゲンのフィルムを口の中に入れないので、顎の奥深くにある親知らずを確認するのに有効です。詳しくは「親知らず抜歯の費用/まっすぐ・横向き・埋まっている手術の料金と手順」を参考にしてください。

2−3.CTレントゲン0.1mcvで自然被ばくの1/20程度

CTレントゲンは歯や顎を3次元的に映し出すレントゲンです。インプラントや上顎洞炎、複雑な歯の根の形を正確に診断することができます。特にインプラント治療を行う場合は必ずCTレントゲンで骨の状態を確認する必要があります。詳しくは「インプラントの失敗と安全ガイド」を参考にしてください。

3.歯医者でより被ばく量を低くしている対応策

3−1.防護エプロンにより不要な被ばくを避けている

歯医者ではより被ばく量を少なくするために鉛の入った防護エプロンを使用します。そのため、より少ない線量で効果的な診断をすることができます。

3−2.デジタル化し、被ばく量を1/8程度に低下させている

近年の歯医者ではレントゲンをデジタル化し、従来のフィルムによるレントゲンの被ばく量を1/8程度にしています。 

 4.国立研究開発法人放射線医学研究所による放射線被ばくの早見図

放射線見取り図

詳しくは「レントゲン被ばく早見図」を参照ください。

5.妊婦の歯科治療やレントゲン

妊娠中の妊婦へのレントゲンを極力避けることは必要です。ただし、歯医者でのレントゲンは自然に被ばくするよりもごく少量で、安全性は高いものです。多くの歯の治療はレントゲンの診断が必要となります。レントゲンを撮らずに目測で治療を行えばより悪化し、血液から胎児への細菌感染や痛みによるストレスの方が胎児に影響を与えます。歯科医師によって考え方は異なりますので、妊娠中のレントゲン撮影については、かかりつけの歯医者でよく相談の上、行ってください。詳しくは「妊婦ができる歯医者での歯科治療と避けた方がいい治療」を参考にしてください。

 まとめ

歯科治療におけるレントゲンの診断はとても重要なものです。正確な治療を行う歯医者ではより多くのレントゲンを撮影します。治療前の診断や治療中、最終的な確認などレントゲンは欠かせないものです。以前に比べX線の照射量も少なく、鉛のエプロンをかけているのでほとんど気にしなくていいほどの被ばく量です。被ばくという言葉に惑わされず、症状が悪化する前に適切な診断の上、治療をすることをお勧めします。

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